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「Europa Universalis IV」開発日記2023年3月7日――All Blue

EU4 開発日記

「Europa Universalis IV」開発日記2023年3月7日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はポルトガル・プロイセン・朝鮮・海軍の特別ユニット・政府改革と階級の特権について。1.35リリース前の開発日記です。

前回:開発日記2023年2月28日――イギリス


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開発日記

開発日記2023年3月7日分は、ポルトガル・プロイセン・朝鮮・海軍の特別ユニット・政府改革と階級の特権について。

  • 今回は先日発表された拡張「Domination」の新コンテンツについて。
  • まず、「Domination」のテーマである近世の大国に含まれるはずなのにこの拡張で新コンテンツが追加されない国家について。ペルシャ・ムガル帝国・マムルーク朝についてはわざとこの拡張から外している。というのは、私たちは中東について今後の計画を持っており、こうした国家には今後新コンテンツを作ろうと思っているためだ。ヴェネツィア・オランダ・オーストリアについては、後でご紹介するが「Domination」でその一部の国家に追加のフレーバーを用意している。

ポルトガル

  • より一貫性を持たせるためにミッションツリーを再構成した。上段には探検と植民地化に関するミッションがある。フォーラムでのフィードバックを受けて報酬を見直し、流れを改善し、いくつかミッションを追加した。

「Sails of Exploration」「Charter the Seas」はポルトガルの初期の探検にフレーバーをもたらす。

「Clash with the Ottomans」はポルトガルにインド洋での覇権というゲーム終盤の目標を追加し、海兵にボーナスをもたらす。

「Reform the Navy」はポルトガルの特別ユニット「Caravels」「Galleons」をアンロックし、「Lusitanian Empire」はポルトガルのミッションツリーの下半分を完了すると興味深い報酬をもたらす。

  • ポルトガルには固有の政府改革を2つ用意した。最初のものはTier 1の改革だ。

  • 2つ目はTier 5の軍事改革で、ディシジョンも追加される。

  • Order of Avisに関するみなさんの提案も考慮し、その水兵をより防御的なアプローチのために変更した。

  • また、ポルトガルに塩が資源として追加された。

プロイセン

  • プロイセンのコンテンツの背景にある考えは、ブランデンブルクが非常に強力な隣国に囲まれてプロイセンになることが稀だということだ。これは特にマルチプレイでそうで、ポーランド・スカンディナヴィア・オーストリアのプレイヤーが東西プロイセンやシュレジエンのような中核地域を持たない小さなブランデンブルクをいじめることになる。

神聖ローマ帝国との関係によって帝国外のプロヴィンスを征服するとさまざまなボーナスを得る。

  • まず「Reclaim Neumark」は上のような動的報酬がある。

  • 「Ansbach Succession」は新たな固有の「Timed Reward」チャレンジと関連している。イベント「Franconian Hohenzollerns」でアンスバッハとの同君連合を受け入れるとこのミッションの時間制限付きのチャレンジが発動し、カウントダウンが始まる。5年間でフランケン地方の統一を目指し、成功すると強力な報酬を得られる。

これは実験的な機能で、この機能を回避することもできる。

  • 失敗するとフランケン地方の領土が独立し、近隣諸国との関係が悪化する。

  • 「The Balance of Power」は巨大プロジェクト「Brandenburg Gate」(「Leviathan」の所有者向け)を強化する報酬を得る。

  • 「Conquer Greater Poland」はPolishリージョンに開発度200がある状態で完了でき、ポーランド領の事実上の支配者として非常に強力なAge Abilityを利用できるようになる。

  • ブランデンブルクのコンテンツの悩みは運河で、これは常にあまり活用されず、特にマルチプレイでは戦争に戦略的な優位性とダイナミックな変化を与えることができるため、もっと頻繁に建設してほしいと思っている。そこで「Construct the Kiel Canal」の必要条件と報酬を変更し、完了時に運河が出現するようにした。

  • プロイセンはDLC「Emperor」で新たなミッションを利用できるようになるが、MilitarizationはプロイセンではEarly Prussian Militarizationに変更されてスタートするようになった。
    • Militarizationの最初のレベルは1.34の同等物より弱い。
    • プロイセンだけがこれを利用でき、Militarizationを使う他の国家では1.34のものを使う。
    • Militarizationの減衰を復活させ、ボタンを10回押したら忘れてしまうようなものにはしないようにしたい。これは特に戦争や重要な戦いの際に自国の軍事点を考え、「一時的なブーストを取りたいのか、Militarizationの上限をつけたいのか、これをブーストしたいのか?」を考えるようにするべきだという考えだ。
    • プロイセンには特別ユニットはない。軍全体がこのシステムで強化されるべきだ。

