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「GearCity」プレイ日記:日本縛りプレイ 第2回

GearCity

欧米進出を縛った1900年日本スタートで第一次世界大戦後まで生き残るプレイの第2回。今回は初めてのコンポーネント設計の続きから。

前回:日本縛りプレイ 第1回


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前回の振り返り

前回は2年間の基本的なサイクルとコンポーネントの設計の基本方針を説明した後、実際にシャーシの設計を行ったところまででした。今回はコンポーネント設計の続きから。

エンジンの設計

エンジンも基本的にはスライダーをすべて20にしますが、エンジン設計はもう少し複雑です。

エンジンタイプと燃料の選択

第一に、ここでは必ず単気筒でLヘッドのガソリンエンジンを設計します。技術レベルを1に設定してゲームを始めたので初期状態で設計できるエンジンは単気筒エンジンか蒸気機関しかありませんが、まず蒸気機関は消費者に人気がありませんし、単気筒エンジンでは燃料にガソリンかE85(エタノール85%ガソリン15%の混合燃料)を選べますが、少なくとも本プレイ日記で扱う期間はガソリンの天下であるためです。

このゲームでは燃料タイプの人気が設定されており(レポートで確認できます)、燃料ごとに消費者の人気が存在し、販売される車両や時間経過によってこの人気が変動していきます。

1900年時点ではE85がガソリンより若干優勢ですが、近い将来にガソリンがE85より圧倒的優位に立つため、ここでは単気筒ガソリンエンジンを作ります。

滑らかさの調整

第二に、エンジンの滑らかさを調整します。サブコンポーネントを選択して設計を始めるとき、画面下段のエンジン性能欄で滑らかさの部分に「!」マークが出ていることに気づくと思いますが、これはエンジンの滑らかさが低すぎることに対する警告です。エンジンの滑らかさが低い(5未満)とこのような警告が出ます。

前回、コンポーネント設計の基本方針の部分で消費者評価に「低いスライダーペナルティ」がつくことがあると説明しましたが、エンジンの滑らかさにも同様のペナルティが存在します。詳しくは長くなるのでセダン向け直列2気筒エンジン設計の際に説明しますが、とりあえずこの場は滑らかさが9になるように設計します(設計画面の警告は滑らかさが5以上で消えますが、それでは足りません)。

前節のサブコンポーネント選択で2ストロークではなくLヘッドを指定したのは、2ストロークエンジンでは滑らかさが低くなりすぎるためです。

滑らかさを上げるには画面上部中央、「エンジンデザイン技術」の「部品品質」スライダーを上げていきます。スライダーを60程度まで上げれば滑らかさは9に到達するはずです。

エンジン出力

第三に、エンジン出力は最低でも1英馬力(hp)以上である必要があります(説明では1kW(1.34102hp)未満もダメなように書いてありますが、実際にやってみると0kWでも設計は通るので、実際にはおそらく1hpがボーダーラインだと思われます)。最初期のエンジンは1kWも出力があれば充分なので、ここでは1kWを目指して設計します。

基本的にエンジン出力はボア径とストローク長を大きくすることで引き上げることができますが、「エンジンのデザイン:パフォーマンス」の回転数とエンジントルクを大きくすることでも引き上げることができます。この4つのスライダーで材料費が安く、かつエンジン寸法(次節参照)が大きくなりすぎない組み合わせを探すのがエンジン設計の勘所です

ボア径と回転数がエンジン出力、ストローク長とエンジントルクがトルクと対応すると考えて問題ありませんが、出力とトルクは互いにある程度連動するため、一方のみを高めるのはあまり効率的ではありません。基本的にはどちらも同じくらい引き上げて、最後の微調整でどちらかを優先するという調整がいいように感じます

上の画像は回転数とエンジントルクが25、ボア径が89mm、ストローク長が88.01mmの設定です。これでエンジン出力は1kWに到達するはずです。

エンジン寸法

第四に、エンジンの寸法がシャーシの対応エンジン寸法に収まるかを確認します。エンジンはシャーシの対応エンジン寸法以下の大きさでなければそのシャーシに搭載できません。前回設計したシャーシのデザインを見て見ましょう。

