2023年12月5日、Paradox Interactive社は日本円を含む一部の国・地域の通貨建て価格の改定を行うことを発表しました。日本円は価格引き上げとのこと。
2023年10月に行われた新タイトル価格改定についてはこちら。
パラドゲーが2024年1月16日に価格引き上げ
2023年12月5日、Paradox Interactive社は自社で扱うゲームタイトルについて、2024年1月16日に日本円を含む一部の国・地域の通貨建て価格の改定を行うことを発表しました。この理由として、毎年の定期的な地域間価格の調整によるものであると述べられています(2023年は2月に行われていました)。これまでは開発継続中・新規発売タイトルのみでしたが、今回は既に開発が終了した過去のタイトルについても価格改定を行うとのこと。
開発継続中のタイトル
開発継続中のタイトルについては、値上げ幅が40~70%の通貨グループ、より穏やかな値上げ幅の通貨グループ、小幅な値上げ幅の通貨グループ、値上げのない通貨グループの4種類に各国通貨が分類されており、日本円は上から2番目、より穏やかな値上げ幅(40%未満)の通貨グループとされています。
既に開発が終了した過去のタイトル
また、既に開発が終了した過去のタイトルについては、これまで価格改定が行われてこなかったため、「多くの通貨で価格を大幅に調整する必要があ」るとされており、該当タイトルの例と通貨の例が掲載されています(上の画像)。
右端のインドルピーは、開発継続中のタイトルの値上げ幅では日本円と同じ通貨グループに分類されているため、あくまで推測ですが、おそらく日本円建て価格もインドルピーと近い大幅な値上げが行われるものと思われます。
2023年12月6日追記:「『Age of Wonders: Planetfall』は現在5,150円だが、150%値上げで12,875円になるということか」というコメントをいただき、確かにそれは高すぎて変だなと思い調べてみたところ、現在のインドルピー建て価格は日本円建て価格の1/3程度(1,099ルピー≒1,940円ほど)となっており、インドルピーでの大幅な値上げはこの安すぎる価格の是正という側面も含まれていそうに思えます(1,099ルピーを150%値上げしても2,748ルピー≒4,864円程度にしかならない)。この非常に安いインドルピー建て価格は例示されている他の2作でも同様なので、「日本円建て価格もインドルピーと近い大幅な値上げが行われる」とは考えにくいように思いました。勇み足の記載をしてしまい、申し訳ありません。また、コメントにてご指摘いただきありがとうございます。
主なタイトルの価格変化(2024年1月18日追記)
以下では価格改定で主なタイトルの価格がどれほど変化したかをまとめています。価格はSteamdbで確認しており、並びは本体の発売日順です。
- 「Hearts of Iron 2 Complete」1,480円→1,990円(+34%)
- 「Europa Universalis III Complete」1,480円→1,990円(+34%)
- 「Europa Universalis: Rome – Gold Edition」980円→1,390円(+42%)
- 「Hearts of Iron III」980円→1,390円(+42%)
- 「Arsenal of Democracy: A Hearts of Iron Game」980円→1,390円(+42%)
- 「Victoria I Complete」980円→1,390円(+42%)
- 「Victoria II」1,980円→2,690円(+36%)
- 「Darkest Hour: A Hearts of Iron Game」980円のまま変わらず(セール中のため?)
- 「Sengoku」980円→1,390円(+42%)
- 「Crusader Kings II」無料のまま変わらず
- 「Sword of Islam(CK2最初のDLC)」980円→1,390円(+42%)
- 「Holy Fury(CK2最後のDLC)」2,050円→2,690円(+31%)
- 「March of the Eagles」1,980円→2,690円(+36%)
- 「Europa Universalis IV」4,390円→5,390円(+23%)
- 「Cities: Skylines」3,290円→3,990円(+21%)
- 「Prison Architect」3,090円→3,990円(+29%)
- 「Stellaris」4,390円→5,390円(+23%)
- 「Hearts of Iron IV」4,390円→5,390円(+23%)
- 「Imperator: Rome」4,100円→5,390円(+31%)
- 「Crusader Kings III」5,390円→6,990円(+30%)
- 「Victoria 3」5,390円→6,990円(+30%)
直近では「Cities: Skylines II」など新規タイトルで発売時に予約価格から改定が行われ、日本円ではおよそ30%の値上げが行われていましたが、今回の見直しでも日本円では相当な値上げが行われそうです。これまでSteamでは日本円の実勢レートから見て相当有利な価格設定となっていたので、その反動が来ているのでしょう。
コメント
えーと今後の新しいdlcもまた値上げと??日本円の下落がこんなことにも…
円高になったら価格元に戻るんかな
Age of Wonders: Planetfallが今は5150円になってるけど、
150%値上げってことは12875円になるの?
確かにそれは変だなと思い調べてみたところ、現在のインドルピー建て価格は日本円建て価格の1/3程度しかなく、インドルピーでの大幅な値上げはこの安すぎる価格の是正という側面も含まれていそうですし、日本円建て価格も同様に値上げされるとは考えにくいですね。
記事に追記しました。勇み足の記載をしてしまい、申し訳ありません。また、ご指摘いただきありがとうございます。
仕方ないとは言え貨幣価値だけ見て調整されるのしんどいな
アメリカとかだと平均年収が日本の3倍ぐらいあるし、相対的に安すぎだろ
全国民がパラドゲーやってるわけでもないし収入の何割までならゲームにまわせるかなんて人それぞれなのに平均年収なんか比較的する意味あるんですかね……
あるだろ
それだったら、月収が日本の10分の1以下の国には、販売価格も10分の1にしないといけなくなるじゃん
Steamではその国の経済状態(娯楽にどれだけお金を使えるか)を考慮した価格を提案するシステムはあるみたい
ただ、それに強制力はないので結局メーカー次第なのかな
パラドックスの場合は強気できたんだね
結局作ってる奴らが食っている所はスウェーデンだからスウェーデンで食っていけるぐらいに値上げするのはしゃーないよ
その割にはクローナではなくドルベースで価格決めるとか言ってたんだよね
ゲーマーの主流向けのタイトルじゃないからね。
多少高くても、他に競合タイトルも少ないし買うやつは買うだろって判断なのかな。
文句は円安に言うしかないわな
いうて1ドル145円程度だから別にそんな悲惨な数字でもないのにね
円安のせい!円安のせい!というだけで責任転嫁できて便利よねー(笑)
ドルベースだから33%アップ
流石にお布施と思ってDLC全部買ってたけどこれが内容同じで3000円とかになるならもういらないかなあ
基本的に内容薄めな上に最近は
品質も怪しい事が多いからな。
セール待ちしても良いかもしれんな。
HoI2の頃からパラドにお布施し続けてきたけど、ようやくパラドから卒業できそう。いまのパラドのDLC内容薄い割に高すぎるんよ
今でも高いのに更に上がるのか
買わんかなぁ…
パッと見た感じ本体で1000円ぐらいの値上げかな?
とはいえ発売当初5400円だったVic3が今では7000円と考えるとなかなか…
主なタイトルの価格変化について追記しました。近年発売のタイトルは+20%程度(おおむね+1,000~1,600円ほど)、古いタイトルは+40%以上のものもある(ただし元の価格が安いので値上げ額は小さめ)という感じですね。
CK3セールで60%引きになったから買おうと思ったら高すぎて値上げしてたの今知ったわ