  • このシステムは上の2つのミッションを完了することで強化される。

  • それぞれより強力なボーナスをアンロックし、新たな行動も追加する。第2レベルは基本的に1.34のMilitarizationと近い。唯一の違いは減衰で、第2レベルになることで減衰量が増加する。

  • 最終レベルはこのとおり。プレイヤーがプロイセンの敵なら、この段階まで到達させないことを強く勧める。

朝鮮

  • 北の遊牧民、西の帝国、東の侍の中で朝鮮にもなにか目立つものが必要だと感じていた。そこで、固有のTier 1改革を追加した。スタート時の特権「Inward Perfectionism」は3ボタンのgovernment abilityに変わり、世界との関わり方を設定できるようになった。コミュニティは朝鮮が拡大することを好まないようなので、AIは常にInward Focusを選択し、Inward Focusを持っている間は宣戦布告が禁止される。しかしEU4の性質上、Inward Focusのみを持つのは多くのプレイヤーにとって必ずしも楽しいことではないため、Outward Focus(他国と交流を持つが、戦争はしない)とExpansion Focus(EU4ゲームプレイループの典型)も利用できる。新たなFocusは20年ごと、あるいは新たな統治者を得たときに選択できる。

  • 朝鮮の国家アイディアも見直された。

増加したunrestを取り除きたいときには取り消すディシジョンもある。

  • Hangul Alphabetはアイディアからは削除されたが、朝鮮から削除されたわけではない。

  • The Hopae Systemも同様にディシジョンになっている。

  • 朝鮮のアイディアでは特別な海軍ユニット「Geobukseon Galley」がアンロックされる。Geobukseonを建造できる数は海軍伝統によって変わる。海軍伝統100なら海軍戦力上限の50%をGeobukseonにできる。

仏教国のKarma減衰は表示されない。

  • 他にもTripitaka Koreanaや軍事改革「Righteous Army」が追加されている。前者はChiang MaiのEmerald Buddhaに非常に近いプロヴィンス補正で、Jinjuにあり、上の効果を持つ。

  • Eastern宗教グループの外国はこのプロヴィンスを占領した際にTripitakaを盗むことができる。

2つ目のディシジョンは防衛戦争の場合のみ利用可能。

  • これに対抗するため、Tripitaka Koreanaの所有者はこのコレクションの守りを強化する2つのディシジョンを得る。

  • 軍事改革「Righteous Army」はミッションからTier 5の政府改革となり、上のような効果を持つ。

  • 選択すると、防衛戦争時か自文化のプロヴィンスが10以上占領されている場合、上のディシジョンを利用できるようになる。

  • 「Righteous Army」はコストが10%のみの緊急用の傭兵隊で、他の傭兵と同じように雇用できる。Righteous Armyが侵略者から祖国を守る農民部隊であることは承知しており、そうした特殊な傭兵隊を雇用することでペナルティがあるのはゲームプレイ上不適切なので、Army Professionalismコストは除外している。

  • 平和になると上のようなイベントが発生する。
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海軍の特別ユニット

  • Venetian・Ligurian文化を持つ国家は上のTier 5政府改革を利用できる。GalleassesはGeobukseonと同じく海軍伝統に応じて利用できる数が変動するが、dock・drydock・shipyard・grand shipyardのあるプロヴィンスのみで建造可能だ。

  • 3つのDutchの政府のいずれかを持つDutch・Flemishの国家にも海軍の特別ユニットがある。VOC Indiamenは陸上ユニットを輸送できる唯一の非輸送艦だが、海軍戦力上限の20%しか利用できない。追加の上限はTrade Efficiencyによって変動し、Trade Efficiencyが100%のとき戦力上限合計の25%をVOC Indiamenとして雇用できる。

政府改革と階級の特権

  • 1.34の成功の大部分は多くの新たな政府改革を導入し、キャンペーン中にプレイヤーが選択できることを増やしたことだ。1.35と「Domination」ではこの流れを引き継ぎ、新たな政府tierとTier1改革が世界中に追加される。

こうした改革とTierは1.35無料アップデートの一部で、君主制・共和制・神権制・部族制で共有されるTierだ。

  • 全体的な考え方として、汎用の軍事改革はプレイヤーの陸軍に役立つべきであり、状況に応じて異なる改革を選びたいと思うかもしれない。傭兵と海軍には3つ例外があり、傭兵については傭兵ユニットを積極的に戦闘に使うことを奨励するために傭兵の規律をもたらす。海軍についてはよりロールプレイの要素を重視したものだ。

