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「Stellaris」開発日記#249――新たな友人

Stellaris 開発日記

「Stellaris」の開発日記#249が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は中立機構・Bulwark・Holdings・起源について。3.4+「Overlord」リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#248――特別な調査


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開発日記

開発日記#249は、中立機構・Bulwark・Holdings・起源について。

  • 先週の開発日記では特化した帝国・Prospectorium・新たなholdingsをご紹介した。今週は「Overlord」で登場する3つの中立機構(Enclaves)とそのうちのひとつを詳しくご紹介し、Bulwark(注:特化した帝国のうちのひとつ)を掘り下げ、最後にいくつかのHoldingsと起源を見ていく。
  • すべてのプレビュー・数値・テキストは最終的なものではなく、変更される可能性がある。

中立機構

勤勉なサルべージャー(The Industrious Salvagers)

  • The Salvagersは友好的で平和主義的な廃品回収者とメカニックの集団だ。エンジニアリングに重点を置く彼らは古い船を引き上げて改修し、その船の新たな本拠を探してやることをこの上なく好む。

  • 彼らは助けようとはするが、過去に痛い目に遭っているために最初は慎重で、不要になった古い艦船を解体したり、中古の船を安く提供したりする程度のサービスしか行わない。

  • 信頼を得ると、彼らはより多くの選択肢を提供してくれる。工学研究の知見を提供したり、戦闘で発生したデブリフィールドからのサルベージを申し出るなど、彼らは大切な顧客のために最善を尽くす。

謎めいたシュラウドウォーカー(The Mysterious Shroudwalkers)

  • The Shroudwalkersはシュラウド(the Shroud)のもっとも深い謎を掘り下げ、未知なるものを理解しようとする修道院のような中立機構だ。彼らの本性や欲望は理解しがたい。
  • 非常にストーリー性の高いこの中立機構についてはあまりネタバレするつもりはないが、彼らの予言や見通しは開発日記#245で紹介した情勢(Situations)システムを利用する。

  • 彼らは他者にシュラウドのやり方を教えようとしている。

  • そして、彼らがプレイヤー帝国の未来の可能性を見ようとするのと同じように、彼らはシュラウドを見つめ、他の帝国についての洞察を提供しようとする。

すべてうまくいく。

  • もっとも勇敢な者はシュラウドそのものを通じて移動に関する知識を求め、プレイヤーの星系から彼らの星系へのワームホールのようなバイパスを作るように依頼することもできる。

  • 起源のひとつ「the Teachers of the Shroud」はこの中立機構と密接な関係があるが、それはまた別の者の話だ。

The Mercenary Mercenaries​

  • 他の中立機構と異なり、傭兵中立機構(Mercenary Enclaves)は宇宙の奥深くでランダムに見つかるものではない。かわりに狂信的純粋主義者(Fanatic Purifiers)ではない通常の帝国によって設立できる。

  • こうした艦隊を作るには多くの必要条件がある。すなわち、サイズ50以上(注:艦隊指揮上限などで言うサイズのことのようです。コメントにてご指摘いただきました。ありがとうございます)、提督がいる、同じ星系内に他の中立機構がいないプレイヤー帝国の星系であること、彼らがステーションを建設するのに適した場所があることだ。
  • デフォルトでは傭兵中立機構キャパシティ(Mercenary Enclave Capacity)はゼロからスタートする。通常の効果に加え、国是「戦士の文化(Warrior Culture)」「野蛮な略奪者(Barbaric Despoilers)」「民間軍事会社(Private Military Companies)」はそれぞれ1、国是「海軍契約者(Naval Contractors)」は2のキャパシティを追加する。

  • アセンションパーク「Lord of War」は傭兵中立機構キャパシティを1追加し、艦隊戦力による外交発言力(Diplomatic Weight)を増大させ、傭兵中立機構から受け取る配当の割合を増やす。

  • 新たに設立された傭兵中立機構は警備サービスの調達に関心がある国家のためにいくつかの選択肢を用意する。傭兵中立機構の本拠となる星系基地がある星系を支配する帝国は傭兵中立機構のパトロンとみなされ、彼らとさらなるやり取りを行える。事業が特にうまくいっている場合には、パトロンは傭兵中立機構から配当を得る。

  • 傭兵中立機構と交信できるいずれの国家も、余裕があれば10年間彼らの艦隊を雇用できる。価格は彼らがプレイヤー国家をどう考えるか、プレイヤーがパトロンであるかによる。

  • 時間経過で彼らは技術の研究、補充、艦隊の増強を行うが、パトロンが彼らを助けることもできる。

  • 彼らと良好な関係を築いていれば、パトロンは彼らに契約破棄を頼むこともできる。しかし彼らはその顧客に補償しなければならず、彼らは喜ばない。

  • 当然ながら、傭兵中立機構は銀河コミュニティに彼らの商売を規制するように働きかける。「Overlord」での新たな決議案のひとつが国防の民営化(Defense Privatization)だ。

  • この一連の決議は銀河コミュニティが戦闘を専門家に任せることを奨励することに重点を置いている。これにより帝国はより多くの傭兵中立機構を設立でき、配当の割合が増え、傭兵以外の艦隊に大きな制限を設けることができる。

  • 他の主要な決議案カテゴリーと同じく、「Federations」ではさらに2つの段階が追加される。いつものように最後の段階は少し極端かもしれない。
  • 銀河コミュニティについてはこれだけではないが、他の決議については別の機会にご紹介する。

The Bulwark

  • the Bulwarkは「Overlord」で追加される2つ目の特化した帝国で、宗主国の敵に対して守りを固める。上のTebbran Citizen RegimeはBulwarkとして私たちの栄光の共和国に仕えている。

