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「Hearts of Iron IV」開発日記2022年7月6日――イタリア#2

HoI4 開発日記

「Hearts of Iron IV」開発日記2022年7月6日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はイタリアの非史実ルートについて。「By Blood Alone」+1.12リリース前の開発日記です。

前回:開発日記2022年6月29日――エチオピア#1


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開発日記

開発日記2022年7月6日分は、イタリアの非史実ルートについて。

  • 以下のすべてはまだ開発中のものであり、リリースまでに多くのことが変更される可能性がある。

  • 細かいことを説明する前にイタリアの国家方針ツリーを見てみよう。
  • まず、1943年以前にムッソリーニを退陣させた場合にイタリアが取り得るもっともありそうな方向性から。

もうひとつのファシストルート

  • すべてはエチオピアとの戦争から始まる。エチオピアとの戦争をどのように戦ったかによって国家方針「Solid Progress in Ethiopia」を通じて史実ルートに向かうのか、「Struggle in Ethiopia」を通じてドゥーチェを弱体化させるかが決まる。

  • ファシズムの強力な中心人物を追い出すには時間がかかる。動き出す前に権力を固めなければならない。

  • ムッソリーニとファシズム大評議会との間で、プレイヤーはBalance of Powerを管理する必要がある。大評議会側に動かしたいと思うだろうが、やりすぎると将来的に思わぬ影響がある。プレイヤーは特定のBalance of Powerのディシジョンをアンロックしていくことができ、これはさらにドゥーチェを弱体化させ、天秤を傾ける助けになる。

  • 十分な権力を手に入れたら「Convene the Grand Council」でドゥーチェの運命を決め、「Depose Mussolini」でそれを強固なものにできる。
  • しかしエチオピアで苦戦せず、プレイヤーがあまりにも優秀だったら? その場合でもムッソリーニを追い出すことは可能だ。少しコストはかかるが……。

  • ムッソリーニを退陣させた後はファシストの体制を維持するか、国王に権力を与えるかを選べる。まずドゥーチェの跡を継ぐファシストの指導者を見てみよう。Italo BalboとDino Grandiだ。この二人は固有のルートを持つが、その間に共通のルートもある。まずは共通ルートを見ていこう。

  • 新たなドゥーチェがやるのは「Consolidate Power」と「Stop the Squandering」だ。指導者としてどちらを選んだかによって、こうした国家方針はそれぞれの固有ルートで新たな国家方針をアンロックする。

  • 重要なことは新たな指導者がBalance of Powerにおいて大評議会に対する地位を高めることだ。十分な権力を持つことで国家方針「Purge the Party」が可能になり、これは顧問や将軍を犠牲にする覚悟があるなら、新たな指導者のBalance of Powerを強化する絶好の機会となる。

  • 国家方針「The Fate of Mussolini」も新たなドゥーチェにBalance of Powerを傾ける機会だが、選択肢ごとに影響が異なる。

  • その後イタリアをどうするかは自由だ。「Divino Duce」は悪くない選択肢だとプレイヤーは考えるかもしれない。

  • あるいは、「Greater Purpose」でファシズムは一個人の栄誉より大きな目的を果たすべきと考えるかもしれない。

Italo Balbo

  • Balboは2つの固有のルートを持っている。ひとつは陸空軍の再編成と近代化に着目したものだ。イタリアの資源は乏しいため、基本的には陸軍と空軍のどちらに投資するかを選ぶ。

  • その後はSaharan auto-aviation Companiesを強化・拡大し、「Combined Army and Airforce」でBalboは2つ目の司令官特性「Military Modernizer」を獲得する。

  • Balboの2つ目のルートはリビアに関するもので、「The Fourth Shore(当時のイタリアにおけるリビアのあだ名のようなもの)」から始まり、トリポリから石油や鉄鋼の形でさらなる資源を獲得できる。

  • Balboの2つ目のルートは最終的にリビアのすべてのステートにステート補正「Novus Ordo」を付与するほか、非正規歩兵もいくつか獲得できる。
  • Balboの2つの専用ルートを利用するにはムッソリーニの浪費を食い止め、先に進むための生産手段や資源をアンロックしなければならない。

