「Crusader Kings III」開発日記#105が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はキャラクターの記録・関係の理由・幼少期のイベント・新特性について。1.7リリース前の開発日記です。
開発日記
開発日記#105は、キャラクターの記録・関係の理由・幼少期のイベント・新特性について。
- 今回は1.7「Bastion」アップデートの機能について。アップデートと同時リリースの[編集済み]については、今回は触れない。
キャラクターの記録
プレイヤーであるマハラジャの最近の記録ログ
- キャラクターはしばしば非常に印象的なことをするが、今まで各キャラクターがいつ、誰と、どんな経験をしたかを記録する手段がなかった。今回のアップデートではゲームの世界がいかに生きているかをより明確に表現するため、キャラクターに記録を導入した。キャラクターは彼らに起こったこと、例えば子供の誕生、重要な戦い、親しい人の死、相続といった重要なことから、子供の頃にあった他のキャラクターとのイベントによる交流のようなありふれたものまでを覚えている。
非プレイヤーキャラクターの公の記録ログ
- プレイヤーはいつでも、自分のキャラクターの記録はもちろん、他のキャラクターの私的なものではない記録も閲覧できる。これによってそのキャラクターがどのような人物であるかだけでなく、どのような経緯でそのような人物になったのかを素早く知ることができる。これを何年も前のEU:Romeにあったキャラクターヒストリーのような機能と考える人もいるかもしれない。
- キャラクターヒストリーとの特に重要な相違点は、時間の経過とともにある記録は消え、ある記録は残る点だ。プレイヤーキャラクターやプレイヤーキャラクターになる可能性のあるキャラクターについて、私たちは長く記録を残しすぎるくらいだが、これは主にゲームが進むにつれてそうした記録が必要となる可能性が高いためだ。
- 記録はキャラクター画面の殺害リスト・インベントリー・ライフスタイルと同じ場所にある記録ビューワー(Memory Viewer)でいつでも閲覧できる。
- しかし、記録はプレイヤーが楽しむためのログとしてのみ存在するわけではない。キャラクターが持っている記録をコンテンツのトリガーとして使用したり、イベント内で利用したりできるようになった。つまり、例えば暗殺者が自分の雇い主に対して行った侮辱を引き合いに出すなど、これまでは曖昧にせざるを得なかった内容に記録が使われるようになるかもしれない。
- また、自分のキャラクターがある種の記録を持っていたり、他のキャラクターと記録を共有していることに基づいて、私たちは新たなコンテンツを作れるようになったということでもある。
エクスポートした記録リストの例
- 自分のキャラクターの偉業について他の人に知ってもらいたいという方のために、キャラクターの記録をクリップボードにエクスポートしてゲーム外で共有できるようにもなっている。
関係の理由
進行中のゲームにおける友人関係の理由の3つの例
進行中のゲームにおける宿敵関係の理由の2つの例
- 今回のアップデートでは、ゲーム世界でのつながりをより明確にするために、どのキャラクターがプレイヤーの友人や敵であるか、なぜそのキャラクターが特定のキャラクターと特別な関係を持っているのかを明確にしたいと考えた。そのために、インターフェースに関係を示すアイコンを追加した。
- 関係が形成されると、そうなったことだけでなくその理由もゲーム内で通知される。関係の理由はツールチップで常に確認でき、どのように友人・恋人・親友・宿敵などになったのかが表示される。より高度な関係(親友や宿敵など)が存在する場合は基礎的な関係と高度な関係の両方の理由が表示される。
- キャラクターの記録と合わせることで、これによって現在に至るまでの経緯がより明確になるはずだ。小さな変化だが驚くべき大きな意味を持ち、今まで隠れ気味だった人間関係シミュレーションの部分を強調する。
幼少期のイベントの見直し
Diligent・Gregarious・Temperateのいずれかを獲得できる幼少期のイベント(子供視点)
Diligent・Gregarious・Temperateのいずれかを獲得できる幼少期のイベント(後見人視点)
Generous・Fickle・Arrogantのいずれかを獲得できる幼少期のイベント(子供視点)
Generous・Fickle・Arrogantのいずれかを獲得できる幼少期のイベント(後見人視点)
- ゲーム世界でのキャラクターの扱い方を改善するため、既存の幼少期の性格イベントをすべて見直し、あらたに12のイベントを追加した。これによって性格の組み合わせが大きく変化し、これまでのイベントの機能の仕方では不可能だった不可能だった組み合わせも可能になる。
- これは幼少期のコンテンツを追加するのみならず、後見人としてより興味深い選択を行えるようにし、幼少期のイベントにおいて安易に最適な選択が行われないようにすることも目的としている。
- 新たに互いに競合するようになった特性の組み合わせは以下のとおり。
- diligent・gregarious・temperate
- zealous・ambitious・sadistic
- shy・paranoid・craven
- lazy・gluttonous・compassionate
- lustful・chaste
- just・greedy・callous
- humble・cynical・content
- vengeful・deceitful・calm
- generous・fickle・arrogant
- forgiving・trusting・patient
- honest・arbitrary・impatient
- brave・stubborn・wrathful
特性「忠実(Loyal)」「不忠(Disloyal)」
不忠特性を持つキャラクター
忠実特性を持つキャラクター
- 今回のアップデートで追加される2つの新特性について。キャラクターは自分の行動を通じて(あるいは他人の行動の対象として)忠実・不忠の特性を得ることがある。これは特に配偶者を裏切る浮気、派閥への参加、主君に対する謀反を行う可能性に影響する。こうした特性は罪や美徳に組み込まれ、文化的伝統によってより重視されたり、より一般的になったりする。
コメント
忠実/不忠特性は嬉しい驚き。
これで国王に忠実に仕える忠臣ロールも、忠臣を贔屓する主君ロールも捗りますね。
ただこれも代が替わるとリセットされるのかなぁ。
読み間違ってなければshy(内気)、paranoid(疑心暗鬼)、craven(臆病)の中から一つ選ぶイベントが起きるようになるってこと…?後継者にこのイベント起きたら廃嫡不可避なんだが…
けっこう主君守るために動くこともあるんだけどあんな評価もいみなかったからな
ロールプレイが楽しくなるかな?
思わせぶりな書き方だったから結構先になるかと思ったらもう一週間後じゃん