3月30日には「Mount & Blade II: Bannerlord」早期アクセス、31日には「Imperator: Rome」のDLC「Magna Graecia」のリリースが予定されています。

「Hearts of Iron IV」開発日記2020年2月19日――AIと機能のアップデート

「Hearts of Iron IV」開発日記2020年2月19日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はAIのアップデート、諜報とポルトガルの変更点について。La Résistance発売前の開発日記です。

前回:開発日記2020年2月12日――LaRイギリスのAAR


スポンサーリンク

開発日記

開発日記2020年2月19日は、AIのアップデート、諜報とポルトガルの変更点について。

  • 今回は以前ご紹介した後に変更があったものをいくつか取り上げる。しかしその前にAI開発について少し述べておこう。

AIのアップデート

  • 1.9「ハスキー」とLa Résistanceの作業を始めたとき、私たちが達成したいことが2つあった。
  • 1点目はレジスタンスをテコ入れすることで(ドイツを実質的に弱体化することなく)ドイツを弱体化することだ。これは非常にうまく行き、新しいレジスタンスシステムを作った後、ドイツは一貫してポーランドの銃後における大規模蜂起で衰退し、生産の改善と同時にこうしたことに対処しなければならなくなった。
  • レジスタンスは継続的に駐屯部隊に損害を与えるようになり、プレイヤーがあらかじめ駐屯部隊を配置しないのであれば、ユニットを急行させるより備蓄することがより重要だ。
  • 2点目は、HoIでは、(バージョンにかかわらず)連合国が侵略によるプレッシャーを受けない限り、ドイツがソ連を打倒するバランスを常に保とうとしてきた。これには各陣営すべてがアクティブである必要があり、またプレイヤーが操作する場合は強化する必要がある。
  • これはゲームプレイのためだ。私(注:ゲームディレクターのpodcat氏)は史実ではソ連が独力でドイツを破ったと確信している。もっと長く、犠牲の多いものになっただろうが、ソ連が独力でドイツに勝ててしまうと、イギリスやアメリカでプレイする理由がなくなってしまう。
  • 1.7では連合国が上陸作戦をうまくやることはめったになかった。第一に、私たちはAIの上陸作戦ロジックについて多くの改善とバグ修正を行い、動作を改善した。
  • 最大の影響は、AIが世界を股にかけて部隊を行き来させないように制限し、特定の連合国領土に自軍を緩衝材として置いておくようにしたことによるものだ。特にアメリカは、上陸作戦を受けたときにすぐに対応できるように、イギリスに早めに軍を駐留させるようになった。
  • また、戦線の間の優先順位付けを改善し、AIがヨーロッパの重要性を認識し、上陸作戦を成功させることができるようにした。

  • 高レベルのAI開発と歴史の調整を行う際に特に重要なツールが「歴史ロガー」だ。これはAIのゲームプレイを観測するために開発され、有効にすると、そのゲームがどのように進行しタカについてのデータを集める。ウェブインターフェースを通じて実行すると、上の画像のようなものを出力する。

自分で試せるZIPファイルも用意されています。気になる方は該当スレッドをご覧ください。

  • 国境を表示する以外に、選択した国家の多くの詳細情報も表示できる。さらに、ログにはほしい効果も含めることができる。上の画像はアメリカの例だ。線は上陸作戦、赤いヒートマップはアメリカの陸軍部隊だ。南フランスへの上陸に成功し、さらに北フランスとデンマークへの上陸を計画しているのがわかる。

  • これは記録されたものの一例だ。国家タグENGと「作戦(operation)」でフィルタリングしたもので、イギリスが実施したすべての作戦を見ることができる。

  • 夜間の自動テストでは、このツールを毎日使用している。毎日歴史ロガーを使用して大量のAIを走らせ、一日の終わりにこのようなメールを受け取る。

緑:ドイツ、赤:敵、青:同盟国、黄:潜在的敵国。ヒートマップはドイツの陸軍の位置。

  • 夜間テストはゲームがクラッシュするかどうか、失敗したテストがあるか、パフォーマンスの問題はあるかを通知してくる。上の画像はドイツがフランスを倒せなかった例だ。歴史ロガーの出力をチェックするとこのように確認できる。
  • この場合はドイツがポーランドを倒してから北西戦線を作る前に低地諸国に宣戦布告している。修正としてAIが攻勢に出ようとするときにさらに安全性チェックを入れた。
  • このツールは1.9に含まれ、Mod制作者も利用できる。Modバランス取りやAIの改造、総合改変Modの作成を行う人々に非常に役立つと考えている。さらなる詳細は金曜の開発日記で述べる。