数値や補正は最終的なものではない。

  • 「Domination」でもTier 5の改革が追加されるが、こうした改革は世界に多様性を与えるために文化グループでロックされている。上はその例。

実際の価格は0.1年分の収入。

  • 一部の改革では政府改革固有のシステムが有効になる。例えば傭兵のアイディアを完了すると上のような改革がアンロックされる。

  • Tier 1の改革は少し多様性に欠けているように感じていた。「Domination」は全世界に着目したDLCなので、今後のアップデートやDLCが楽しみになるような改革を導入するのは当然のことだ。

  • 別の国家を建国することでアンロックされるTier 1改革もある。

  • 「Domination」では難易度の高い偉業を達成することで並外れた改革がアンロックされる。

  • 「Domination」では君主制と共和制に新たな2つの汎用のTier 1改革が利用可能になる。

  • 新たな統治者が就任するたびに上のイベントが発生する。プレイヤーは貴族の中から新たな統治者を選ぶ選択肢も持っている。また、独立しておらず、貴族の階級を持ち、君主制で、プレイヤーと戦争しておらず、摂政制でもない国家を国境を接している場合、その国家の親族を新たな統治者に選ぶことができる。しかしこの統治者は事前に能力を見ることができない。このイベントはこの外国貴族の出身国として常にもっとも開発された国家を選ぶ。もちろんこれは変更される可能性がある。
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  • もうひとつは共和制向けのものだ。

  • 他の共和国とは異なり、この改革では統治者の最長任期を導入する。

  • これは同じ人物を何度も再選するという共和国の最適プレイと対極にあるものであるため、この改革は新たな候補者に補正を付与し、任期の長さを能力を高めてランダムな候補者をより魅力的なものにしている。

  • 各カテゴリー(ADM/DIP/MIL)ごとに5つずつ、合計15の補正があり、これはその取得可能な補正のリストだ。

  • 「Domination」では60個の新たな階級の特権が追加され、すべての階級で利用できる(イェニチェリと宦官は除く)。

  • すべての階級がひとつの特権を得ることで、プレイヤーはcrown landを失わずにプロヴィンスを開発できる。一部の階級にとっては欠点のように見えるが、Increased Leviesが行える貴族やcrown landに結びついた特別ユニットを利用できるRajputsのような階級にとっては強力なツールとなる。

  • ほとんどの階級はその階級の影響力に比例して補正が変動する特権も利用できる。また、その補正が階級の忠誠度に応じて変動するものもある。

  • 「Estate Decision」「Estate Action」というものがあり、1.30以前をプレイしていない方に向けて説明すると、階級にはその階級から1回限りの効果を得るために押すボタンがあった。80%の影響力を階級に与え、20年ごとに200の君主点を要求するという古い黄金律を覚えている人もいるかもしれない。これは階級によってアンロックされるディシジョンという形で復活した。

  • 他の行動は階級のagendasに対する効果に見直されている。

  • 最後に、それほど多くない階級の特権を紹介する。

次回:開発日記2023年3月14日――政府のシステムと無料コンテンツ

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コメント

  1. 朝鮮で内政特化プレイとか面白そうだね

  2. うぉー早く出してくれーー

  3. 私たちは中東について今後の計画を持っており、こうした国家には今後新コンテンツを作ろうと思っているためだ

    EU5が更に遠のく(絶望)

    • 植民地国家とかにもDLC追加されそうな気配あるし全く完結させようとしてないの怖いな

    • いや、EU5の開発が難航しているからDLCでお茶を濁そうとしているのかもしれないそうに違いないうんきっとそうだ(白目

  4. DLCとアプデでたくさん変わるのはいいんだけど、ここまで変わるとゲームバランスとかちゃんと調整する時間取れてるのか心配になってくる

  5. 20歳の頃にEU4リリースされてひゃっほいと喜んでたが、まさか10年も開発が続くとか夢にも思わんかった。
    まあ毎度のことだが、新しいコンテンツが出るのは嬉しい、でも30時間くらいかけて完成しつつある現データが旧verになるのは悲しいw(伝わる人にはわかるはず)

  6. 10年前に出た当初はかなり薄味でちょっとやったら飽きるようなゲームだったが
    こんなに長く続いて、ゲーム内容もほとんど別物に変わっていくとは思わんかった
    ver1.0がEU4だとしたら、今のはもうEU5と言っても差し支えないくらい中身が変わってる

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