Dino Grandi

  • Grandiの専用ルートは彼が新たな指導者となるとすぐに開かれる。フランスとイギリスのいずれかに二国間協定を求めるものだ。

  • 「Seek British Military Cooperation」ではイギリスに接近して海空の研究を共有できる。

  • 「Invite France to a Military Program」ではフランスに接近して歩兵や戦車の研究をブーストする。

  • 次は隣国との国境を固めることで軍事力をさらに強化する時間を稼ぐ。その後、フランスかイギリスとさらに関係を深めるか、あるいは裏切るかはプレイヤー次第だ。

  • 「Proclaim the Italian Empire」では自国部隊の士気が高まり、さらなる人的資源を獲得できる。

  • Grandiは新たな指導者特性「Father of the Empire」を獲得する。

  • Grandiの2つ目の固有のルートは「Consolidate Power」の後Balance of Powerを充分Grandi側に動かす必要がある。このルートは古い制度を改革し、より効果的なものにし、拡大していくことに関するものだ。

  • 党内の反対派をすべて抑えることができれば「Meritocracy」で他に得られないような顧問を得ることができる。またGrandiの3つ目の指導者特性「Political Reformer」も得られる。

  • 「Expanded Corporatism」では占領地からより多くの資源や生産力を獲得でき、さらに得られる迎合性も増える。

Balance of Power

  • BalboのBalance of Powerは軍事を中心としたもので、他から資源を奪って軍需工場の生産と経験値獲得を増やす。

  • Grandiは軍に不利益をもたらすが法と秩序に重点を置き、経済を拡大する。
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君主制ルート

  • ご覧のように、イタリア王国は上で紹介したフランスやイギリスと協力するための国家方針も利用できる。

  • その右側には工業をテーマとした小さなルートがある。「Extraction Industry」では支配した資源をもう少しだけ利用できるようになる。「New Corporations」では最大6つの民需工場を追加するが、民需工場の建設速度が大幅に低下する。「Mobilize the Railway Guns」では第一次世界大戦時の列車砲Cannone da 381/40 AVSを4門出現させ、列車砲生産ボーナスを獲得する。

  • 「New Forms of Weaponry」は国民精神と研究ボーナスをもたらす。

  • 政治に関しては指導者についていくつか選択肢がある。

  • 右側が正規の君主主義ルートで、「Power to the King」では安定度と政治力のボーナスをもたらし、現国王を退位させてUmbertoを新たな王に据えるディシジョンをアンロックする。国王は黒シャツ隊について解散させてファシズムに打撃を与えるか、利用してファシストの支持を得るかを選択する。

  • さらに右側にはヴァチカンに関するものがあり、イタリアと教皇の結びつきを強化し、安定度と政治力、非同盟/中立主義への支持、諜報員や迎合度に関するボーナスが得られる。「Seek Papal Support」を完了するとBalance of Powerのファシズム大評議会がPapal Influenceに置き換わる。

  • 左側の「Revoke the Acerbo Law」ではChristian Democratsか国王に率いられた保守的な民主主義国家となる。民主主義の指導者を選んだ後は「Expand Intelligence Services」でさらなる諜報員を獲得し、「Cooperate with Moderates」でさらなる民主主義のキャラクターをアンロックする。

  • これはゲーム終盤のもうひとつのルートで、ローマ帝国をテーマとしたものであり、すべてのファシストと非同盟/中立主義の指導者が利用できるようになる予定だ。

  • このルートには軍事とレジスタンスに関するボーナス、いくつかのデザイン、イベリアでの傀儡国家、南アメリカ諸国の陣営加盟などがある。

  • ご覧のように、「Towards a Greater Italy」「Mare Nostrum」はMussolini・Balbo・Grandi・君主主義ルートで利用可能だ。