諜報の変更点

  • 諜報員の採用に変更を加えた。諜報員採用期間がタイマーとなるのではなく、スロットに関連したものとした。
  • これは古いシステムが実際には非常にわかりにくいものとなっていたこと、イベントによってもっと多くの諜報員を獲得できるようにすること、史実の諜報員が妨げとなってイギリスの準備が早く進みすぎることによるものだ。

  • 作戦にも多くの変更を行った。目立つのは成功見通しのインジケーターをつけたことだ。これは作戦のリスクと予想される成果を表示する。どちらも諜報機関のアップグレードと諜報員の特性に影響を受ける。
  • 10%のリスクはなにかがうまくいかない場合が10%あることを意味する。これは通常、諜報員がしばらくの間地元警察から隠れている必要があったり、負傷したり、あるいはさらにまれだが拘束・殺害されたり、寝返ったりする。作戦終了後、作戦地域から撤退する際にリスクトリガーが引かれる。

  • 新たに閣僚も追加した。幻惑する紳士(Illusive Gentleman)は最強の諜報機関を作ることに全力を投じようとするプレイヤーにとっていい選択だ。
  • また、イギリスは暗号部門を設立すると、全プログラマーのヒーローであるアラン・チューリングを利用できる。しかし彼はイギリスのみが利用できる人物だ。

ポルトガルの変更

  • まず国民精神「不安定な共和国(Unstable Republic)」は安定度ペナルティが-0.5%/週に、サラザールの特性も安定度ボーナスが+0.5%/週になった。サラザールが政権にある間は安定度は上昇も下落もしない(サラザールは史実でも何十年もの間共和国を支配下に置いていた)。

  • 国家方針ツリーの最終版を見ていこう。12の新たな国家方針が追加され、合計で122個となった。さらに史実のサラザール主義ツリーをデザインし、他の分岐でもいくらか見直しや追加を行った。

  • 軍事ツリーは小さすぎるように見えたため、さらに3つの国家方針を追加した。

  • スペイン内戦でいずれかの勢力を支援する場合、研究ボーナスをもたらす国家方針を利用できる(支援する勢力によって異なる)。

  • 政治ツリーでは、スペイン内戦との関わりを明らかにするために名称を変更した国家方針がある。

  • 「自由な世界の確保(Securing the Free World)」は「自由選挙の許可(Allow Free Elections)」(あるいは民主主義ルート)でのみ利用できるようになった。「自由な世界の確保」は陣営に入っていない民主主義か非同盟/中立主義のすべてのヨーロッパの中小国に独立保証を与え、自身の陣営を立ち上げるものだ。

  • 「中国民間人の保護(Protect Chinese Civilians)」と「スペインへの介入(Intervention in Spain)」では要件を明確化した。

  • イデオロギーの変更に関しては、各イデオロギーのツリーでこのようになっている。ツールチップ下部の赤い文字にあるように、国家方針を通じて政府を交代しようとする場合は安定度が充分高いことを確認してほしい。さもなくば予想しない内戦に突入することになる。

  • これらの国家方針でも同様だ。

  • 史実ルートでは、サラザールが体制を徐々に強化し、ポルトガルをゲーム終盤で大国になれるほど強力な国家にするサブルートを追加した。

  • 国民精神「エスタド・ノヴォ」はサラザール政権を表現しており、レベルを持つようにして、このサブルートを通じて改善されていくようになった。

  • 「エスタド・ノヴォ」改善の最後の国家方針「堂々たる孤立(Proudly Alone)」は国民精神「不安定な共和国」を取り除く。ポルトガルはここから史実を離れ、日本その他の大国、あるいは近隣の共産主義国への攻撃を選択できる。

  • 「諜報の中心地(The Capital of Espionage)」について、戦時中のリスボンには無数のスパイと陰謀が渦巻いていたが、これを表現したのがこの国民精神だ。

  • 国家方針「海上封鎖の拒否(Refuse the Naval Blockade)」については、「ドゥアルテの帰還(Return of Duarte)」の後の君主主義ルートでも利用できるようになり、ポルトガル王国はイギリスに復讐してアンゴラとモザンビークの植民地をつなげることができるようになった(国家方針「バラ色の地図(Mapa cor-de-rosa)」)。

  • ポルトガルの技術スプライトもあるが、ストリーミングのときのビルドには含まれていなかった。

質疑応答

Q1:無意味な攻撃や艦隊を使わないことは修正された?

