「Europa Universalis IV」開発日記2019年6月11日

「Europa Universalis IV」開発日記2019年6月11日分が公開されましたので、その内容をご紹介。今回はフランスとオランダのミッションツリーについて。長め。

前回:開発日記2019年6月4日


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概要

開発日記2019年6月11日分は、フランスとオランダのミッションツリーについて。

  • ブルゴーニュ(Burgundy)にもミッションツリーは実装するが、未公開の機能や重要イベントと関連しているためまだ明らかにできない。これは教皇領やドイツの一部の国家についても同様だ。こうした国家についてはヨーロッパに関する拡張の機能やメカニクスの変更のときに述べる。

フランス

  • フランスのミッションツリーはゲーム中でも特に長い。Rule Britanniaでミッションシステムを見直したときは古いミッションをできる限り新しいシステムに順応させたが、ヨーロッパに関する拡張ではさらに25のミッションを追加した。
  • 簡潔さのために新しいものについてのみ着目してご紹介するが、ツリーの序盤は1444年時点には存在しない2つの死活的に重要な海軍基地の建設のためのミッションがある。トゥーロンについてのミッションでは、Navy Traditionをもたらすとともに艦船コストとプロヴィンスの修理時間を減らす恒久的な補正をプロヴィンスに追加する。ブレストについてのミッションではプロヴィンスに建造物Drydockと、5隻の大型船を得ることができる。
  • イギリス打倒の第一歩は古い同盟(the Auld Alliance)の強化だ。開発度70以上の同盟国(スコットランドでなくともよいが、第一候補ではある)をイギリス諸島に確保する必要がある。このミッションを完了するとイングランドやグレートブリテン支配下のイギリス諸島に請求権を得ることができ、次のDefeat the Englishミッションではこうした国の力を削ぎ、ロンドンから追い出すことを目標とする。イギリスを打ち負かせばフランスはゲーム終了までNaval Moraleが+10%される。
  • 国内についてはまず集権化を進めなければならない。貴族の力を削ぐのが第一段階だ。次にドラゴナード(Dragonnades)政策によって宗教の統一を強制しなければならない。地方自治の考えを叩き潰し、国家に安定をもたらせば、L’Etat c’est moi(朕は国家なり)の補正を得ることができる。Versailles Palaceミッションでは威信が大きくブーストされ、パリに開発度が追加され、Commissioning of Versaillesイベントが発生する。
  • 次は革命だ。革命を受け入れるか、鎮圧するかの判断はプレイヤー次第だが、これによって従属する緩衝国となる衛星国を建国し、最終的にはヨーロッパに対してフランスが覇を唱えることにつながる。
  • ツリーの初期にはEstablish the Musketeersミッションもあり、これは軍事スキルの高い君主のみが完了でき、Royal Musketeersイベントが発生する。銃士隊にはLes Invalidesミッションで廃兵院を建設しなければならない。多くのland forcelimit、パリの大学、軍事建造物のあるプロヴィンスが20以上が必要となる。報酬として不健康に関するネガティブイベントの発生確率が低下し、ゲーム終了まで人的資源回復量が10%上昇する。
  • 征服ミッションも追加されている。Annex Alsaceミッションに続けてナポレオンの戦役の再現ができる。スイス進攻、神聖ローマ帝国の解体、ポーランドの「保護」、ロシア進攻がやることリストに入る。モスクワ攻略に成功すればFire of Moscowイベントが発生し、この都市を完全な廃墟にできる。French Claim to Naplesミッションではスペイン王位に対する請求権を得ることができ、Spanish Successionについての戦争を開始できるようになる。
  • 植民地ミッションでは、南米に拡張してFrance Antarctiqueを設立できるようになった。こうしたミッションでは史実の北米でのフランスの活動もフォローし、アメリカの独立も支援できる。これに成功すると恒久的に解放(Liberation)の開戦事由を利用できるようになる。
  • 東方に向かうインセンティブもあり、Indian DominanceミッションではAge of Revolutionsの間に他のヨーロッパ諸国をインド洋から排除することが求められ、French Indochinaではベトナムを征服することを目指す。

プロヴァンス(Provence)