  • ここでポートレートのある将軍たちも紹介しておく。

  • 最後に、フリーランスのコンテンツデザイナーの助けにより、ごく最近実装されたものについても紹介したい。Africa Orientale Italianaは国家方針「Ministry of Italian Africa」「The New Emperor of Ethiopia」を完了させた後に建国できる植民地の国家タグとなった。協力政府とは異なり、これは中核ステートを持たないが、固有の国民精神、政治顧問、国家指導者を持ち、その領土内におけるレジスタンスと迎合度にボーナスを持つ。さらにイタリアは国内警備のために彼らに人的資源と装備を送る選択肢もある。

  • 「Balkan Diplomacy」カテゴリーにもフレーバー豊かなディシジョンが追加された。

  • 大イタリアはコスメティックタグとなっており、イタリアのすべての領土回復主義者の欲求を満たせば素晴らしい報酬がある。

反ファシスト共和主義

  • エチオピアとの戦争でムッソリーニはエチオピアの北部・南部の領土を獲得する命令を出すが、プレイヤーがドゥーチェを失望させると国家方針「The Abyssinian Fiasco」が自動で完了し、反ファシストルートにすぐに入ることができるようになる。一方、こうしたミッションに成功すると国家方針「Solid Progress」が自動で完了し、この場合はエチオピアとの戦争が終わるまで反ファシストルートに入ることができない。

  • 最初の反ファシストルートはファシストとの対決のために反対派の準備を整えることから始まる。つまり、ムッソリーニ政権を倒そうとすると内戦になる。「Organize Strikes in the North」では内戦において北部のステートの支配権をもたらし、そこに追加の師団が出現し、内戦が始まると敵の工場に妨害工作を行う。「The Southern Farmlands」では南部で同様に機能するが、敵の工場に妨害工作を行うかわりにファシストは一時的な損耗・補給ペナルティを受ける。
  • プレイヤーが「Solid Progress」「Triumph in Africa」を完了している場合、上記の国家方針は利用できず、したがって追加の師団もファシストのペナルティもなく、ステートの分割も若干異なる。「Defy the Duce」ではCommittee for National Liberationの結成に関するイベントが発生し、その中で民主主義か共産主義かを選び、内戦が始まる。
  • 「Appeal to the Bourgeoisie」「Seize Old Equipment」は内戦中の装備・人的資源・消費財を手当てするものだ。「The Italian Republic」を完了すると国王は「引退」し、国民精神を失うが、その分の安定度と政治力はこの国家方針によって補われる。

  • 内戦が終わると共産主義か民主主義のいずれかを選ぶ。国家方針「The Popular Front」「Italian Socialism」は共産主義と社会民主主義の間でBalance of Powerを開始する。

共産主義ルート

  • 一番左の「The Garibaldi Legion」はスペイン内戦が続く限り活動する国家精神を提供し、共産主義イタリアがスペイン内戦の結果を左右できるようにする。「Gruppi di Difesa della Donna」は敵に占領されたイタリア国内のパルチザンの活動を活発化させ、若干の人的資源ももたらす。さらにパルチザンのAda Gobettiを将軍にできる。

  • 「A New Era for the Red Shirts」は民兵の能力を大きく高める。
  • 「A Leader Steps Forward」では共産党の指導者を選択でき、デフォルトではPalmiro Togliatti(共産党)とSandro Pertini(社会党)がいるが、3人目の選択肢もある。「Liberate Antonio Gramsci」は投獄されている彼を釈放するよう国際的な運動が彼の命を救うことを表現しているが、1937年までにこの国家方針を完了できれば、彼はかなりよい選択肢となる。
  • 「Industrial Socialization」から続く国家方針は工業を再建するためのものだ。その右には民主主義と共通の国家方針があり、キャラクターのロック/アンロック、軍の懐柔、マフィアやカラビニエリへの対応など国内に関するものとなっている。

  • 共産主義ルートの最後の部分はソ連につくか独立を守るかを選び、ソ連と敵対する可能性がある。

  • 最後に新たなパルチザンの将軍をお見せする。

民主主義ルート

  • 民主主義ルートの上半分には国内に対応する共有の国家方針、工業力を回復させるための国家方針、スペイン内戦でスペイン共和国を支援するための国家方針が用意されている。
  • 「The Republic’s Leadership」は共産主義と同様にイタリアを社会主義か民主主義へと導く政党と政治指導者を選ぶイベントが発生する。ここではFerruccio Parri(Popular Party)かIvanoe Bonomi(労働党)から選ぶ。「Bring Exiled Scientists」では核科学者としてEnrico Fermiをアンロックし、研究速度ボーナスを付与する。