A1:どちらのバグも修正したが、そうした問題をすべてのケースで修正できるわけではないので、そうした場面を見つける人もいるだろう。大量の自殺的攻撃については、AIがなにもしないよりマシであるためにそうすべき場合がある。

Q2:日本がアジアで強すぎる点について。

A2:日本は面白くするために史実よりも強めにしているため、中国を打ち負かすべきではあるが、今はそれが早すぎる。ヨーロッパのバランスは相当よくなったと考えているため、今後のパッチでは太平洋のバランス取りに戻れるだろう。その大部分はアメリカの国家方針と、ヨーロッパと太平洋の分離(史実の問題だ!)について取り組むことになるだろうが、日中戦争についても調整できることは多い。

Q2:歴史ロガーはAARツールみたいに使える?

A2:いい質問だ。試したことはないが調査してみる。

Q3La Résistance発表時は「戦闘計画や航空作戦のインターフェース改善が含まれる」とあったけどこれは?

A3:そのアナウンスは機能が固まる前の古い情報だ。戦闘計画の変更は実験したが、多くの問題が発生したため、今回はやらないことにした。空軍管理については改善を行ったが、テストに間に合わなかったため、リリース後に通常行う大型パッチにより、無料で追加することを計画している。

Q4:AIの同盟国がすべての補給物資を使い尽くすので、プレイヤーが戦線を放棄しなければならない問題について。

A4:師団スパムと言うときは普通、あまりにも多くの師団が送り込まれることと、彼らに装備を供給する能力のことを言っている。AIとプレイヤーの間のこうした補給の問題は残念ながら残っており、今後の課題だが、この拡張では補給システムを見直す時間はなかった。同盟国に遠征軍を要求して別の場所に振り向けることが問題解決の一助になる場合はないだろうか?


次回はMod制作関連と1.9パッチログについて。次回は今週金曜日の公開とのこと。

次回:開発日記2020年2月21日――Modとパッチログ

コメント

  1. 連合の中小国プレイしてると米英が少数でイタリアやフランスに上陸しては叩き潰されてまた上陸して潰されて…
    ってなる内にドイツがソ連潰すパターンが多く感じるからその辺まともになってると良いなぁ

  2. レジスタンスが強くなるなら中小国での拡張キツくなりそう

  3. マカオを守るためとはいえ日本に殴りかかるの相当頭おかしいな

    • 史実のわが国も後世から見たらなんでそんなことしちゃったのって行動連発してるしまあ…

    • DLCのドイツ帝国ルートでも青海の請求権で日本攻撃できるしまあ今に限った事じゃない

  4. >ヨーロッパと太平洋の分離

    日本が太平洋方面を離れ、遠く欧州で初手仏~連合~米国…を実現出来てしまうことへの対策のことかな?まぁ確かに、アジア・太平洋方面の覇権が確立してないのに、欧州や米国で好き放題やって、工場も資源も頂きます、は いくらゲームとは言え、史実考えると うーんってなることも多いですからね。

    ただ、これに関しては日本が中国を打倒した場合の旨味が現状、人的資源以外に少なすぎるのも原因だとは思う。確かに当時の大陸に初期状態で大量の工場や資源があるのは変かもしれないけど、そこはNFやディシジョンで今以上に開発出来るようにするとか、中核州増加…とまでは言わないけど、非中核州の立地半減を緩和出来るイベントとかで工場スロットを充分活用出来るようにするとか、何らかのテコ入れは欲しい。それなら多少、対中戦が難しくなって、かつ おいそれと初手欧州国家とか出来なくなっても史実プレイで楽しめる気はする。

    • 満州の開発の派生で中国の開発とかあっていいかもね、工場や合成精製所追加とか資源採掘量が増えるとか
      それとNF創氏改名や植民地の志願兵などで非中核州の人的資源増加も欲しい

    • 中国市場の独占による好景気として数年間工場生産量とか工場建設速度にバフとか掛けても良さそう

  5. また、イギリスは暗号部門を設立すると、全プログラマーのヒーローであるアラン・チューリングを利用できる。しかし彼はイギリス飲みが利用できる人物だ。
    →イギリスのみが
    ですかね

    • 修正しました。ありがとうございます。

  6. この歴史ロガーっていうのは一般兵も使えるのか!
    こうゆう変遷ビュー的なの大好きだから滅茶苦茶うれしい

  7. 航空機マネジメント早くしてほしいなぁ。
    できれば航空部隊を100機*10部隊作成、とか、100機*20部隊作成みたいにしてもらいたい。
    800機指定して100機に揃うまでD連打するの面倒くさいんですよね。

タイトルとURLをコピーしました