「Europa Universalis IV」開発日記2019年8月20日分が公開されましたので、その内容をご紹介。今回はカトリックについて。
概要
開発日記2019年8月20日分は、カトリックについて。
- これまで世界中の宗教が固有のメカニクスやフレーバーを得てきた中で、カトリックは窮地に立たされたままだ。次のヨーロッパアップデートではカトリックを強化し、同時に教皇領にも力と権威を与えたいと考えている。
- 力の源泉は資金だ。次の拡張では教皇の十分の一税(Papal Tithe)を導入する。いかなる国家にも属さず、教皇庁のものとなる。教皇庁の国庫(The Curia Treasury)は世界のカトリック国家の数だけ大きくなる。資金は国家から徴収されるものではなく、こうした国家の聖職者階級(Clergy Estate)が所有するCrown Landの量に基づいて獲得する。
- また、十分の一税は特に敬虔な国家から支払われもする。国家は十分の一税を直接支払うことで贖宥状を購入できるとともにPapal Influenceを獲得し、一時的に破門から身を守ることができる。
- 教皇庁の国庫にはもちろん手を付けることができ、Curia Controllersがその特権にあずかる。Curia Controllerはそれぞれ在任期間中にひとつ教皇勅書(Papal Bull)を受ける。これは教皇庁の国庫から資金が支払われる行動で、カトリック世界全体に影響する固有の行動だ。
- Illius qui se pro divini:時代制限以降でも十字軍が行えるようになる。
- Apostolicae Servitutis:Curia Powersが50%安くなる(教会税の徴収、聖戦の布告など)。
- Praeclara Carissimi:開発コスト-5%。
- Immensa Aeterni Dei:受容コスト-10%、Institution伝播+25%。他の枢機卿のプロヴィンスや教皇庁の首都(ローマ)で受容されているInstitutionがあれば、枢機卿がそのInstitutionを伝播する。
- Libertas ecclesiae:Imperial Authority上昇+20%。カトリックの帝国である場合に利用可能(白紙講和はできない)。神聖ローマ帝国のすべてのカトリック国は神聖ローマ帝国の改革に+15賛同する。
- Dei Gratia Rex:絶対主義+0.5/年、カトリックのプロヴィンスにおける不穏度-2、Drill Decay-25%。
- これを賄うための教皇庁の国庫からの資金は1000ドゥカートが基準額となり、Reform Desireのように上昇する。敬虔なカトリック国家がReform Desireを引き上げることで信仰を強める能力を保とうとするなら、カトリックの領土を広げるか、異教の隣国に改宗を強制する必要がある。
- こうした選択で教皇自身も強化されるが、カトリック世界のキングメーカーとして振る舞う場合にはそれは義務ではない。ヨーロッパでは依然として枢機卿が出現するが、教皇は自腹で他国の枢機卿を直接任命できる。そのコストはその国の開発度と既存の枢機卿の数による。
- こうすることで教皇領は自分でPapal Controllerになるための影響力を持つことができ、標的国から教皇に対する長期間の関係ブーストを得る。もちろん直接自国領内に枢機卿を配置することもできるが、corruptionが増える。枢機卿は宗教マップモードで確認できるようになった。
- 最後に、教皇は自身の国庫に直接十分の一税を入れることもできる。このディシジョンは教皇庁システムからは禁止できなくなった。
来週は64ビットサポートについて。
コメント
カトリックの強化というよりは教皇の御者と教皇領の強化って感じかな
確かに最近のバージョンだとカソリックがどんどん減ってプロテスタントで覆われちゃうから、いい感じに実装してくれると面白いかも知れない。