「Imperator: Rome」開発日記2019年6月10日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は海賊、嵐、火山、フレーバーイベントについて。
概要
開発日記2019年6月10日は、海賊、嵐、火山、フレーバーイベントについて。
海賊
- Imperatorでは海賊が湧くといつまでも港を封鎖するが、これは強国にとっては不愉快なものであり、海賊を撃破できる海軍を持たない国には破壊的なものだった。選択肢は恒常的なペナルティに耐えるか、完全に海賊を排除するかだが、どちらも非常に魅力的とは言えない。それでも海賊は当時には存在して当然のものだったし、ゲームにも存在すべきものだ。
- ポンペイウスパッチでは以下のような海賊を実装した。
- 有害であるのではなく、なにかをもたらす。
- 突然湧くのではなく、プレイヤーがなにかできる明確な手段を作る。
- 自国沿岸を恒常的に封鎖されるよりも煩わしくないようにする。
史実のヘレニズム時代の海賊
- この時代の海賊は正規の海軍の補助のための海の傭兵として雇用されることが多かった。彼らは単艦の小さなグループではなく艦隊を組んでおり、略奪と戦争で生計を立てていた。日頃は傭兵のように雇われており、Imperator開始時点のアンティゴノス朝はそうした部隊を集めて「海賊指導者」のような形式で海軍を率いていた。雇用されていないときは略奪を行った。平時の海賊の略奪は、ときには軍隊と軍船で海賊を討伐していた地方政府にとっては非常にうっとうしく感じられることが多かっただろう。
新たな海賊システム
- 海賊はスタート時点から傭兵のように存在するようになった。海軍の補給範囲内のすべての国家は彼らを雇用できる。海賊は小型船(Light Ships)のみを使う。
- 傭兵とは異なり、海賊は所定の本拠地を持っている。マップ上には海賊の避難港(Pirate Havens)として存在している。こうした避難港は所有者にわずかな利益をもたらすが、海賊が海に出ていないときにはそこに常駐する。海賊が雇用されない期間が充分長くなる(今のところ2年間)と、彼らは略奪に出て他の艦隊と敵対する。彼らは本拠地ではなく他の地域の要塞で守られていない港に向かう。
- 海賊艦隊が撃破されると母港において戦力値0で再編成され、時間経過で戦力値は回復する。
- 戦時には海賊の避難港のユニットを掃討して永久に海賊を取り除くこともできる。すべての国家は法律で海賊を非合法化することができ、これによって海賊をかくまっている国家に対する開戦事由を得る。
- 同様に、すべての国家は法律で海賊を容認することもでき、これによって自国の港のひとつに新たな海賊の避難港ができる。
- これに合わせて傭兵画面は2つのタブに分かれた。傭兵と同じくマップ上のユニットをクリックすることで雇用できる。
- こうした変更の狙いは海賊とより多くの方法でやり取りできるようにすることだ。彼らを支援して地元経済を強化し、必要なときにさらなる軍船を利用できるようにすることもできるし、彼らを海から完全に駆逐することもできる。
嵐
- 嵐(Storms)は地中海、バルト海、インド洋、大西洋を繰り返し襲う。影響を受けた海域では2か月の間、厳しい損耗に見舞われる。
- 嵐は砂漠でも発生する可能性がある。雪が降る地域では吹雪が起こる可能性もある。
火山
- ゲーム中の地域では当時多くの火山が活動中であり、私たちは噴火による歴史への影響もカバーした。ポンペイウスパッチでは噴火イベントを追加・拡張し、近隣国家が復旧に資源を投入するまで火山周辺の地域を荒廃させ、噴火後には火山灰土壌による恩恵ももたらす。
- 私たちは新たに多くの火山を追加し、そのすべてがマップ上で確認でき、プロヴィンスファインダーで検索できるようにもなった。通常のプレイでは通しで1,2回の噴火が起こる。
フレーバーイベント
- いつもどおりポンペイウスパッチでも多くのイベントを追加した。今回はローマ・カルタゴ・イタリア諸国家向けのフレーバーイベントに注力し、イベントでは国家と奴隷制の関係に着目している。
- 執政官同士(あるいは君主と配偶者)の関係を拡張する多くのイベントも追加した。
コメント
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