  • 防御に大きな恩恵があるため、the Bulwarkは宗主国の敵に対する盾となるが、基礎資源の獲得は宗主国の助成に頼っている。
  • 防衛プラットフォームについて調整も行った。建設速度が速まり、射程・射撃速度・追尾・船体ポイントが大きくなり、Bulwarksは防衛プラットフォーム使用時にさらにボーナスを得る。

  • Bulwarkのアドバイザーがいると、星系基地コストとアップグレード期間が改善される。

  • パーク「Bulwark Watch」はHyper Relay Networkの効果があるため、全部を公開するのは控えておく。

  • Bulwarkの星系で戦うのは非常に有利だ。

  • Prospectoriumと同じように、Bulwarkも防衛に役立つ技術を手に入れられる。

  • これもProspectoriumと同様に、第2段階になるとBulwarkは提督に特別な特性を追加する。

  • 同じように、彼らは宗主国と取引できる。

  • 第3段階ではBulwarkは建設船の改良型を作成できる。これは星系内の味方の艦船を修理でき、通常の建設船よりも少し頑丈だ。

  • 第1段階のShield Magnifiersを侵略者に向けることができるようにもなる。伝統ツリー「不屈(Unyielding)」を完了していると、この効果は増加する。「Apocalypse」を持っていなくても「Overlord」で伝統「不屈」は利用可能になる。
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Holdingsその3

  • 今週は商業複合施設(Emporium)を含むHoldingsをご紹介する。商業複合施設は従属国に強制的に宗主国から消費財を買わせてエナジークレジットと引き換えに快適度(Amenities)をもたらす。

  • 生産省(Ministry of Production)やエネルギー省(Ministry of Energy)といった従属国の生産に課税するholdingsもある。2週間前に公開した資源省は抽出省(Ministry of Extraction)に改名され、揮発性粉末(Volatile Motes)の維持費がかかるようになった。

  • 建設的な宗主国は軌道上組み立て施設(Orbital Assembly Complex)と建設船を使って惑星の開発を支援できる。

  • Reanimatorsは従属国を守るために死者を呼び出す。

  • 永久雇用(Permanent Employment)の巨大企業は働けるはずの人が寝ているだけにならないようにできる。

  • 国是「Franchising」を持っている巨大企業は支社を持っている従属国の惑星を直接支配し、そこの労働者を落胆させることができる。このholdingによって志向の魅力は宗主国が持っている狂信的な志向に合わせて変化する。
  • 上記のプレビューは変更され、バランス調整される可能性がある。

帝国の封土(Imperial Fiefdom)

  • 起源「帝国の封土」では、プレイヤーの宇宙への第一歩は残酷なほど短い。直ちにいくつかの他国と一緒に従属させられ、プレイヤーは宗主国からいくらか贈り物をもらい、選んだ特化した帝国としてゲームを始める。
  • 複数のプレイヤーがこの起源を選んだ場合、全員が同じ先進AI帝国の従属国としてスタートする。

質疑応答

Q:傭兵の価格は艦隊戦力に比例する?

A:そうだ。

Q:傭兵艦隊は自国の艦隊キャパシティを使うの? それともカウントされない?

A:雇用時のみだ。

Q:従属契約はCK3の封建契約に似てるし、傭兵中立機構は宗教騎士団に近い。これについてなにかコメントはある?

A:私(注:StellarisゲームディレクターのEladrin氏)は誰からもいいアイディアならなんでも盗む。

Q:防衛プラットフォームは破壊ではなく無効化できるようにならないの?

A:実際にそうして少し遊んでみたが、奪還が非常に難しく時々驚くほど苦痛だった。しかし将来的に見直して再建がそれほど苦にならないようにしたい。

Q:艦船を解体するのはプレイヤーが既に使っている、艦船を裸の艦船モデルに「アップグレード」して資源を生み出すという悪用の改良型や代替になるの?

A:裸の艦船の悪用とは無関係の別の選択肢だ。今後のcustodianパッチでおかしな改修の悪用に対する恒久的な解決策を考えることになると思う。

Q:bulwarksの従属契約では、彼らを宗主国の侵略戦争にも使えるの?

A:使える。「攻守どちらも」という条件を選べる。

Q:シュラウドとのやり取りを探求するということは、超能力のアセンションやシュラウドの機能の変更があり得るということ?

A:まだ社内で議論している最中だ。

Q:傭兵中立機構キャパシティ上限に達しているときに傭兵中立機構の星系を獲得したときはどうなるの?

A:キャパシティは設立できる上限であって、パトロンになれる上限ではない。


来週は新たに建設できるようになる建造物、Scholarium、特化した帝国のholdings、銀河コミュニティの見直し、起源について。

次回:開発日記#250――文明の引き上げ

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コメント

  1. >こうした艦隊を作るには多くの必要条件がある。すなわち、サイズ50以上(注:艦船数のことか)、提督がいる、同じ星系内に他の中立機構がいないプレイヤー帝国の星系であること、彼らがステーションを建設するのに適した場所があることだ。

    ここでいうサイズは、艦船数ではなく艦隊サイズ(コルベット1・駆逐艦2・巡洋艦4・戦艦8のような艦隊指揮上限にかかわっている方)だと思います。

    • おっしゃるとおりですね。修正しました。ありがとうございます。

  2. シュラウド関連は単純にまだまだイベント少ないもんなぁ

    それこそシュラウド拡張系のMODをすべて公式化してようやくバランス取れるレベル

  3. 自前の艦隊の維持に制限がかかるようになると、我が代表堂々退場することになりそう

  4. 一番最初の所、『holdingsをご紹介した。』が2回書かれてますね。

    • 修正しました。ありがとうございます。

  5. 傭兵ステーションの種族不問な見た目好きだけど、実際の艦船モデルと提督はどうなるんだろうな

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