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「Crusader Kings III」開発日記#77――複数言語話者になる

CK3 開発日記

Crusader Kings III」開発日記#77が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は言語について。バージョン1.5+「Royal Court」リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#75――宮廷の出来事に関するイベント

開発日記#76は音響に関する内容ですが、当サイトでは記事にしてご紹介していません。


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開発日記

開発日記#77は、言語について。

  • ご存知のように、各文化が持つ新しい文化的支柱(Cultural Pillars)のひとつが言語(Language)だ。言語にはどのような効果があるのか? 基本的には文化間の基礎的な受容度に影響する。2つの文化が同じ言語なら、彼らは互いを好む。しかしそれだけではなく、キャラクターは言語を学習できる。
  • では、なぜ言語を学ぶのか? 言語を知っていると、キャラクターと伯爵領の双方で(かなり大きな)異なる文化のペナルティが半減する。外国の王国を征服するつもりなら、その国の言語を習得して征服を始めれば、新たな臣下の掌握が容易になる。自文化の受容度が低いほど言語を学ぶことの効果は大きくなる。

  • では、どうやって他の言語を学ぶのか? それは策略(scheme)で行う。
  • 「言語を学ぶ(Learn Language)」は学識(Learning)に関連する策略で、進捗や成功確率は主にキャラクターの学識に依存する。この策略は誰でも利用でき、幼い子供でも可能だ(若く、疲れておらず、脳が働いているため、進捗や成功の確率が非常に高くなる)。これはその言語を母語とする人物を標的とし、彼らの真似をする。他の策略ほど正しい標的を選ぶことは重要ではないが、彼らと交流する機会が得られるかもしれない。

  • 言語の習得にはかなりの時間がかかるが、宮廷教師(Court Tutor)を雇用すれば大幅に高速化できる。また、既存のライフスタイルツリーにもこの策略に向けたボーナスが追加されている。例えば以下のようなものだ。
    • Adaptive Traditions:追加の言語学習の策略をアンロックする
    • Embassies:策略力(Scheme Power)が上昇する
    • Chains of Loyalty:策略力が上昇する
    • Pedagogy:策略成功確率(Scheme Success Chance)が上昇する
    • Open-Minded:外国語上限が上昇する
    • Smooth Operator:外国語上限が上昇する

無効になった場合のイベント

  • 標的が死亡するなどして策略が無効になった場合、進捗を維持したまま新たな標的を選ぶ機会がある。

  • 最初に言語についてご紹介したとき、言語をたくさん知っているほど成功する確率が下がるのはあまり論理的ではないという指摘を受けた。それでも、キャラクターが世界中のすべての言語を知ることを防ぐ手段が必要だったので、「外国語上限(Foreign Language Limit)」という概念を導入した。これはキャラクターが楽に学習できる言語の数を表す。
  • 言語上限を超過すると負担を感じるイベントが発生するようになり、言語を忘れるか、ストレスを溜めるかの選択を迫られる。このシステムは恋人が多すぎるキャラクターの扱いに非常に近い。
  • もちろん、キャラクターは自分の文化固有の言語を忘れることはなく、その言語は制限には含まれない(上の画像ではTeluguが彼の母語なので、上限に含まれていない)。外国語上限はさまざまなものに影響を受けるが、主にキャラクターの学識が影響し、5ポイントごとに制限がひとつ増える。

成功確率の詳細

  • 今回の変更では、知っている言語の数が多いほど追加の言語を習得する際の成功確率が高くなるようにした。基礎は既に身についている。
  • 言語を習得する過程はとても楽しいものだ。友人や家族に助けられる、宿敵と敵対するなど、その過程で多くのイベントがある。以下では言語習得の過程で起こるイベントをいくつかご紹介する。

宮廷教師に助けられるイベント

  • 特に優秀な宮廷教師がいればプレイヤーを迅速に指導してくれる。

宿敵がノートをダメにするイベント

  • 宿敵に気をつけて。書斎にインクまみれの鳥を放たれないように……。

恋愛に関する勘違い

  • 言語を習得しても、ときには思ったような結果にならないこともある。

「いたずらだよ兄弟」と笑うビザンツ皇帝

  • 時には標的がプレイヤーの努力を笑ってからかおうとするかもしれない。

本を勧める商人

  • プレイヤーの努力を助ける装身具(trinket)スロットのアイテムを獲得する機会がある。

人が手助けを申し出るイベント

  • 言語学習は秘密ではないので、時には他の領主が対価と引き換えに手助けを申し出ることもある。

成功時

失敗時

  • 策略が完了すると確率で成功か失敗のどちらかとなる。

  • もちろん、他人がプレイヤーを見習って言語を習得しようとすることもある。このとき、プレイヤーは彼らの努力を褒めることも、嘲笑うこともできる。

質疑応答

Q:外国語の習得は被後見人(Ward)の仕組みに関係ある?

A:被後見人は後見人(guardian)の言語を習得する機会がある。


来週は「Royal Court」のシステムに関連したもうひとつの言語の使用方法について。

次回:開発日記#78――言語と宮廷の関わり

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コメント

  1. 翻訳お疲れ様です。
    どんどん面白そうなコンテンツが増えて、発売日発表が待ち遠しいですな。
    オック語を学ぶのに苦労するフランス王が見える見える…

  2. 発売日はいつなんやろなぁ

  3. 言語学習の分野でどう宿敵と敵対するのかと思いきや・・・
    クラスの悪ガキの嫌がらせかよw

  4. これ主君に子供あずけるのがプラスの方向に進むことになりそうでいいな

  5. 神聖ローマ皇帝なのにアラブ語ペラペラでアラブ人が親友のフリードリヒ2世みたいなことができるのか

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