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「Victoria 3」開発日記#71――自律的投資

Vic3 開発日記

「Victoria 3」開発日記#71が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は自律的投資について。1.2リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#70――機能のゲームジャム(その2)


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開発日記

開発日記#71は、自律的投資について。

  • 今回の開発日記は次の大型パッチ1.2に関するものだ(リリース日は今後発表する)。1.2にはバグ修正、UXやAIの改善が含まれるが、今回はゲームシステムに関するより重要な変更をご紹介する。タイトルにもある自律的投資(Autonomous Investment)だ。これは開発日記#64のリリース後の計画で検討すると述べていたものだ。このとき私たちは、建設を完全にプレイヤーの手から離すつもりはないが、国家が直接管理しない方法で施設を建設する政府でない主体のアイディアを考えていると述べた。その結果として、投資プールを民間の主体が使用して経済法に応じてさまざまな施設を建設するようなシステムを作った。

ゲームルール「自律的投資」は投資プールを使った自律的な建設を、好みに応じて有効・無効にできる。

  • 仕組みの説明に入る前に、自律的な建設についてはコミュニティで意見が分かれているため、新たなゲームルールとしてとしての「自律的投資」を設けた。デフォルトでは自律的投資が有効になっており、投資プールはプレイヤーが使えるものではないが、無効にすれば投資プールはプレイヤーの手に戻り、現在のバージョン1.1.2と同じように機能するようになる。

農本主義は農家と貴族の投資に大きなボーナスをもたらすが、資本家の投資を減少させ、資金を投入できる施設の種類を大きく制限する。

  • 自律的投資が有効であるかにかかわらず、投資プールは以前とほとんど同じように機能する。すなわち施設の所有権を持つ特定のPop種別は配当の一部を建設に充当できる投資プールに払い込む。
  • しかし、1.2は1.1と比べて重要な差異がいくつかある。第一に、投資するPopの種別が貴族と資本家に加えて農家と商店主にまで広がった。資本家は配当からもっとも多い比率(20%)を投資し、貴族が続き(10%)、農家と商店主は5%のみを投資する。このようにした理由は新事業に投資するのが富裕層に限らないためであり、これによって資本家と貴族から所有権を剥奪する法律(詳細は次回)の下でも少額だが投資を行わせることができる。
  • 第二に、投資プールに支払われる配当の比率は、1.1では法律に基づいて変動するが、これによって自由放任に変更すると資本家がより多くの資金を投資して財力が低下するために急進派の資本家が突然増えるというような、奇妙な効果を生み出してしまっていた。そこで資金を投資する比率をPop種別に基づいて一定とし、これに効率ボーナスがかかるようにした。例えば資本家は常に配当金の20%を投資するが、自由放任ではこの投資がより効率的になり、結果的に投資プールにより多くの資金を提供する。
  • また、中小規模の経済圏では投資プールへの支払いに全体的な投資効率ボーナスがあり、非常に大規模な経済圏ではペナルティがある。これは投資プールを中規模の国家にとって適切なものとすると同時に、100億ポンドのGDPを持つ国家においては使い切れないほどの大きさにしないようにするためだ。
  • この効率ボーナスは対外投資のシステムを抽象化するものでもある。これも開発日記#64で述べたが、パッチ1.2ではまだ取り組んでいない大きな見直しだ。

政府は現在フランスになにも建設していないが、いくつかの民間による建設が進んでおり、アルザス・ロレーヌの鉄鉱山の拡張も計画されている。このUIは開発中のもの。

  • 自律的投資を有効にすると、投資プールの資金で自律的に施設が建設されるようになる。自律的投資があると、建設キューは民間と政府の建設に分かれる。政府の建設はプレイヤーや国家レベルのAIが行う建設や自動拡張(政府の建造物であるかは無関係)であり、民間の建設はPopが建設するものだ。国家の建設能力は経済法に基づいて民間と政府の建設キューの間で分割されるが、一方ですべての建設能力を使うだけの建設キューが入っていない場合は超過分がもう一方に振り向けられる。
  • 建設画面では民間の建設の次の計画とその資金調達水準を確認できる。資金調達水準は投資プールの資金の合計と毎週投資プールに入ってくる資金に基づいて計算される値で、建設に使用される商品の市場価格で変動し得る。プロジェクトの資金調達が終わって準備ができると、次のティックで民間の建設キューに追加される。民間の建設は政府の建設と異なり、順番を変えたり中止することはできず、常にPopによってキューに入れられた順に建設される。

AI任せのゲームの1908年のスクリーンショット。まだ改善の余地があり、フランスやプロイセンなど一部の国家は戦争や騒乱で実力を発揮できていない(そしてオーストリアは史実と比べて強すぎるまま)だが、1.1.2よりも確実に改善しているように見える。

  • Popが発注する建設は通常の建設AIに手を加えたものを使用しており、これは国家レベルのAIの戦略的目標を考慮せず、投資するPop種別に儲かる仕事を作り出すような収益性の高い施設建設を優先する。しかし低インフラステートに鉄道を建設するようなより「戦略的」な要因も考慮する。国家レベルのAIと同じく、彼らも開発日記#59の支出変数のシステムを利用する。すなわち現在の市場にのみ基づいて動くのではなく、既に建設待ちとなっている(政府・民間双方の)施設が完成して人員が充足したときの価格への影響などの要素を考慮する。
  • 自律的投資はプレイヤー国家にのみ影響するわけではないが、AI国家でも非常にうまく機能する。1.2でのAIの改善や修正も相まって、AI国家の経済成長は一層安定した。特にイギリスが強化されたようで、民間部門が独自に活動することで少なくとも民間部門の成長に投資するPopが十分な利益をあげていれば、国家財政に問題があっても経済が成長する。しかし依然として問題は残っており、ゲーム終盤にAIが労働力を使い果たしたときは特にそうで、私たちは1.2リリース前にAIの経済成長をさらに改善することに取り組みたいと思っている。

質疑応答

Q:Popの投資では建設セクターも作られる?

A:現時点では民間の建設セクターはない。考えてはいるが、実装はかなり厄介なので、少なくとも1.2ではない。

Q:民間の施設が建設されたときにどのPopが所有者になるの?

A:今のところPopは自分が働いていない施設の所有権を持つことができないため、Popが新たな施設に投資するというのは例えば貴族が彼らの社会階級の集団的な幸福に投資しているようなものとなる。最終的に所有権が雇用と関連しないようにしたいが、それは大きな見直しであり、1.2の範囲外だ。


来週は1.2の経済法と施設の政府出資(Government Shares)について。

次回:開発日記#72――経済法の変更

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コメント

  1. 神アプデの予感

  2. 自分で全部建造するほうが絶対効率がいいだろうから、自動か手動か選べるようにする意味があるんかね

    • 全てのプレイヤーが効率を求めてるわけでもないからね

      • 例えばstellarisの自動建設だと評判悪くてほとんど使ってる人はいないけどな

  3. やらないよりはマシなのかもしれないけれど、このゲームはこの程度の改良の発表じゃ面白くなりそう感が全然湧かないのがなぁ
    手動のクッキークリッカーがセミオートのクッキークリッカーになるかもじゃあなぁ

  4. まぁ徐々にでもよくなってきてるからいいことだ

  5. 妙なモノを勝手に建築されてもそれを運用する品物がないから生産ストップとかしないよな

  6. 強国でダラダラやるなら自動建設でいいかもしれんけど、立ち上がりが厳しい小国とか、何かの建設に特化したロールプレイをしたいときなんかは自動建設は邪魔でしかない気がする

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