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「Victoria 3」プレイ日記:日本編 第8回

Vic3 その他

19~20世紀が舞台の国家シミュレーションゲーム「Victoria 3」を日本で遊ぶプレイ日記第8回。今回は1818~1932年、ゴムを確保するための植民地獲得から。

前回:日本編 第7回

第1回はこちら。


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1918年

現在の日本の法律

前回で制定を開始していた「制限選挙」の制定に成功。制定運動が発生していたため体制派が一気に増加し、政治的にはかなり楽になりました。制定運動の効果の強さが感じられます。現在は「議会共和制」と「入植」の制定運動が起こっていますが、いずれも制定に漕ぎ着ける見通しが立たないため見送り。私としては技術の普及目当てに「言論の保護」を目指したいところですが、こちらも通る見通しが立たず見送り。法改正はしばらくお休みすることになりました。

1919年

10月、「普通選挙」制定運動が発生。反対のほうが優勢ですが、前進確率57%とかなり高めなので見込みがあると判断し、制定を開始します。

1920年

ゴムについては輸入で案外調達できてしまっているものの、経済運営上重要なので、やはり自国で確保したいところ。というわけで、ボルネオ島のクタイを征服することにします。

クタイの外交関係はこのとおり。宗主国である第6位の列強・スペインと戦争になる見込みです。

戦力比較はこちら。スペインに陸軍戦力の数では若干負けているものの、海軍戦力では優勢です。

スペインの外交の状況。同盟国はなし。勝てるはずです。

というわけで、クタイに対して征服を要求(日本語としてなんだか変ですが……)。

案の定、相手方としてスペインが主導国として出てきました。相手の要求は九州と琉球諸島の割譲ですが、戦争に負ける要素はないので恐るるに足らず。逆にスペインは列強なので認識の強要も要求に入れておくことにします。

とはいえ、念のため国内の陸軍すべてに動員をかけておきます。一部は開戦劈頭、目標に向かって上陸作戦を行います。上の画像は日本艦隊を率いる長谷川吉田提督。

貿易路ではイギリスからの砂糖、イタリアからの肉の輸入路はおそらく機能しないと思われるので、前もって閉鎖しておきます。

これで問題ないだろうと思っていたら、目標のクタイで反乱が発生。相手は同じスペインなので、こちらから支持を申し出ます。

上陸作戦をするまでもなくクタイ領内に陸軍部隊を送ることに成功。こういう場合は開戦時にどうなるのかまったくわかりませんが、とりあえず無駄ではないはずです。

4月、スペインと開戦。

5月にもまたスペインと開戦。こういう場合はどうにかひとつの戦争にまとめてくれるといいのですが、難しいのでしょうか。

なんだかよくわからないままクタイでの陸戦が終了し、派遣していた陸軍はなんだかよくわからないまま自動的に本土に帰還。そして日本近海ではスペイン艦隊との開戦が発生。その間にさらにスペインの傀儡国であるフィリピンで反乱が発生し、スペイン軍の活動が混乱しています(スペインと戦っている私も混乱していますが……)。

そうこうしているうちに11月、クタイの反乱軍が降伏。この反乱軍もファシストだったり宗教反乱だったりと名称が何度も変わり、よくわからないまま反乱は終わりました。

1921年

5月、スペインが九州への上陸作戦を計画。本土からはるばる地球を半周して陸軍と海軍の主力がやってくるようなので、こちらも本土にすべての部隊を集めて迎撃します。

やってきたスペイン海軍との戦闘がなかなか始まらない中、ここでロシアが漁夫の利を狙ってサハリンを要求。

海軍の規模は日本の1.5倍ですが、海軍で負けたとしても上陸戦で撃退できると踏んで拒否します。

こちらの要求は当然サハリンの請求権破棄。

イタリアが恩義でこちらについてくれる情勢ですが、味方に付いてもらってもどうなのかという不安があるのでここでは保留しておきます。

一方、スペインとの戦争は、東シナ海で数度にわたる海戦の末、9月にスペイン艦隊の主力を撃破。

10月、ロシアと開戦。同時にサハリンへの上陸作戦計画を警告されます。

12月の海戦でようやくスペインの上陸作戦が失敗し、撤退を開始。ロシア艦隊襲来まではまだしばらく時間があるようなので、日本艦隊は司令部に戻して戦力を補充します。

1922年

上陸作戦の失敗を受けて、スペインはクタイの征服と日本の認識という講和条件を受諾。

2月にはロシア艦隊が襲来。激しい海戦が日本近海で続きますが、ロシアが全海軍戦力を日本に向かわせてきたわけではないため、優勢に戦えています。

7月の海戦でようやくロシア海軍は戦意喪失し、撤退を開始。

これで一息つけるかと思いきや、今度は直近で併合した東ボルネオの植民地が蜂起。さらにロシアによる関東への上陸作戦も明らかになります。

再び日本近海でロシア海軍と激しい海戦が発生しますが、今回も優勢に戦いを進め、年末にはロシアにサハリンへの請求権破棄という条件を飲ませることに成功。年明け早々に戦争が終わります。

1923年

3月、東ボルネオの分離独立運動鎮圧に成功。これで1920年から3年にわたって続いた戦争は終わりました。

戦争の結果、日本は東ボルネオの植民地と世界の列強第4位という外交的地位を獲得。ロシアによるサハリンへの請求権も破棄させることができました。しかし、鎮圧できたとはいえ東ボルネオは依然として急進派が多く、予断を許さない状況です。

