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「Crusader Kings III」開発日記#73――女王陛下の宮廷に勤めること

CK3 開発日記

Crusader Kings III」開発日記#73が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は宮廷での役職について。バージョン1.5+「Royal Court」リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#72――「The Royal Court」における宮廷での謁見


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開発日記

開発日記#73は、宮廷での役職について。

  • 拡張「Royal Court」と同時リリースのアップデートでは宮廷での役職(Court Positions)が導入される。これはCK2のMinor Titlesに改良を加えて発展させたものだ。CK2ではさまざまな名誉称号があったが、今回は宮廷でもっとも重要な役職に注目したいと思った。領主であるプレイヤーや宮廷に直接関係する仕事だ。
  • 宮廷での役職には宮廷教師(Court Tutor)や執事長(Seneschal)などの多くの役職がある。ほとんどの役職は任命されたキャラクターが宮廷で実際に仕事をする。しかし、古典的な名誉職を追加していないわけではない。Master of the Hunt、Master of the Horse、Keeper of the Swansなどを任命できる。
  • それぞれの役職にはボーナスがあり、ほとんどはさまざまな補正の形式をとるが、特定の役職にはより興味深い恩恵もある。例えば、宮廷教師は宮廷の子供たちがよりよい教育特性を獲得する確率を上昇させる。

  • キャラクターのスキルや特性は彼らの仕事にどれだけ適しているかに大きく影響する。これは彼らの適性(Aptitude)に反映される。宮廷医師(Court Physician)での学識(Learning)のように、ある役職はひとつか複数のスキルを使用し、これがキャラクターのもつ適性の主な要因となる。各役職には適性をさらに上げる(あるいは下げる)特性もある。
  • 適性は「非常に悪い(terrible)」から「非常によい(excellent)」まで5段階あり、適性が高いほど恩恵も大きい。例えば執事長では、もっとも低い適性のキャラクターはControl上昇ボーナスを+0.1しかもたらさないが、もっとも高い適性のキャラクターは+0.5をもたらす。
  • CK2とは異なり、キャラクターを役職に雇用するにはコストがかかる。宮廷での役職にはそれぞれ給料が設定されており、プレイヤーが支払う。それぞれの役職の給料はそれほど高額ではないが、これは積み重なっていく。役職の給料にどれだけの資金を費やすか、利用できるキャラクターは給料に見合うだけのスキルを持っているかについて、プレイヤーは判断しなければならない。
  • いくつかの古いイベントでは、関連する役職にあるキャラクターが登場して追加の選択肢をもたらしたり、より有利な結果にすることがあり得る。さらに、一部の役職が策略(schemes)に関連するイベントに登場することもある。私たちは文化の伝統(Cultural Traditions)も追加したが、その文化に属するキャラクターの特定の役職への適性を高めたり、通常では利用できない役職をアンロックしたりする。このようにしたことの目標は宮廷での役職がゲームの重要な部分に感じられるようにし、できるだけ没入感を感じられるようにすることだ。
  • 最後に、宮廷での役職をいくつかご紹介しよう。

  • 宮廷医師は新たなシステムに対応した本格的な宮廷での役職にアップデートされた。任命されたキャラクターは宮廷内の病人の世話をする。宮廷医師の給料はほとんどの役職より低いため、常に1人を雇う余裕はあるはずだ。拡張「Royal Court」があれば宮廷医師もプレイヤーの高貴さ(grandeur)に小さなボーナスをもたらす。熟練の医師は非常に名誉ある人物とみなされることが多い。

  • 護衛(Bodyguard)は同時に2人まで雇用でき、他の役職のような恒常的な補正はないが、2つの強力なボーナスがある。彼らはプレイヤーに対する暗殺計画を阻止する可能性があり、また彼らがプレイヤーと同じ戦闘に加わる限りは戦闘に参加するリスクを低減できる。(注:軍隊同士の戦闘で個人戦になるリスクを低減できるという意味か)したがって、護衛を最大限に活用するために護衛を騎士にも任命しておこう。注意してほしいのは、護衛がプレイヤーに対する策略に参加すると非常に強力なエージェントになるという点だ。裏切られるのを避けるために彼らからの評価に注意しよう。

  • 毒味役(Food Taster)は自尊心のある(そしてときには偏執的な)領主なら一人は抱えておくべきだ。毒味役は敵対的策略に対する防護をもたらすほか、毒によるプレイヤーの殺害を防いでくれる。……プレイヤーの料理を食べて代わりに死ぬことで。護衛と同じく、毒味役もプレイヤーに対する策略に加わると強力なエージェントとなる。

  • 宮廷庭師(Court Gardener)は文化の伝統「庭園設計(Garden Architects)」でアンロックされる。宮廷庭師は廷臣や客人に恒常的な評価ボーナスをもたらし、スキルによって勢力の首都における開発度の上昇にも大きなボーナスをもたらす。

  • 参考までに、伝統はこのようなものだ。

  • 最後に、宮廷道化師(Court Jester)とその外見を紹介しないわけにはいかないだろう。

次回:開発日記#74――お願いです陛下、もう少しいただけますか?

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コメント

  1. プレイヤーが任命された場合にどんなイベントが発生するかとかも気になりますねぇ

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