  • 「Social Stability」を完了した後は陣営を率いてヨーロッパの平和と民主主義の番人になるか、他の民主主義陣営に加わってファシストの猛攻に耐え、共産主義の脅威に対抗するかを選ぶ。

  • 民主主義の将軍はまだポートレートが揃っていない。

反植民地主義ルート

  • 「The Ethiopian Question」はイタリア内戦が終了した時点で利用可能となり、エチオピアで戦争が続いている場合はその状況に対処し、彼らとの和平を試みたり、彼らが共産主義に向かっている場合は協力を取り決める。戦争が終わっている場合、この国家方針は迂回され、新たな植民地政策を選択できる。
  • 「Abolish the Colonies」はフランスの国家方針「French Union」に近く、植民地領と植民地を管理する傀儡国が新たなイタリアの不可欠の領土となるか、独立するかを決める国民投票を行う。迎合度が高いことや地域の発展といった要素によって、AIは統合されるほうに傾く。その後は統合された地域で資源産業を拡大し、「Condemn Colonialism」でアフリカの他の植民地国家に対して早期に戦争目標を獲得できる。
  • 右側の「New Colonial Policies」とそれに続く国家方針では植民地を傀儡国として解放し、国家連合を作り、イタリアがその傀儡国を最大限利用できるようにする。
  • 「Negotiations with Albania」「Enlist the Bashkimi Kombëtar」はファシストの同様の国家方針のように機能し、アルバニアを併合するか傀儡国とし、追加の民兵と民兵上限を得る。
  • このルートは植民地の現地軍と非正規軍にボーナスをもたらして終わり、「Liberate the Workers of Africa」はアフリカのステートを支配しているイデオロギーが異なるすべての国家に対して戦争目標を獲得する。
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その他

  • 前回見せられなかった残りの政治顧問を紹介する。大まかにイデオロギーごとに分類されているが、複数のイデオロギーに対応できる顧問もいる。

  • ポートレートが追加された新たな諜報員。

  • さらなる3Dモデル。

  • イタリアの国家方針ツリー全体はこのとおり。

質疑応答

Q:内戦の国家方針ツリーは実際に画像の場所にあるの?

A:隠されており、内戦発生時にツリーの左に追加される。

Q:(注:ドイツの国家方針で)ムッソリーニの暗殺に成功したらどういう影響があるの?

A:まだ議論しているところだが、今のところ、ムッソリーニルートを残す方向で考えており、ムッソリーニが指導者である必要があるものは迂回するようにしようと思っている。

Q:イタリア海軍には3Dモデルはないの?

A:この拡張ではない。


来週はスイスの非史実ルートについて。

次回:開発日記2022年7月13日――スイス#2

コメント

  1. 俺のバルボが!

  2. なんか政治顧問に犬いない?

    • 恐らくまだポートレートが準備できてないんでしょうね

  3. フリーランスのコンテンツデザイナーが手がけたアフリカ国家の仕様、world ablazeの国家弁務管区とほぼ一緒だね
    エチオピアだけじゃなくてアフリカの各地域も同じようにできると嬉しいんだけど、難しいだろうなー…mod製作陣に期待するしかないか

  4. 今回のBalance of Powerもそうだけど特定の国専用で汎用性の無いシステム勿体なく感じるなぁ
    これだけでアメリカの民主共和の議会やドイツの親衛隊と国防軍、日本の陸軍海軍対立なんかもまとめて表現できそうなんだが

  5. ツリーかなりでかいな

  6. なんの苦労もせず国併合できる国家方針ほしいんだけどないのかな

    • そういうのは割と中小国に追加されることが多い感
      ただローマ帝国でイベリア併合されてるのに「傀儡にできる」ってことはなんの苦労もせず併合できるんじゃない?

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