「Victoria 3」新DLC「Sphere of Influence」発売は5月6日!

「Victoria 3」開発日記#65――パッチ1.1(その1)

Vic3 開発日記

「Victoria 3」開発日記#65が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はパッチ1.1について。1.1リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#64――リリース後の計画


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開発日記

開発日記#65は、パッチ1.1について。

  • 今回は年内のリリースを目指しているリリース後の最初の大型パッチについて。パッチ1.1では主にゲームの改良、すなわちバグ修正・バランス調整・AIの改善・UI/UXの調整に重点を置く予定だ。次の無料の大型パッチ(1.2)では、戦争や外交のようなシステムのイテレーションによって、リリース後の計画で述べた計画を進めることにより集中するつもりでいる。
  • 1.1ではいくつかの重要な変更点があり、これは今回と来週の開発日記でご紹介する予定だ。

  • そうした変更点の最初のものは個々のPOPのインターフェースの見直しで、特にPOPのニーズの視覚化に重点を置いている。全体的な概要に加えて、「経済」と「消費」という個別のタブがあり、「経済」ではPOPの収入と支出の詳細と、支出している商品上位5品目が、「消費」タブではそのPOPのすべての商品に関する支出の詳細と、州(ステート)や市場の価格情報がそれぞれ表示される。
  • 将来的にはPOPのニーズについてさらにイテレーションを行い、国家全体で国民が求めているものについて、プレイヤーがよりよく把握できるようにする予定だ。

影響力がもっとも大きな政党であるにもかかわらず、ホイッグ党は前回の選挙で47%の票を得ただけでは正当とはみなされない。

  • 次の1.1での大きな変更は正当性の見直しだ。「Victoria 3」の政治システムに関して私たちが頻繁に受けた批判は「正当性が十分なほど重要ではなく、その効果も十分明確でない」ということと、「選挙が十分な影響を持っていない」ということだ。この見直しではこうした問題を解決するためにいくつかの変更を行う予定だ。第一に、正当性を0~100の数値で表し、これを5つのカテゴリーに分類して異なる効果を持たせ、その一部は閾値だけではなく実際の数値に基づいて増減するようにした。
    • 0-24:不当な政府(Illegitimate Government):この政府は国民のほとんどから明確に不当なものとみなされている。この正当性レベルはすべての在野の利益団体からの承認を低下させ、法改正を不可能にし、正当性が低いほどますます多くの急進派を着実に生み出す。
    • 25-49:受け入れがたい政府(Unacceptable Government):この政府は一般に、国民に受け入れられる政府とはみなされない。法改正は可能だが、在野の利益団体は支持せず、不当な政府よりは少ないが時間とともに急進派が生まれる。
    • 50-74:反対される政府(Contested Government):この政府はやや不安定な基盤を持っているとみなされる。在野の利益団体はそれほど支持しないが、それ以外に悪い影響もよい影響もない。
    • 75-89:正当な政府(Legitimate Government):この政府は正式で正当なものであるとみなされている。時間とともに体制派が少しずつ生まれ、正当性が高いほどその数は増える。
    • 90-100:公正な政府(Righteous Government):この政府の正当性は揺るぎないものとみなされている。時間とともに体制派が生まれるほか、法改正に要する期間が半減する。
  • 民主主義国家で正当性を獲得する方法も変わり、(単なる影響力ではなく)得票率が政府の正当性に直接影響する。その度合いは法律に依存し、より厳しい投票法では影響力は得票率より依然として重要だが、より多くの国民が参政権を得るようになると得票率の重要性が増し、普通選挙法では有権者の支持のない政府が正当であるとみなされるのは事実上不可能になるはずだ。

  • 今回の最後は教会と国家法と市民権法のバランス調整についてだ。これまでのこうした法律のバランス調整は厳しいものほど権力をもたらすというものだったが、私たちはこれについて特にバランスが取れているとも、国家が国民の一部を差別したいと思うような理由を完全に表現しているとも思えなかった。
  • これに対処するため、私たちはデフォルトで生活水準の上昇によって体制派が生まれるより生活水準の低下によって急進派が生まれるほうが少し多くなるようにし、これを相殺するためにより厳しい法律では受け入れられている国民の間で体制派を増やし、急進派の増加を減らす補正がつくようにした。文化/宗教について厳しくなるほど、その中に含まれる国民に対する影響は大きくなる。
  • 私たちはもうひとつのホットフィックス(1.0.6)についても取り組んでおり、これにはゲーム終盤のパフォーマンス改善その他の修正を含めたいと思っている。これは来週中のリリースを目指している。

来週も1.1パッチについて。

次回:開発日記#66――パッチ1.1(その2)

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コメント

  1. 正当性の仕様変更はそれでいいけど、政党の影響力に対するプレイヤーの選択肢を増やして欲しい。
    地方国家でプレイしていると今の仕様でも君主制から真っ当な選挙制の国に変えるだけで大変すぎる。

  2. 余計な要素は後でいいから、頼むからバグとCTDを減らしてくれ
    現在の状況だとゲーム後半は終わらない内戦と強制終了だらけでゲームになってない

    • 前回の開発日記で「現在リリース後のサポートとパッチに集中している」って言っとるで

  3. 100時間ほどプレイしたけどCTD出会ったことないんだよなあ
    環境依存なのかな

    • 自分のPCだと1.0.3ではしょっちゅうクラッシュしてたがメモリを8GBから16GBに増やして1.0.4にアップデートした後は1回しかクラッシュしてない

      • 16GBから32GBだった

  4. 正当性が上がれば政府支持者増えるのか….増えるのか?
    現状、都度出る選択肢が悪いのかもしれないが正当性も税金も押さえても大体4割の人口が反体制はになるからなぁ。

    • 現バージョンの正当性には法律審議時間の短縮以外の効果は無いで

    • 確かに税率低め世界で最もリベラルな法律を制定して、公共施設MAXで生活水準も22.0越えでも反体制派が多すぎる気はする。
      まあまだ生まれたてだし開発も忙しくしているようだから気長に待とうや
      開発を決して休ませるな!(急進派POP)

      • 急進派は生活水準が上がったタイミングでしか減らないので、高止まりしてる状態だと全然減らんのよ
        そういう状態でイベントとかで急進性が上がると、上がったままなかなか元に戻らない

        • 上がったタイミングのみってだいぶひどい仕様だな
          早急に改善して欲しい

  5. 現状一旦上がった急進性を下げる方法が少ないのでAIがすぐ反乱祭りになるけど、正統性で時間経過とともに下がるなら多少はマシになるかな

  6. 急進派は生活水準を上げないと減らないのは一年以上前の開発日記で発表されてて、当然「大丈夫か?」って指摘もあったんだけどなあ

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