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「Mount & Blade II: Bannerlord」レビュー

2020年3月30日に早期アクセス版としてリリースされた「Mount & Blade II: Bannerlord」について、どんな感じか簡単にご紹介。

リリース時の記事はこちら。


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要約

  • SteamTaleWorlds公式ストアにて購入可能(5,480円。2020/04/14までは10%オフ、販売ストアでMount & Bladeシリーズの過去作を持っている場合はさらに10%オフで購入可能)。
  • 自分の好きなように武器が作れる鍛冶システムが面白い(戦闘ももちろん楽しい)。
  • しかし早期アクセスのため完成度はまだ高くなく、日本語対応もこれからなので、そのあたりが気になるなら(そして10%オフを逃すのを気にしないなら)買うのはもうちょっと様子を見てからでも遅くないかも
  • とはいえ、充分面白くなるポテンシャルを秘めた作品だと思うので、おすすめできるゲームには違いない

「Mount & Blade」シリーズについて

「Mount & Blade Warband」の戦闘(トーナメント戦)。投げ槍を構えて狙いをつけているところ。

「Mount & Blade II: Bannerlord」のリリースによってこのシリーズを初めて知ったという方もおられるようなので先に簡単にご紹介しておきます。

以下、この節はこちらの記事を再構成した内容です。

初代「Mount & Blade」

初代「Mount & Blade」は2008年発売。コーエーの無双シリーズやTESシリーズなど、サードパーソンの3Dアクションゲームはそれまでもたくさん発売されていましたが、騎乗して戦うのがメインというのは画期的でした。

また、盗賊団をこしらえて村々を襲撃する大悪党になるもよし、金次第でどの陣営にもつく凄腕傭兵隊長になるもよし、どこかの王に仕える忠実な騎士になるもよしという、自由度の高さもウケた要因のひとつかもしれません。ちょうど「Oblivion」などのオープンワールド系のゲームが流行していた頃だったと記憶しています。こうした「Mount & Blade II: Bannerlord」まで至るシリーズの基本的なゲームの形態は、この頃に既にでき上がっていました。

どのようなゲームだったかは動画をご覧いただくのが早いと思いますので、気になる方は「【Mount&Blade】マウントアンドブレイドゆっくり実況(テスト)第1話」などの動画をご覧ください。

「Mount & Blade: Warband」

2010年に、新たな勢力などを加え、グラフィックも強化された改良版の「Mount & Blade: Warband」が発売されました。初代「Mount & Blade」の正統進化版という感じのゲームで、グラフィックを除けば今でも充分遊ぶに堪える作品ですが、本作は非常に多くのModが制作されてもいました。こうしたMod存在が本作の寿命を非常に長く伸ばしていたように思います。

この後2011年に「With Fire & Sword」、2012年に「Napoleonic Wars」、2014年に「Viking Conquest」がリリースされましたが、「Warband」のModの豊富さに隠れる形となり、「Warband」ほどは話題になっていなかったように記憶しています。

本作の動画は「【ゆっくり実況】M&B Warband CC ぬぬぬのぬ(試供品)第1話」がおすすめです。非常に人気のある動画シリーズでした。

「Mount & Blade II: Bannerlord」

M&B2の攻城戦。

「Mount & Blade II: Bannerlord」の制作が正式発表されたのは2012年9月のことでしたが、その後何年も音沙汰がなく、本当にリリースされるのか心配されていました。2015年以降の動向は当サイトでも追いかけてきましたが、2019年8月20日に突如として今回の早期アクセスリリースがアナウンスされ、2020年3月30日に正式発表から実に7年半の時を経て無事早期アクセス版リリースという運びとなりました。

「Mount & Blade II: Bannerlord」はどんなゲーム?