  • プロヴァンスのミッションツリーは大胆な主張を現実にしていくことが求められる。国王ルネ(René)は請求権を真剣に受け取られるようにする方法を探さなければならない。これはコルシカ島の征服か合計開発度が100(プロヴァンスはスタート時点で73)に達すれば可能だ。これでナポリを中核化できるが、これは恒久的なものではない。
  • ナポリ王になるのは簡単ではないが、達成すれば誰もが王と認め、政府ランクが上がる。また、アラゴンとシチリアの正当な領地への恒久的な請求権や同君連合化の開戦事由を得る。
  • これを達成すると、今度はアンジュー家のより法外な請求権を追求することになる。すなわちハンガリーとイェルサレムの王位だ。
  • 国内については、プロヴァンスとロレーヌの統一が重要で、これによって神聖ローマ帝国との関係ができる。Joining the Empireミッションは名前に反してプロヴァンスが構成国に関与する必要はない。
  • アヴィニョンの地位も懸念事項だ。かつては教皇庁があったが、もはや教皇にとっては重要ではない。外交による説得か昔ながらの攻城戦でアヴィニョンを併合すると、次はオクシタニア全土の征服、そしてフランス全土の征服が視野に入る。
  • King of Kingsミッションには合計開発度が1000必要となる。これは政府ランクが帝国になるだけでなく、正統性(Legitimacy)をブーストし、外交併合コストを20%低下させる。
  • 善良王ルネは芸術のパトロンでもあった。Sponsor the artsミッションはDevelop Provenceミッションにつながる。これはAixの開発度を30以上、同じステートの他のプロヴィンスの開発度を15以上にする必要がある。
  • 次は前述のトゥーロンの海軍基地建設だ。La Marseillaiseミッションには80%以上の陸軍伝統が必要だが、訓練による上昇と時間経過での低下に25%の恒久的なブーストが報酬としてもたらされる。
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オランダ(Dutch)

  • オランダのミッションはネーデルラント(Netherlands)と他のオランダの中小国で共有される。右端のミッションチェーン以外のすべてのミッションはこうした中小国でも利用できるが、利用できるミッションは最終的に中小国をネーデルラントを建国するほうに駆り立てる。
  • 初期のミッションの多くは国家の独立と防衛を考慮している。「Assert Our Sovereignty」ミッションはそのまま国家の独立と4つのプロヴィンスを支配していることが必要だ。これはつまりブルゴーニュの属国としてプレイしている場合には、機会があり次第これを裏切って大きなワイン色の死体にしたくなるということだ。
  • 「Sea Beggars」では小型船による艦隊建設を促進し、窮地において海上の敵を妨害し、また交易ノードを独占するのに役立つ。
  • 国家の開発についてはヨーロッパ以外の巨大な貿易の機会を考慮しているが、最初は慎ましくスタートする。史実ではネーデルラントは新大陸や東インドに投資する前にバルト海の穀物貿易から始まった。バルト海への進出からネーデルラントは急速に拡大し、スペイン人やポルトガル人だけが訪れていたところに商人を派遣することでイベリアの商業覇権に挑戦した。
  • その後すぐに重要な2つの貿易会社、オランダ東インド会社とオランダ西インド会社が勅許により設立された。前者は南アフリカから東インドに植民地を作り、台湾に足がかりを持ってすらいた。後者はアメリカ大陸でこれを真似しようとしたが、ニューネーデルラントはイギリスに奪われ、主要港ニューアムステルダムはニューヨークとなった。
  • ネーデルラントは「Strengthen the Vroedschappen」と「Merge the Stadtholders」から始まる2つの固有のミッションチェーンを持っている。これはどちらもオランダ共和国(Dutch Republic)政府のメカニクスに結びついているとともに、Orangists(オラニエ家の支持者)とStatists(共和制の支持者)の闘争にも関連している。というのは、このチェーンのすべてのミッションがOrangistsとStatistsのバランスに影響するからだ。例えばオラニエ公(Prince of Orange)がブリテン島の征服に成功してGlorious Revolutionミッションにこぎつけたとすれば、Orangistsに賭けていれば彼らの人気と影響力がブーストされる。

政府と政府改革(government reforms)

数値は開発中のもの。

  • Protectorate Parliamentはイングランド固有の政府改革で、イングランド内戦中に議会派に与することを選んだときのみ利用できる。これは護国卿クロムウェルとその後継者の「ランプ議会(Rump Parliament)」を表現している。Protectorate Parliamentはtier 1の政府改革で、選挙は行われないが議会システムを利用でき、共和国よりも高いabsolutism capを持つ。
  • Junker Stratocracyはプロイセン固有のもので、Prussian Monarchyの共和制版だ。StratocracyはMilitarizationシステムを利用でき、高いabsolutism capを持ち、Militarizationが自然に上昇していく。統治者は選挙や生まれによって決まるのではなく、統治者が死去したときに国家の最良の将軍を元帥として継承させる。元帥の能力値はPirate Kingsと同じく将軍としての能力値を元にする。
  • Pirate Kingsについてはthe Board of Admiralsという改革で海賊ではない共和国が民主主義のうわべを捨ててすべての権力を海軍に与え、提督から選抜されたLord High Admiralが国家元首となる。この改革を選択するにはNaval ideasを完了している必要がある。
  • 上記の改革は共和主義の理想からは程遠いため、republican tradition上昇の基本値が低下する。

次回:開発日記2019年6月18日

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