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「Europa Universalis IV」開発日記2020年3月31日

EU4 開発日記

「Europa Universalis IV」開発日記2020年3月31日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は神聖ローマ帝国について。1.30「ヨーロッパ」+「Emperor」リリース前の開発日記です。

前回:開発日記2020年3月24日


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開発日記

開発日記2020年3月31日分は、神聖ローマ帝国について。

  • 今日ご紹介する「Emperor」の機能は神聖ローマ帝国に関するゲームプレイをより豊かにすることを狙ったものだ。

帝国の改革

  • 最初は新たな改革についてだ。私たちは単に皇帝の下に帝国を統一するだけでなく、より多くのプレイスタイルに対応したいと考えた。そのため、改革は3種類に分かれている。すなわち、共通(Common)、分権化(Decentralized)、集権化(Centralized)だ。分権化ルートと集権化ルートのどちらかにアクセスするには最初に共通の改革のいくつかを得る必要がある。特に、帝国に恒久的な議会を設置する必要がある。
  • 共通の改革は以下のとおり。
    • Call for Reichsreform
      • Imperial Provincesで建設・開発度コスト-5%
      • Imperial Banが利用可能になる
    • Institute Reichsregiment
      • 皇帝は外交官+1、Diplomatic Reputation+1される
      • Imperial Provincesで不穏度-2
    • Absolute Reichsstabilität
      • Imperial ProvincesでState Maintenance-25%
    • Enact Gemeiner Pfennig
      • 皇帝は諸侯(Prince)ごとにTax Income+0.5される
      • すべての諸侯にDiplomatic Reputation+1
    • Perpetual Diet
      • 帝国の権威上昇量+50%
      • 自由都市にPerpetual Dietを設立する
    • Create the Landsknechtwesen
      • 神聖ローマ帝国の構成国は帝国内に本拠を置く傭兵が25%安くなる
    • Ewiger Landfriede
      • 皇帝は威信+0.5/月される
      • すべての構成国で技術コスト-5%
      • Imperial Provincesで制度伝播+10%
      • 帝国内の戦争ができなくなる

  • 第5の改革「Perpetual Diet」の後、プレイヤーはどちらかの特化ルートに入ることができる。これは相互排他で両方進めることはできない。
  • 分権化の改革は以下のとおり。
    • Establish the Reichstag Collegia
      • 自由都市+3
    • Expand the Gemeiner Pfennig
      • 皇帝は諸侯ごとに人的資源+100
      • 選帝侯は諸侯ごとに人的資源+200
      • Imperial Princesは味方領内の移動速度+10%を得る
    • Embrace Rechenschaft Measures
      • 諸侯ごとに帝国の権威+1%
      • 選帝侯の最大数+1
    • Geteilte Macht
      • 選帝侯は諸侯ごとにTax Income+0.5
      • Imperial Provincesの開発度コスト-5%
    • Reichskrieg
      • Imperial Enemiesとの戦争時に、皇帝と選帝侯は諸侯ごとに人的資源+500
      • 外交行動「Reichskrieg」が利用可能になる
  • 集権化の改革は以下のとおり。
    • Reform the Hofgericht
      • 皇帝は中核州の建設コスト-10%
    • Curtail the Imperial Estates
      • 帝国の権威+25%
    • Proclaim Erbkaisertum
      • 帝国の権威+25%
      • 神聖ローマ帝国は世襲制になる
    • Revoke the Privilegia
      • 帝国の権威+25%
      • 諸侯と自由都市は安定度コスト-10%
      • 構成国は帝国に残って皇帝の属国となるか、帝国を離脱するかを選択する
    • Renovatio Imperii
      • 皇帝は神聖ローマ帝国の国家タグのもとに帝国を統一する
  • 集権化の改革は帝国を統一する以前のバニラの改革をベースとして若干の変更を加えたものだ。分権化ルートは選帝侯に責任と権限を与えることで強力な統一帝国にする。

  • 分権化ルートの最後の改革は皇帝の下にひとつの国家タグに統一することはないが、帝国の敵との戦いで帝国全体を参戦させる強力な手段をもたらす。これには帝国の権威を25消費する。
  • プレイヤーが皇帝になり、以前の皇帝がプレイヤーの望まないルートを選んでいた場合、1人の皇帝につき1つだけ改革を撤回できるようになった。これには改革の追加と同じく帝国の権威を50消費する。

Imperial Incidents

  • 帝国をもう少しだけ活気づけるため、Imperial Incidentsというものを実装した。これはヨーロッパの広範囲に影響を及ぼす動的な大規模史実イベントだ。Burgundian Inheritanceから、ドイツ農民戦争、Question of the Swiss、Dutch Revoltに及び、全部で13ある。
  • 各諸侯が問題について意見を述べることが許される。一方で皇帝も起こってほしい選択肢を選ぶが、これが議会に反していた場合は帝国の団結を傷つけることになる。
  • 皇帝はIncidentsにあたって議会が取る立場に応じて帝国の権威を得たり失ったりする。これは皇帝の選んだ選択肢ともっとも支持された選択肢の比較で計算される。諸侯は帝国の権威0.2、選帝侯は1の価値がある。帝国の権威以外にも、皇帝の選択によって構成国の評価は変動する。

バランスの変更

  • 私たちは神聖ローマ帝国の改革を突破するためにプレイヤーが「帝国に追加するプロヴィンスの予備」を持つことを望んでいない。「健全な」帝国が改革推進につながるようにしたいと思っている。そこで、プレイヤーがプロヴィンスを取り込んだときにまとめて帝国の権威10の合計が与えられるようにした。プロヴィンスを征服したときもひとつずつではなく一度にすべてが神聖ローマ帝国画面に追加される。
  • 追記:何度はっきりさせようとしても聞かれ続けるので……。帝国にプロヴィンスを追加しても帝国の権威10は獲得しない。これは帝国に新たな諸侯を加えた場合に限る。帝国にプロヴィンスを追加しても帝国の権威は獲得しない。
  • 最初に12の自由都市があり、これは帝国の権威生成のいい基準線となる。全体としては多くの諸侯がおり、帝国内で請求権の捏造をするのは50%高くつくことを組み合わせると、帝国内に25よりも多い諸侯を長期間保持するのはより簡単になる。
  • また、評価要件を無視できるようにして選択肢としてImperial Banしかないわけではなくすることで、皇帝が帝国内に平和を強制するのもより容易にした。
  • 皇帝が使用できる開戦事由「Force into HRE」も追加した。同じ大陸に首都を持ち、帝国と国境を接している国はこれで強制的に加入させることができる。

次回:開発日記2020年4月7日

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