Mount & Blade II: Bannerlord – Early Access Trailer
  • ジャンル:アクションRPG
  • リリース日:2020年3月30日(早期アクセス)
  • 開発・販売元TaleWorlds
  • SteamTaleWorlds公式ストアにて購入可能(5,480円。2020/04/14までは10%オフ、販売ストアでMount & Bladeシリーズの過去作を持っている場合はさらに10%オフで購入可能)
  • 公式フォーラムあり
  • 日本語でのプレイ:早期アクセス期間中に対応予定(AUTOMATONの記事より。ただし、有志版が公開中
  • 日本語Wikiあり
  • 記事執筆時点での最新バージョン:e1.0.4

上の過去シリーズの紹介でも書いたように、盗賊団をこしらえて村々を襲撃する大悪党になるもよし、金次第でどの陣営にもつく凄腕傭兵隊長になるもよし、どこかの王に仕える忠実な騎士になるもよしという、自由度の高いアクションRPGです。

戦闘は、野戦では騎乗して剣を振るったり、ランスチャージをかけたり、パルティアンショットをしたり、あるいは徒歩で敵の騎兵に対して槍衾を作って対抗したりと、非常に幅広い戦いを行えます。攻城戦では、敵の城壁から雨のように矢が降り注ぐ中をトレビュシェットや破城槌といった攻城兵器を利用して攻め込んだり、逆に防衛側は弓兵や弩兵の援護を受けて攻城はしごから殺到する敵兵をどうにかさばいたりといった、白熱した戦いが楽しめるようになっています。

売上世界一の最新作!2020年最も成功した中世の大規模戦争ゲームがガチで神ゲーな件|Mount & Blade 2 Bannerlord【ゆっくり実況】マウントアンドブレイド2

アクションゲームは動画を見るのが早いと思いますので、こちらの動画をご紹介しておきます。前半はマルチプレイの攻城戦、後半はシングルプレイという構成となっています。どんなゲームかわかりやすいと思いますので、ぜひご覧ください。

鍛冶システム

戦闘については上でご紹介した動画でおおよそカバーされていて付け加えることはありませんが、紹介されていないものとしてこの鍛冶システムがあります。私としてはM&B2で一番気に入っている機能です。

戦場で振るう自分の武器を自分の好きなように作ることができる……夢があるシステムだと思いませんか?

鍛冶は街に入ったときに表示されるメニューの「Enter smithy」から行うことができます。

当たり前ですが、なんの準備もなくいきなり好きなように武器ができるわけではありません。武器を作るにはまず材料(画像下部の黄枠内)が必要です。

材料は左からIron Ore、Crude Iron、Wrought Iron、Iron、Steel、Fine Steel、Thamaskene Steel、Hardwood、Charcoalで、今のところ全9種類。武器を製作するには必要な材料を集める必要がありますが、私が確認した限りではIron OreとHardwood以外は店売りされておらず、自分で作る必要があります。

材料を作るには、画像上部のSmelt、Forge、Refineという3つのボタンの右側の「Refine」をクリックします。

Refine画面

この画面では右のメニューから精錬したいものを選んで下のRefineボタンをクリックすることで、その材料を獲得することができます。

しかし、上の画像では材料(Hardwood2つ)はありますが、画像右下の黄枠のようなツールチップが表示されてRefineボタンをクリックできなくなっています。これは鍛冶に必要なSmithy Staminaが不足しているためです。

Smithy Staminaは画面左下のキャラクターの顔にマウスオーバーすると表示されるもので、鍛冶システムで行動を取る際に消費していくものです。回復させるには休息を取る(街で時間を過ごす(Wait here for some time)など)必要があります。

なお、コンパニオン(一般兵とは異なる、名前持ちのキャラクター)がいる場合はキャラクターの顔をクリックすると鍛冶を行うキャラクターを変更でき、Smithy Staminaが切れても別のキャラクターで作業を続けることができます。

Smelt画面

材料の獲得は上のメニューの「Smelt」からも行えます。これはインベントリに入っている武器とCharcoalを消費して材料を得るもので、画像ではNarrow SwordからWrought Iron1つ、Iron4つ、Steel1つが獲得できることがわかります。

プレイした感じでは、Ironくらいまでの低級な材料はIron Oreから精錬するよりSmeltで奪った武器を溶かすほうが経済的なようです。

武器製作を行うにはSmithingスキルが関係してきますが、SmithingスキルはRefineやSmeltでも獲得できます。スキルの低いうちはCharcoalを作ったりLootersから奪った武器を溶かしたりしてスキル上げをすることになるでしょう。

Forge画面

先ほどのForge画面に戻ります。これは鍛冶システムの主目的である武器を製作する画面で、どのような武器を作るかは右側のメニューから選択していきます。一番上のOne Handed Swordをクリックすると別の種類(Two Handed SwordやPolearm、Javelinなど。弓やクロスボウは今のところなし)に切り替えることができます。

