「Stellaris」の開発日記#194が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は情報について。2.8「バトラー」リリース後の開発日記です。
開発日記
開発日記#194は、情報について。
- 今日はプレイヤーが異星人帝国の詳細を知る方法についての続きだ。以下の内容はすべて開発中のものであり、完成品を正確に反映していない可能性がある。
背景
- ゲーム中の異星人の文明についてもっと知りたいと思ったとき、多くの可能性が欠けているようにいつも感じられていた。異星人の帝国とコミュニケーションを確立するとすぐに多くの情報、つまり彼らの国境がすべて明らかになり、外交画面では彼らのその他の情報のほとんどが得られるのが、私たちは気に入らなかった。
- 私たちはそれを大きく変えようとしている。異星人の文明をもっとミステリアスで未知のものに感じてもらいたいと思っている。異星人の帝国をさらに知るという体験が探検の重要で楽しい側面になるようにしたい。
戦争の霧
銀河の南東にある帝国の情報は非常に限られている。私たちは彼らの母星と私たちの探査船で探査した国境を見ることができる。
右上の黄色い帝国から見た銀河系。私たちがほとんど知らない帝国がたくさんあり、未発見の帝国も多く残っている。
- 先週簡単にお見せしたように、戦争の霧と他の帝国について得られる情報に変更を加えた。最近コンタクトした帝国が占領している星系や国境はすべてが表示されるわけではなくなるが、その代わりに自分が持っている情報値(Intel)の量に応じたものが表示されるようになった。これにより、異星人の帝国がよりミステリアスに感じられるようになり、私たちの気に入るものになった。
情報値
- 上で述べたように、私たちの第一の目的は異星人帝国がもっとミステリアスで未知のものに感じられるようにすることだ。私たちは情報を隠し、プレイヤーが他の帝国についての情報を、情報値をさらに獲得することで得られるようにしたいと考えた。私たちの目標は情報値に関するゲームをStellarisの探検の一部とすることだ。
外交協定や信頼度などによって情報値は時間経過で上昇していく。
- 情報値に関するゲームをどのようにデザインしたか見ていこう。まず情報値は0-100の値をとる。プレイヤーは現在の情報値(current Intel value)と、上昇し得る上限である「目標」情報値(“target” Intel value)を持つ。通常、情報値には下限があるが、これは以下のような要因による。
- 外交協定(研究協定・通商協定など)
- 信頼度(Trust)
- 未公表の要素
情報のカテゴリー
- 情報は政府・軍事・外交・経済・技術といった情報カテゴリーに分かれており、カテゴリーごとに「なし(None)」から「完全(Full)」までのレベルをとる。情報カテゴリーとそのレベルによって、アクセスできる情報が決まる。以下はその例だ。
- 政府の情報レベルが低い(情報値10)ときは帝国の名称、統治形態、志向、首星の位置といった基本的なことが明らかになる。
- 軍事の情報レベルが低い(情報値40)ときは星系基地や相対的な軍事力が明らかになる。
- 政府の情報レベルが中程度(情報値40)のときは国是と起源が明らかになる。
- 外交の情報レベルが中程度(情報値50)のときは評価の詳細と他の帝国とどのような外交協定を結んでいるかが明らかになる。
- 他帝国に対する情報値は情報カテゴリーに大きく影響するが、それだけが動く要因ではない。特定のカテゴリーでは自国の情報レベルから通常考えられるより高い情報レベルとなることもあり得る。そのような例として情報レポート(Intel Reports)があり、今後の開発日記でその他の例についても述べる。
情報レポート
- 情報レポートでは一定時間に限って特定のカテゴリーについてより多くの情報を得ることができる。例えば、通常はその帝国に対して80の情報値が必要な高レベルの軍事情報を、720日間もたらす情報レポートを得ることがある。
古い情報(Stale Intel)
- 知識は力であり、情報は知識の一形態だ。力は通常衰えていくが、同じことが情報にも言える。今までアクセスできていた情報にアクセスできなくなることがある。場合によっては、こうした情報は古い情報として表示される。
- 自国が持っていたその帝国についての最後の情報では、彼らは多くの点で自国よりはるかに劣っているということだったが、今までに彼らは艦隊を増強したのではないか? 古い情報は自国がもはやその帝国の国境の変化すらわからないかもしれないということも意味する。
質疑応答
Q1:次のメジャーアップデートはいつ?
A1:もうしばらく。「もうすぐ」ではない。
「もうしばらく」ということは年内リリースはなさそうに聞こえますね。
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