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「Stellaris」開発日記#162――新たな外交の機能

Stellaris 開発日記

「Stellaris」の開発日記#162が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は新たな外交の機能について。

前回:開発日記#161――開発のアップデート


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概要

開発日記#162は、今回は新たな外交の機能について。今回はゲームディレクターのgrekulf氏によるものです。

  • 今回は2.6無料アップデートについての内容だ。

使節(Envoys)

  • 使節はEU4の外交官に似ており、以下のような外交行動に必要となる。
    • 関係の改善/悪化(Improve / Harm Relations):評価を+400/-400まで関係に影響を与える。評価(Opinion)と関係(Relations)のについて詳しくは以下で述べる。
    • 連邦への割り当て(Assigned to Federation):毎月結束度+1。
    • 銀河コミュニティへの割り当て(Assigned to Galactic Community):外交的重要性(Diplomatic Weight)を増加させる。
  • 使節にはキャラクターを使うが、今のところ特性などのキャラクターに関するメカニクスはない。特定の仕事に合わせて特性によって使節を切り替えるようなマイクロマネジメントは面白いとは思っていない。

外交インターフェースのアップデート

覇権国の従属国はこの新たな外交画面のモデルとしてぴったりだ。

宿敵関係の宣言はあまり魅力的には見えない。

  • まず一般的な外交画面について。プレイヤーはここで国是、起源、国力比較の詳細、現在締結している外交協定、新しく追加された外交スタンスなどを見ることができる。外交提案は現在なにが行われているかについてもう少しわかりやすくなった(文章は最終版ではない)。デメリットは、内部のマルチプレイでバカな同僚が属国になりにくくなったことだ。

外交スタンス(Diplomatic Stances)

  • Imperator: Romeのものとまったく同じというわけではないが、私たちはこのコンセプトを気に入っている。外交スタンスは政策のひとつで、10年に一度変更できる。さまざまなスタンスがあり、特定の帝国種別に固有のものもある(例えば孤立主義者の巨大企業だとMercantileとなる)。
  • スタンスはまったく異なるようにデザインされており、さまざまなプレイスタイルを促す。BelligerentのスタンスがSupremacistに似ていると気づく人もいるだろうが、Supremacistのスタンスは「大帝国」になりたい帝国向けにデザインされていることを除けばそれは正しい。Supremacistの帝国は同じスタンスのすべての帝国を嫌うので、ソフトな宿敵関係と言える。
  • また、外交スタンスは国内政治にも影響し、一部の派閥は特定の好みを持っていることがある。

関係と評価(Relations and Opinion)

  • 帝国間の外交関係をより簡単に測定するものとして、関係(Relations)を追加した。関係は最悪(Terrible)<緊張(Tense)<中立(Neutral)<良好(Positive)<最高(Excellent)のレベルを持ち、利用可能な外交行動に影響する。
  • 私たちは外交が気まぐれでなく、より力学的なものであることを望んでいる。プレイヤーは他の帝国からの自国の評価に影響を与えることができる。全体的な外交は静的ではなく、時間経過とともに革新していくように感じられなければならない。
  • 連邦の形成には「最高」の関係が必要で、移民協定、研究協定、通商協定には「良好」な関係が必要だ。同様に、宿敵関係になるには「最悪」の関係である必要がある。これはプレイヤー同士の関係でも同様であり、良好な外交関係は重要だ。
  • こうした制約には使節が関係の改善・悪化を行うことで回避できるものがある。

支持(Favors)

  • 支持は主に銀河コミュニティ内でのプレイヤーの行動のために追加したものだが、AIの特定の外交協定受け入れに影響を与えるためにも使用できる。支持は銀河コミュニティでの特定の投票や提案に対して自国の外交的重要性を増やすことができる新たな機能だ。他国から最大10の支持を得ることができ、1つにつき外交的重要性を10%増やす。
  • 例えばB帝国がA帝国に10の支持を与えたとする。A帝国は影響力を消費して10の支持すべてを使い、B帝国の100%の外交的重要性を得る。A帝国は特定の投票について、B帝国が外交的重要性を失うことなく、B帝国から外交的重要性を得ることになる。

  • 支持を使うと投票結果を思うように操作できる。ある帝国が同じ方法で既に投票している場合は、支持の行使(Call in Favors)はできない。同じ帝国から複数の帝国が支持の行使を行うことは可能で、どの支持が優先されるか、どの支持が重要化を把握しなければならないという複雑さは抑えられている。
  • 支持は外交取引を提案する際に受け入れの可能性を+5することにも使用できる。

質疑応答

Q1:使節を相互に送り合っても効果はある?

A1:ある。

Q2:Aは100の外交的重要性を持ち賛成に投票し、Bは120の外交的重要性を持ち反対に投票するときにAがBに対して10の支持を行使してAは220の外交的重要性で賛成に投票したとして、Bは120の外交的重要性で賛成/反対/棄権のどれに投票することになるの?

A2:Bは120の外交的重要性で反対に投票する。消費された支持と影響力は水面下の交渉を表現している(これによってプレイヤーが意思に反する投票をさせられたり、最初に投票する帝国が支持の行使について有利になったり不利になったりするのも避けることができる)。

Q3:内向きの成熟の帝国はどういう外交スタンスを持つの?

A3:そうした帝国がとれる外交スタンスは制限されるが、孤立主義者よりは多い。

Q4:他の国の外交スタンスを強制的に変更することは可能?

A4:屈辱を与えることでSupremacistをBelligerentにすることはできる。

Q5:使節はどうやって獲得するの?

A5:最初からいくらか利用できるが、内向きの成熟では減少し、特定の国是で増加する。現時点では、帝国固有の建造物、連邦の特典、星間議会で増える。

Q5-2:支社にロビー活動する部門とかないの?

A5-2:使節は非常に強力なため、同時に持てる数に注意を払っている。支社は企業大使館(Corporate Embassy)を持ち、帝国の経済力を元に外交的重要性を増やす。また、もうひとつの真実を唱える人々に大きな発信力を与える偽情報センター(Disinformation Center)もある。


来週はジャガーノートと巨大造船所について。

次回:開発日記#163――ジャガーノートと巨大造船所

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コメント

  1. 背景のデザインとかSWの元老院だな
    三人で一つの席に乗ってるのがまさにそう

  2. 小国が最小国に対してロビー活動を行い、コミュニティ内で排除したい国に対して不利な決議を仕掛けることが可能なのかな?

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