「Hearts of Iron IV」開発日記2021年9月15日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は焦土作戦・優先する戦術・戦略的再配置について。1.11「バルバロッサ」リリース前の開発日記です。
開発日記
開発日記2021年9月15日は、焦土作戦・優先する戦術・戦略的再配置について。
- 今回は「No Step Back」に搭載される小さな機能をいくつかご紹介する。
焦土作戦(Scorched Earth)
- ドイツ軍侵攻の際のソ連の防衛戦術のひとつは焦土作戦の使用だった。「No Step Back」では指揮力(Command Power)を消費して戦術的撤退の際に鉄道を戦略的に無効化するよう命令できる。
- ステートレベルで有効化でき、存在するすべての鉄道は完全なダメージを受けると同時に直ちにフラグが立てられ、熱心な作業員が修理をしようとしないようにする。
- 保留中の修理は建設キューに別の形で表示され、作業されなくなる。プレイヤーは焦土作戦を有効にしたのと同じ方法で、ステートに対して焦土作戦をオフにできる。影響を受けたすべての鉄道は、これによって一斉に修理を開始する。
- 焦土作戦は非常に単純な仕組みだが、侵略者には壊滅的な影響を与える可能性がある。奪取した鉄道の転換期間に加えて、補給物資を運ぶには損傷した鉄道を修理しなければならない。私たちは工場にも効果を広げることを検討したが、これはバランスに関して私たちが望むよりずっと大きな影響が出る可能性があると判断した。
優先する戦術(Preferred Tactics)
- この機能については以前の開発日記でも少し触れたが、コミュニティやチーム内からのフィードバックを受けて動作を一部変更した。以前は国家レベルで優先する戦術を設定し、その戦術が戦闘で選択されることにプラスの確率補正があったが、将軍や元帥も優先する戦術を獲得できるようになった。レベル5になると将軍の優先する戦術を選択するよう促される。これは彼らのドクトリンの流派を表現し、彼らの指揮下にあるすべてのユニットに影響を与える。
- 注意してほしいのは、国家レベルの優先する戦術を削除したわけではなく、国家→元帥→将軍とウェイトが加算されていくということだ。もちろん同じ優先する戦術を3回スタックすることもできるが、これは柔軟性を大幅に低下させ、非常に容易に対抗されてしまう。優先する戦術による全体的な確率増加量は、もちろんこの点を考慮して少しばかり減少している。
- じゃんけんのようになることを避けたかったので、将軍の戦闘スタイルの中核となるドクトリンの性質をより強く表現するためにこの選択はキャラクターに永続的に適用することとした。
戦略的再配置(Strategic Redeployment)
遠回りの乗り継ぎを避けるため、列車に続いて眺めのいいバスツアーを利用している。
- 戦略的再配置では、より現実的な軍隊の移動をシミュレートするために鉄道を利用する。これは通常の経路探索とは異なる重み付けを適用し、同程度の重み付けのルートが複数ある場合にもおおよそ理にかなっているように見える選択をする。時にはすべての状況で「理にかなう」とはなにかを予測するのが困難になることもある。見た感じで素晴らしい動作と論理的な動作が重ならない特殊なケースもあるだろう。
質疑応答
Q:29日の開発日記は2回分の開発日記に相当する長さになる?
A:長さは計り知れない。
Q:焦土作戦はAIも使える?
A:使えるが、今のところ促されない限り使わない。そうしないとすべての戦争が泥沼化してしまう。
来週は開発日記がお休みで、次回は再来週になるとのこと。
コメント
翻訳お疲れ様です。
どんな地形も時速10kmで駆け回るチート戦略的再配置がようやく実際の在り方になるのが凄くうれしい。最短時間で動いてくれるみたいだし楽しそう。
日中戦争に勝利した日本がワハーン回廊を通してドイツに陸路で貿易するのは結構不満があるのでこの調子で貿易も鉄道輸送準拠にしてほしい。
日本とドイツみたいに海を挟んでいて互いに首都から地続きの港を持っている時の貿易は貿易船のみで行われていると思っていたんですけど、陸路も関係するんですか?
試してみたらコアが海に隔たれてるので、領土にかかわらずで強制的に海路輸送でした。私の勘違いです。
再配置移動中に防衛線かすめて行って戦闘に巻き込まれるのも防止してほしい
一応攻めてる時なら軌間の変更作業とかあるから前線の線路が使えないからそもそも前線地帯を再配備できないはず。
逆にジリジリ押されてる時は巻き込まれそうだけど…