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「Crusader Kings III」開発日記#29――もっとも小さな決断でも……

CK3 開発日記

「Crusader Kings III」開発日記#29が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はディシジョンについて。本体発売前の開発日記です。

前回:開発日記#28――アートへの注力


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開発日記

開発日記#29は、ディシジョンについて。

  • 私たちはゲームに幅広いディシジョン(Decisions)を追加することに注力し、マップ上のあらゆる場所でさまざまなキャラクターをプレイして、独自の体験ができるようにした。

キャラクターによって異なるディシジョン画面の2つの例。

  • ディシジョンにはメジャーディシジョン(Major Decisions)とディシジョンの2種類がある。
  • メジャーディシジョンはインターフェース上部の目立つ位置に表示され、なにかに向かって努力するものとみなすことができる。私たちはこれをミッションのようにやりがいのある目標プレイヤーにもたらすものとしてデザインした。
  • メジャーディシジョンはときに人生を変え、その影響は世界に及ぶ。プレイヤーは家系(dynasty)全体、宗教全体に影響する決断を下すことができる。メジャーディシジョンの例として、「新しい王国を建国する」、「血統を聖別する」、「大シスマを解消する」などがある。
  • 通常のディシジョンはこうした高遠な目標を達成するための手段として機能し、多くの場合、より身近で、領主としての日常生活に即したものだ。ディシジョンには「饗宴を主催する」から「鞭打ちをする」まで、幅広い行動が含まれる。これにより、キャラクターがどのような行動を取るか、どのような勢力にしていくかを大きく左右できる。

  • Kalevi of Kareliaの話をしよう。物語の始まりは、まだ16歳の若きHigh ChieftainであるKaleviが父の死後に領主となったところからだ。南方では正統派が広がり、西方ではカトリックの関心が高まっているが、Kaleviは昔からのやり方と彼がともに育ったSuomenuskoの信仰を守りたいと思っていた。これはどんな一人の男にとっても大変な仕事だが、彼には計画があった。Hall of Heroesを建て、信仰を守るHoly Warriorsの基礎を築こうとしていたのだった。

  • 彼は伴侶を求めている。運がよければ、狩りに出かけているときに有能で美しい農民の女に出会うことがある。二人は新たな家庭を築き、そして最初の決断を下した。

  • メジャーディシジョン「Defenders of Ukko」を取ることは、聖地を要塞化するための条件のひとつだ。Kaleviは隣の酋長Susiが支配するKakisalmiのRaivolaに着目した。Susiは正しい神々を信じているが、Kaleviは彼が他人に聖地への出入りを許可するか疑わしく思っている。つまり戦争だ。
  • Kaleviは自陣営に加わる闘士(Champions)を求めていることを知らせるため、布告者を送り出し、すぐにKaleviは充分に軍を強化した。

  • 戦争の後、Kaleviは困惑していた。なぜ人々はHall of Heroesの建設を助けてくれないのだろうか? なぜ彼が真の信仰を守るのを助けてくれないのか? Kaleviは充分な支持者を持たず、必要となる尊敬を喚起するほど敬虔であることが知られていない。この事実を知った彼は敬虔な努力という形で長年にわたって人格を作り上げ、領地を開発し、征服して臣従させ、ついには自身の王国を建国した。

  • 勢力が安定すると、彼は次になにが必要かを知った。彼は真にSuomenuskoの信仰を理解するために巡礼に出る必要があった。
  • しかし、巡礼の間にKaleviはひどい傷を負った。宮廷は医者を探していると布告し、すぐに彼の傷は治療されたが、傷は永遠に彼を傷つけることとなった。
  • 負傷(Wounded)のような特性を得ると、普段はできないようなディシジョンを行えるようになり、また特性、イベントその他ゲーム内の無数の条件によって利用できるようになるディシジョンもある。興味深いディシジョンを見つけたときに重要なものとしてマークしておくと、条件が満たされたときにアラートが表示され、ディシジョンを行える。

  • Kaleviは長い年月を過ごし、大小の決断に満ちた人生の末に、60歳という若さでKing Kalevi of Kareliaは聖地の防備を固め、Suomenuskoの守りを強化するのに必要な支持を得た。
  • この後Kaleviになにが起こるかは誰にもわからない。この地域をさらに安定させるために新たな帝国を設立するか、それとも封建制を受容(Adopt Feudal Ways)して新たな方向へこの地域を発展させるか。しかしひとつ確かなことは、キリスト教の脅威はこの年月の間にも増しているということだ……。

次回:開発日記#30――イベントスクリプティング

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