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「Crusader Kings III」新DLC「Tours & Tournaments」のビジョン(開発日記#118)

CK3 開発日記

2023年3月6日の「Paradox Announcement Show 2023」にて「Crusader Kings III」新DLC「Tours & Tournaments」が発表されましたが、このDLCのビジョンについて書かれたが公開されていましたので、その内容をご紹介します。

「Tours & Tournaments」発表についての記事はこちら。

前回:開発日記#117――髭剃りとマップモード


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「Tours & Tournaments」のビジョン

元となるパラドフォーラムの投稿はこちら

  • 領主の生活は常にアクティブで、対応しなければならないことが多くあり、当時のほとんどの宮廷は絶えずあちこちを移動していた。「Tours and Tournaments」では、新たな旅と大行事のシステムにより、特に平時において領主が取り組むべきことを多くもたらすことを目指している。
  • 開発日記#109で述べたように、私たちはキャラクターとマップの結びつきを強化したいと考えている。結局のところ、このゲームは中世の美しいマップで遊ばれるものであり、領主が安全な首都を離れるのは戦争中だけということはなくなる。

  • 側近を集め、旅の選択肢を選び、caravan masterを雇用することで、世界を股にかける旅に出ることができる。旅システムは活動に不可欠のもので、主人と客人がともに旅をする。通過した道筋がマップ上に描かれ、プレイヤーキャラクターがマップ上を移動するのを見ることで、より強くその場所を感じることができる。
  • どのような活動があるのかというと、まず宴会・狩り・巡礼を見直した。獰猛なオオカミや伝説の雄鹿が目撃されたために領内の特定の森で狩りをするとか、特に手に負えない封臣に好印象を与える必要があるために娯楽のための宮殿があるholdingで宴会をやるというような理由ができるようになった。巡礼は壮大な旅になり、遠くへ行く場合は何年もかかることもあり、プレイヤーの代わりに統治する摂政が必要になるかもしれない。すべての活動には専用のインターフェースがあり、容易に情報にアクセスでき、美しいアートが状況を説明する。

  • よりインパクトのある大行事もあり、これは選択肢や目的があり、報酬や発生するコンテンツの種類に影響する。私たちの目標はそれぞれの行事に明確な目的を用意し、それ自体を興味深いものにすることだ。そこで私たちは内容も目的もまったく異なる「Grand Tournaments」「Grand Tours」「Grand Weddings」の3つを選んだ。

  • 「Grand Tournaments」は自身の勇気を試す場だ。その開催は広く喧伝され、報酬は貴重な装身具から素晴らしい賞品までさまざまだ。「Grand Tournaments」は武闘派のキャラクターだけのものではなく、メレやジョストのような競技会もあれば、発表会や学術に関するボードゲームのような知性に関するものもある。
  • こうした競技会に参加して勝利することで、プレイヤーキャラクターや騎士はスキルを伸ばし、賞品を受け取る。頻繁にトーナメントに参加する生活を送るのは有効だ。トーナメント会場を探し、適切な目的を選ぶことで、プレイヤーは友人を見つけられる、宿敵を殺害できるなど、さまざまな恩恵を得られるかもしれない。名声を必要としているなら、自身でトーナメントを開催することで評判を大きく高めることができる。というのは、外国から領主たちが集い、戦おうとするためだ。
  • 「Grand Tours」は宮廷全員を集めて領内の封臣を訪ねることで、中世の領主は広く行っていた。これはプレイヤーが主君としての地位を主張する手段であり、封臣が提供しなければならないもてなしを楽しむことでもある。威嚇する、尊厳を示す、課税するなど、さまざまなことが行え、報酬や封臣の評価に影響する。根本的にToursは領内の安定を保つ手段であり、新たに就任した領主は派閥形成や反乱を避けるためにかなり早い段階で行うべきことだ。また、封臣それぞれとの接し方も選べる。その土地を見回ったり、文化的な祝祭に参加したり、自分のためにプライベートな夕食会を開いてもらいたいと思うようなことがあるかもしれない。

  • 「Grand Weddings」は自分より身分の高い相手と結婚できる……その費用を払う気があるならば。これは近隣領主を感心させて封臣にしたり、得難い同盟を結んだり、自分の子供に有利な縁組をしたりといった外交的ペテンを仕掛ける大きな機会ももたらす。もちろん中世の儀式に期待されるどんちゃん騒ぎ、ドラマ、寝台を共にする儀式などもすべて含まれる。プレイヤーが望むなら、傭兵団を招いて他家の人間の血で会場を真紅に染めることもできる。
  • また、摂政を持つこと、摂政になることを面白くした、まったく新しい摂政システムもある。忠実な摂政は職務を忠実に果たしてプレイヤーを助け、主君の摂政になれば「いい」仕事をすることで王位を奪取する機会も得られる。
  • その他さまざまな変更についても今後の開発日記で取り上げる。建造物・騎士・封臣の評価などに対する小規模なシステム面のアップデートで、こうしたものはすべてプレイヤーの選択をより重要なものにする、より面白く生きたマップにするものだ。
  • 「Tours and Tournaments」は春の終わり(late spring)にリリースされ、それまで毎週の開発日記を用意している。

「春の終わり」とのことなので、4月末~5月あたりの発売ということになりそうですね。

次回:開発日記#119――巡歴と旅

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コメント

  1. 中世といえば巡回宮廷だしこれは嬉しい。邪魔な君主が自領を通過中に「不運にも事故死」するイベントとか起こせるかな

  2. Grand WeddingsはGOTのロブ・スタークみたいな展開もあるんだろうな・・・

  3. へー、中世のヨーロッパ君主って逆参勤交代みたいのしてたんだなー。権力が自身に集中してないから他の封臣の顔色伺ってたんやろなぁ。

    • かのカール大帝だって部下の忠誠心を保つため常に移動し続ける生活よ
      というかそもそもあの時代は道路整備が不充分だから一ヶ所の宮殿に大量の物資を送り続けることが難しいというのもあった

    • 多民族国家の場合は征服地を行幸して現地民の風俗に合った衣食住をして反感を抑えるのはよくある話

      • 中世ヨーロッパで宮廷が移動していたのは、征服地の慰撫・鎮撫のためではなく、
        宮廷という余剰な人口・設備を恒常的に養い・維持するだけの都市機能がなかったことと
        司法・行政機構が未発達で、地方に直接赴く必要があったからでは?

        逆にいえば、都市及び司法・行政機構が発達していたビザンツでは宮廷は基本的に移動しなかった訳だし。

      • 今でも日本に来たお偉いさんがスシ喰ったりアメリカに行ったお偉いさんがハンバーガー片手にコーラ飲んだりするのと一緒ね

  4. コンスタンティノープルやローマを首都にすると巡回宮廷しなくてもよくなるのだろうか?
    あるいは中世後期の技術で解禁?

  5. 摂政による王位簒奪があると今後ことあるごとに王が入れ替わって反乱祭りになりそう。
    それ以外は全てにおいて理想のこんてんつですな

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