「Crusader Kings III」開発日記#11が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は誘惑・拷問と陰謀のパークツリーについて。本体発売前の開発日記です。
開発日記
開発日記#11は、誘惑・拷問と陰謀のパークツリーについて。
- 以下の数値はすべて変更される可能性がある。
- 陰謀(Intrigue)ライフスタイルの3つのフォーカスは上のとおりだ。
- 3つのパークツリーは策略家(Schemer)、誘惑者(Seducer)、拷問者(Torturer)で、名前どおりのものをアンロックできる。
- 以下、まずは誘惑フォーカスからパークの効果を見ていくが、その前に誘惑フォーカスに密接に関係する誘惑の策略について触れたい。
誘惑の策略(The Seduce Scheme)
- 誘惑はCK2よりももう少し複雑で、標的の個人的な好みなどの要因が大きく影響する。実際、策略力(Scheme Power)は、プレイヤーの陰謀能力の影響を受けるだけでなく、プレイヤーが誰であり、相手が誰であるかによっても影響を受ける。
- それは少しばかり注意を要するということでもある。標的が誘惑されるのではなく迷惑に感じ、プレイヤーが致命的な失敗(Critical Failure)をした場合、標的はプレイヤーを強く拒絶するかもしれない。すなわち再び誘惑しようとすることを防ぐ。あるいはプレイヤーが好色な悪党だと公に言い立てることさえあるかもしれない。
誘惑者ツリー
- いくつかのパークは策略力を直接増加させるか、あるいは一定のジェンダーとセクシャリティの人物にとってプレイヤーをより魅力的にする。
- 標的にできる相手を増やすかもしれないものもある。明確にしておくが、これは策略に影響するものであって関係に影響するものではない。家族と親密になりすぎた場合、プレイヤーは依然としてその結果にさいなまれる。
- 同様に、プレイヤーが効果的に誘惑する妨げになっている自分の性的嗜好に気づいた場合、それを乗り越える手段もある(しかし標的の性的嗜好を乗り越える手段はない。申し訳ない。しかしプレイヤーの主君はプレイヤーに興味がない)。
- 誘惑の策略の「効果」を高めるものもある。
- しくじりを軽減するものもある。
- 当然ながら、恋人を宮廷につれてくることにまったくリスクがないわけではない。そのために、私たちは相手のリスクを最大化するという不幸と引き換えにプレイヤーのリスクを最小化するパークを用意した。
- ツリーの最後のパークは、誘惑者(Seducer)の特性を付与するものだ。これは陰謀能力と生殖力(Fertility)を上昇させ、関連する性的志向を持つ相手からの魅力による評価(Attraction Opinion)を大きくブーストする。
拷問
- 拷問はなんの役に立つのか? ひとつは、封臣がプレイヤーを恐れるようにできることだ。もうひとつは、犠牲者がプレイヤーを止めるために秘密を漏らす可能性があることだ。被害者の家族はプレイヤーを完全に軽蔑するため、なんとしても彼らの秘密を得なければならない。
- 熱心な拷問者であることで、信仰値(Piety)にペナルティが付き、聖職者からの評価は下がる(プレイヤーの信仰がこうしたことを例外とする場合を除く)。
拷問者ツリー
- 拷問者ツリーは封臣や領民にプレイヤーの地下牢で、または謁見室で行われることを、もしくはプレイヤーの存在自体を恐れさせるためのものだ。
- 畏怖(Dread)を増加させる効果のあるものと、畏怖のさまざまな源泉にボーナスをもたらすものがある。
- もちろん苦労して稼いだ畏怖を保つものもある。
- ひとたび「レールを外れる」ことを始めたら、気づかれないことがないようにする必要がある。
- しかしすべてが畏怖についてのものではない。人間の解剖学に詳しいと別のことにも役立つ。
- ストレス自体の緩和にはならない(特にサディスティックでない限りは)が、このパークツリーでは乏しい対処方法に追加の便益をもたらす。
- 畏怖(とそれをもたらす行動)はそれ自体が非常に強力で、封臣をコントロールする別の方法をもたらすが、これをさらに優れたものにできるとしたら?
- 最後のパークでは拷問者(Torturer)の特性を獲得する。これは徴募兵(Levy)と武勇(Prowess)を少し増加させ、畏怖の獲得量をさらに増やす。これにより、プレイヤーは投獄、称号剥奪、拷問、処刑を行うことで、畏怖を並外れて高く保つことができるようになる。
策略家ツリー
- 策略は影を支配し、さらなる狡猾な計略で潜在的な脅威を抑制する。
- 敵対的策略(Hostile Schemes)と密偵長(Spymaster)の任務にさまざまなボーナスをもたらすものが多くある(敵対的策略はプレイヤーに対して敵対的な策略という意味ではなく、相手にかかわらず敵対的とカテゴライズされる策略の意味だ)。
- 秘密の発見(Find Secrets)は少し前の開発日記で明らかにした密偵長の任務だ。
- 敵が復讐しようとしてきたときに向けた防御的なものもいくつかある。策略の妨害(Disrupt Schemes)はもうひとつの非常に役立つ密偵長の任務だ。
- こうしたパークをアンロックすると、プレイヤー自身が計略の対象にすることは非常に困難になる。プレイヤーは自分と同等の策略家についてだけ心配すればいいが、そういう相手は気にすべきだ。
- 策略についての以前の開発日記ではHooksを捏造するスニークプレビューを既に出していた。これは策略家ツリーで利用できるようになるが、これがこの方法でアンロックされる唯一の策略ではない。
- 誘拐(Abduction)は犯罪的策略であり、秘密になる。しかし成功すれば自動的に発覚する。地下牢に閉じ込められている人を疑問に思うのにそう長くはかからないだろう。
- こうした策略はすべてひとつしかない敵対的策略スロットを使うが、影の実力者がそうするにはなんと貧相なことか。2つ目のスロットを手に入れよう。
- 最後に、このパークツリーでは策略家(Schemer)の特性をもたらす。一般にプレイヤーの陰謀能力に大きなボーナスを付与するだけでなく、策略力を大きくブーストして巧妙な計画の必然的な成功を加速させる。
質疑応答
Q1:ひとつのツリーを完成させるのにどれくらいかかるの?
A1:特にライフスタイルが教育と合っているかなどによるが、長生きのキャラクターなら2つか3つのツリーを完成させることができる。もちろんリリースまでに変わるかもしれないが、今はそうだ。
Q2:「標的の性的嗜好を乗り越える手段はない」というのは、例えば同性愛の女性が異性愛の男性を誘惑することはできるけど、逆はうまくいかないということ?
A2:そうだ。自身の性的志向に反して振る舞うことはできるが、他人に同じことをさせることはできない。
Q3:配偶者を誘惑することについて詳しく。
A3:配偶者を誘惑することは不倫や違法にはならない。致命的な失敗をすることはないが、それ以外は通常の誘惑と同じだ。一部のこと(バルコニーを登って部屋に行くなど)は理にかなわなくなるため、イベントは少し選択的になる。
Q4:陰謀能力を戦争で使うことについてはなにか考えた?
A4:考えたが、パークツリーにはない。しかし他の分野のスキルを分野をまたいで使おうとはしているが、鍵となるスキルが常にもっとも重要だ(例えば外交能力は一部の策略には有用だが、陰謀能力よりもそれについて役立つことはない)。
来週は管理ライフスタイルのパークツリーについて。
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