画面左下にある「エンジンの長さ」「エンジンの幅」がシャーシに搭載できるエンジンの最大寸法です。前回設計したシャーシでは長さ×幅=457mm×533mmとなっていますが……

今回設計したエンジンは279mm×406mmで、最大寸法以下です。つまり問題なくシャーシに搭載できるということです。なお、あるシャーシに現在設計中のエンジンが搭載できるかどうかについては、画面下段中央の「適合していますか」という部分で確認したいシャーシを選択すると、そのシャーシのエンジン最大寸法と現在設計中のエンジンの寸法を比較してくれます。画像ではどちらも「適合」となっていますが、これはどちらもシャーシのエンジン最大寸法以下であることを示しています。

シャーシの最大寸法を超過している場合は「エンジンデザイン:レイアウト」の「長さ」「幅」スライダーでコストを投じて寸法を小さくできますし、「横向きエンジン」にチェックを入れると長さと幅が入れ替わります。

ここで、「エンジンデザイン:レイアウト」のスライダーは「低いスライダーペナルティ」の影響を受けないため、スライダーを最低(最大)に振っても問題ありません。今回の設計もエンジン寸法を小さくする必要はないので材料費が安くなるように「長さ」「幅」「重量」スライダーを最大にしていますが、「低いスライダーペナルティ」はつきませんし、この3つのスライダーは性能変化率がおそらくスライダーと比例関係にあるため、最大に設定しても寸法や重量が大きくなりすぎるということもありません。

最後に「開発ペース」スライダーで開発完了予定が1900年11月となるようにして、すべて問題なければ「製造」をクリックして開発を開始します。

ギアボックスの設計

ギアボックスも基本的にはスライダーをすべて20にします。ただし、「ギアボックスデザイン:仕様」の3つのスライダーはすべて最低にします。ゲーム序盤はエンジンパワーがそこまで大きくないため、「ローエンドギアリング」「ハイエンドギアリング」スライダーをトルクに振らないと速度が出なくなります(このあたりは私もまだ細かなメカニクスがわかっていませんが、車両設計の段階では確かにそのようになります)。そうするとギアボックスの最大トルクは先ほど設計したエンジンのトルク以上に上昇するため、「最大トルク入力」を上げる必要がなくなります。

また、「ギアを反転」「トランスアクスル」のチェックは外します。

最後に「開発ペース」スライダーで開発完了予定が1900年11月となるようにして、すべて問題なければ「製造」をクリックして開発を開始します。これで最初のコンポーネント設計は完了です。

工場建設

最後に、本社がある東京に工場を建設します。工場建設は「生産能力(生産ライン数のこと)」と「技術(生産ラインあたりの生産量)」の2つのスライダーがありますが、今回は「生産能力」を最低にし、「技術」は建設完了が1902年2月、つまり最初の車両開発完了と同じタイミングになるようにスライダーを調整します。コンポーネント設計の開発ペースと同じく、ここでも同じ月でありながら建設費や生産台数が変化するので、スライダーを微調整してできるだけ生産台数が大きくなるようにします。

建設費は建設期間で月割りで支払うことになります。おおよそ2万ドル/月程度の出費です。

なお、まだ支店がありませんが、売るものがないので支店を持っている必要はありません。支店建設は直ちに完了するため、車両開発と工場建設が完了して生産した車両を販売できるようになった段階で建設します。

これ以降、コンポーネントの開発完了後、車両設計までやることはないので、1900年12月(コンポーネントの開発完了は11月ですが、前回述べたように12月になるときに年数経過で既存のコンポーネントの価格が下落するため、車両設計は12月に行います)まで時間を飛ばします。


次回:日本縛りプレイ 第3回

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コメント

  1. 積みゲーになってたので、参考にしてまたやってみます!

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