「Victoria 3」新DLC「Sphere of Influence」発売は5月6日!

「Crusader Kings III」開発日記#75――宮廷の出来事に関するイベント

CK3 開発日記

Crusader Kings III」開発日記#75が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は宮廷イベントについて。バージョン1.5+「Royal Court」リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#74――お願いです陛下、もう少しいただけますか?


スポンサーリンク

開発日記

開発日記#75は、宮廷イベントについて。

  • 今回は新たな宮廷イベントについて。この新たなイベント種別は宮廷画面でのみ見ることができ、通常のキャラクターに関するイベント種別とは異なる。これを追加したのはキャラクターイベントにデザイン上の大きな制限があるということだ。使えるスペースが本当にわずかしかなく、使用に多くの制限がつく。Modを作っていたり、あるいはちょっと手を出したことがある方ならわかると思うが、一般にキャラクターイベントには3パラグラフ程度の文章と3,4個の選択肢がないと見栄えがよくない。
  • このように小さくなっているのには理由がある。ポップアップの際に邪魔にならないため、情報を簡潔に伝えることができるため、イベントに登場するキャラクターをうまくフレームに収めるためだ。

  • 宮廷画面ではこうしたことを(一般的には)考慮する必要がないため、より自由なイベント形式で遊んでみたいと考えた。キャラクターは画面の中で表示されるのでフレームに収めることを考えなくていいし、プレイヤーは常に宮廷イベントを選択する(注:イベントがあったときだけプレイヤーが宮廷画面を見るということか)ので不意にポップアップすることもない。情報と選択肢は簡潔である必要があるが、「簡潔」の意味を少し柔軟にする余地があるのはいいことだ。

  • プレイヤーの視点では、主に「宮廷イベントプール」を通じて宮廷イベントと関わる。毎年のランダムなイベントと同様に、宮廷イベントも中世の君主の一家に見られるような些細な出来事や宮廷の陰謀など、宮廷の生活がそのまま反映されている。宮廷イベントには常に(遠く離れた封臣や客人ではなく)宮廷内にいるキャラクターが主に登場し、宮廷の高貴さ(grandeur)や快適さのレベルとも関連している。

  • トーン、サイズ、選択肢の多さ以外にプレイヤーが気づく最大の違いは、背景やポートレートではなくさまざまなカメラアングルを使っていること、そしてその選択性だ。年ごとのイベントと異なり、宮廷イベントは選択制だ。つまりやりたくなければやらなくてよく、その場合は長い制限期間の後デフォルト(中立的)な選択肢が選択される。

  • 宮廷イベントを開くには宮廷の関連するキャラクターの上に表示されるボタンをクリックするだけだ。チェックできる宮廷イベントがある場合は右側のパネルにあるRoyal Courtボタンで通知される。

  • スクリプトの観点から見ると、宮廷イベントはキャラクターイベントと多くの点で近いが、court_sceneブロックの形はほとんどが異なる。詳しく説明したいが、宮廷イベントはコツをつかむまではスクリプトが難しいので、イベントファイルの中に宮廷イベントの例を入れてその構成を説明している。これはしっかりとした注釈付きの例になるはずだが、念のため、以下でいくつかの点について説明しておく。
    1. 宮廷イベントには常に開始できるようにボタンキャラクターが必ず必要だ。それがプレイヤーキャラクターであっても。
    2. グループパラメーターはそのキャラクターがシーンのどの場所に立つかを定義する。このグループ自体は他の場所でも(少し工夫すれば)スクリプト可能であるため、宮廷内のキャラクターを好きなように配置できる。例にあるグループは実際には宮廷シーン内の複数の異なるプリセット位置を含み、そのうちの1つがイベント発生時にランダムに選択される。
    3. アニメーションについては、標準的なものに加えて宮廷シーンのために作成した新たなアニメーションも多数ある。

  • 宮廷イベントをいくつかご紹介する。

  • 今回の拡張で追加されるイベント種別は宮廷イベントだけではない。決闘は最初のフレーバーパックで追加されたが、スペースが非常に限られていることやアニメーションが文脈に対してうまく機能していないことにみなさんは気づいているだろう。そこで、この新たなイベント種別ではその両方を見直し、決闘を一新した。キャラクターが持っている武器も彼らの特徴的な武器の種類や装備している武器の宝物(あれば)に対応している。

2021年10月5日追記開発日記#76は音響に関する内容となっています。当サイトでは記事にしてご紹介はしませんので、気になる方は直接スレッドをご覧ください。

次回:開発日記#77――複数言語話者になる

スポンサーリンク

コメント

  1. 予想以上にいいなぁ
    世界の色塗りは王国級の有力封臣に任せて自分はこの画面を眺めて過ごしたい

  2. いいねぇ~、キャラクターがより鮮明に「生きている」ように感じられる。宝物に文化もふくめて楽しみすぎるねぇ、ロイヤルエディション買っててよかった。ただ、英語を読むの疲れそう(英語苦手勢としては、まあ面白さに比べたら苦でもないが)。

タイトルとURLをコピーしました