1924年

戦争が終わって少し落ち着いたので、この機会に万国博覧会を開催してみることに。

しかし開始直後にジャーナル記事の進捗が100%を超えてしまうという事態に。技術や国ランクあたりの評価値で一気に100%突破ということなのかもしれません。

ついでなので南極遠征もやってみましょう。史実のアムンゼンの南極点到達は1911年12月らしいので、この世界ではずいぶん遅れているようです。

1927年

5月、南極遠征隊が世界初の南極点到達を達成して帰還。南極遠征に成功しました。

植民地の再蜂起

8月、東ボルネオが再度蜂起。翌年4月に無事に鎮圧します。今回の蜂起を鎮圧したことで東ボルネオの急進派はおおむね落ち着き、社会不安の発生もなくなりました。

1928年

小ブルジョワが「選挙制の官僚」制定を請願。

侍改め軍部が急進化しますが、軍部は非主流派なので問題はないでしょう。「普通選挙」については既にロシアとの戦争中に制定に成功しているため、「選挙制の官僚」制定を始めることにします。

なお、現在の日本は1927年の選挙で労働組合が属する平民党が投票数の8割を獲得する空前の大勝を果たし、日本国内における労働組合の影響力は50%を超えています。

現在の日本から百姓は既に消滅しており、労働人口のおよそ半分が労働者となっています。普通選挙制で労働組合が大勝するのもむべなるかなという状況。

1929年

数年がかりで準備してきた万国博覧会が無事開催。おそらくこのジャーナル記事のイベントで最高の結果なのだろうと思いますが、効果は威信+100と案外控えめ。

万国博覧会とは無関係と思いますが、すぐ後に「江戸の地下鉄」イベントも発生。江戸の地下鉄……。

1930年

6月、「選挙制の官僚」制定に成功。初期の前進確率が小さく、賛成・反対も拮抗していたので時間がかかるかなと思いましたが、案外早く制定できました。続いて、制定運動が発生している「女性参政権」を制定します。現在既に余剰労働力が底をついているので、渡りに船です。

「女性参政権」は前進確率が100%のため、年末には早くも制定を完了。続いて、せっかく労働組合の影響力が大きいので「労働者の保護」を制定。

1931年

10月、「労働者の保護」制定に成功。続いて技術普及を加速できる「言論の保護」を制定。急進化する利益集団はありますが、いずれも非主流派なので問題ないはずです。

1932年

10月、「言論の保護」制定に成功。今回も非常に早く制定を完了できました。続いて制定する候補としては「救貧法」から「老齢年金」か「賃金助成」への改正を考えますが、社会保障は結局どれがいいのかというのが難しいところ。いずれにしても実業家が急進化するため、今回は法改正を見送ります。


今回は1918~32年、小さなものですが、東南アジアでの植民地獲得、そして認識の強要を達成し、一躍世界第4位の列強へと駆け上がりました。最終回となる次回は残り4年の最後のプレイ期間を終えて感想戦をやる予定です。

次回:日本編 第9回(最終回)

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コメント

  1. いつもお疲れ様です。興味深く閲覧させていただいています。
    博覧会は20世紀入ってから行うと技術のせいか即100%ぶっちぎりますよね。
    反乱軍の名前も指導者が民族主義者なのでファシストになるも、指導者が変わったり(?)政府が変化(?)するに伴い反乱名も変化し、チラ見する地域の内戦だとあの内戦が続いていたのか新しい反乱が起こったのかわからなくなります。パラドなんとかして……

    労働者の割合が増えているようですが、20世紀に入ってから建設局を大分拡張されたのでしょうか?
    第六回の資材99が今では1397に……ゲーム中で半世紀近く経過している事もありますし、幕府の力を削ぎ実業家と労働組合の拡大を齎したゲーム後半の工業化計画も見せていただけると嬉しいです。

    • ご覧いただきありがとうございます。
      おっしゃるとおり建設局は継続的に拡張していて、今回最後の1932年末時点で資材が1700/週ほどになっています。
      経済開発について説明が手薄だなという自覚はあるのですが、やっているのは基本的に価格の高い商品を生産する施設を建てていくというだけの面白みのないことなので、どう説明したものか困っているというのが正直なところですね……。
      次回でこのプレイ日記全体を振り返る予定なので、経済についてはそのときにまとめて触れることにしようと思っています。

  2. 今回も面白かったです!お疲れ様でした!
    スペインやロシアとの戦争の場合だと、戦争賠償金をねじ込んでおけばかなり国庫が潤います
    ロシアはアラスカが致命傷なので、そこを突けば割とあっさり勝てたりしますね
    アメリカに売ったりも出来ますし、これはこれで美味しかったり・・・
    ただ、上手くいかないと延々シベリアからウラル山脈までを何度も往復したりしますし、臨機応変ですかね
    私のプレイだと最後の数年は世界相手に戦争をしまくってます(悪評-1000は上等です)
    次の最終回も楽しみにしておりますね!

    • ご覧いただきありがとうございます。
      戦争賠償金については、プレイ中は完全に頭から抜けていました。どうせ戦争するなら賠償金も取ればよかったですね……。
      本作では最後のほうはゲームもずいぶん重たくなりますし、どのみち消化試合気味になってしまうので、最後にパッと好きなことをやるというのがいいのでしょうね。
      最終回も楽しんでいただければ幸いです。

  3. 社会保障は結構危険で、福祉で十分な収入が得られるPOPは失業しても下層階層の職に就かなくなってしまうので、産業化が未熟で上層~中層の職業枠に乏しいうちに福祉を充実させると失業者があふれて財政が崩壊します。

    • そうなのですね。社会保障レベルを上げるのは経済開発を進めるのと合わせてということになりそうですね。

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