形状は武器の種類にもよりますが最大で4か所を変更でき、例えば剣なら刀身、鍔、柄、柄頭、Polearmなら穂(槍の先頭の刃の部分)、口金(穂と柄の接合部)、柄、石突きの形状を設定できます(剣の鞘のデザインは刀身の形状で決まるようです)。

部位の形状の下にあるメーターはその武器の性能です。重量や振りの速さ、ダメージ量などが表示されています。

これらを勘案する際には、左側のDifficultyというメーターを確認します。設定したデザインによって製作難度が上下し、このDifficultyよりも製作者のSmithingスキルが低いと完成した武器の性能が下がりやすくなります。逆に高い場合は性能が上がるようです。

Difficulty70の片手剣をスキル28のキャラクターで作ってみた結果がこちら。予定よりも性能が落ちているのがわかります。

Difficultyは剣よりもPolearm、PolearmよりもMaceのほうが低いので、最初のうちは武器を作るならMaceがよさそうです。

その他

M&B2では他に、貴族との結婚、子供の出生、領地の経営など、さまざまなシステムが実装されているようですが、まだそこまでプレイできていないのでどんなシステムかは不明です(あくまでゲームの力点は戦闘に置かれているように感じるので、そこまで複雑なものではないと思いますが)。

楽しみにしていたタイトルということもあり、とても楽しくプレイできていますが、早期アクセスということもあって、まだいろいろと完成度が低いなと感じるところがちらほらありますし、アップデートも毎日のように行われています。日本語にもまだ対応していません。

そのため、「英語は気にならないし、完成度がちょっと低くても遊びたい」というのでなければ(そしてリリース後2週間10%オフを逃すのを気にしないのであれば)、買うのはもうちょっと様子を見てからでも遅くないかなと思いました。とはいえ、私としてはこれからの開発やModが出てくることを考えると、充分面白くなるポテンシャルを秘めた作品だと思いますし、おすすめできるゲームには違いありません。


いろいろあってプレイする時間をあまり取れておらず、中盤以降のシステムについてはご紹介できませんが、ご紹介した動画にあるような戦闘と記事で取り上げた鍛冶システムだけでも充分楽しめるゲームになっていると思います。日本語対応も予定されていますし、今後の開発やModの展開が非常に楽しみなゲームです。現状ではSteamワークショップには対応していないようなので、これにも対応してもらえるようになるとありがたいですね。

コメント

  1. この記事を参考に購入しようと思います。
    個人的には公式が日本語翻訳リリース予定があるという点に驚きつつ期待しています。。

    • 本記事が購入の参考になったなら幸いです。
      日本語対応はどういうものになるのかわかりませんが、期待したいところですね。

  2. Warband時代にはMODで追加された人気要素だった外交とか戦闘時の細かい指揮とか、あれらを吸収発展させて出してきてますね。
    初代と代り映えがしないとかいう低評価を見ましたが、個人的には初代時点で基本システムは割と完成度高かったので余計な変化を加えず発展させてきたというまさにその点を逆に評価してます。
    余計な進路変更をしてナンバリングタイトルの意味ある?って感じの別物になってしまうフランチャイズもよく見るので…

    • Warbandの正統進化版という感じでいいですよね。私もそうした点がいいなあと思いました。

  3. 前作も持っているので-20%で購入可能ではあったけど
    英語力皆無で未完成に一番槍しても理解できず楽しめないと思い様子見。
    しばらく経って日本語がついたころがちょうど良さそう..

    • もし1文毎に1キー操作と範囲選択クリックが許容できるならCapture2Textおすすめ
      ゲームフォントの都合”f”と”W”が変な読み取り方をされるから何度か置換登録しないといけないけど、画面の指定範囲を読み込んでGoogle翻訳してくれる
      そんでOCR2DeepLっていう、翻訳精度がすごい良いと噂のDeepLのアプリ版にCapture2Textで読み込んだ文を流してくれるソフトもあって、この3つを合わせて使うとシングルは全く支障なく遊べた
      戦闘中の味方からの指示とかだけはちょっと翻訳するの難しいけど、適当に対応しても多分味方からの評価とかには影響無いと思う

  4. 某所に日本語化MODが公開されましたね

    • 追記しました。ありがとうございます。

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