「Imperator: Rome」発売は4月25日!

MODを作ろう!HoI4編――「Japan Historical Improvement」の1.6への対応

HoI4のバージョン1.6リリース前まで公開していた日本向け総合改変MOD「Japan Historical Improvement」ですが、1.6への対応がおおよそ形になってきましたので、個人的な内容整理がてらご紹介します。

「Japan Historical Improvement」についてはこちらをご覧ください。


スポンサーリンク

経緯

バージョン1.5までの「Japan Historical Improvement」は、それ以前のModで行っていた政治状況の改変や初期配置の部隊の改変を踏まえた上で、さらに1.5で新しくなった日本の国家方針を民主主義ルートを中心に一部改変し、イベントの追加などを行っていました。

しかしながら、作成当時から考えが変わって自分が改造した日本の国家方針がなんだか気に入らなくなってしまい、また当然1.6ではゲームが大きく変わったのでその対応も行う必要があるため、しばらくじっくり腰を据えてModを弄り回していました。それがようやく形になってきたので、内容整理も兼ねてご紹介しようというのが本記事です。

1.6.x向け「Japan Historical Improvement」

2019/04/18追記:以下で書いているバランス調整は済んでいませんが、とりあえず公開してしまってから調整していくことにして、SteamワークショップにてModを公開しました。

以下、本Modで変更する部分を大まかにご紹介します。なお、現時点で本Modは既存のDLCがすべて導入済みであることを想定しており、日本語化Mod「Japanese Language mod」が必要です。また、本Modでは36年シナリオのみに対応し、日本はプレイヤーが操作することを想定しており、AIでの挙動はフォローしていません。

国家方針

バニラの国家方針と同じく政治ルート、満州ルート、軍備ルートから構成されている点は同じです。

政治ルートは全部のイデオロギーに対応したものを作るのは大変なので一旦史実ルートのみに削ってから追加変更を行っています。満州ルートには削除した満州国軍の国家方針を再利用。そして軍備ルートはほぼ完全に新しいものに置き換えました。とはいえ、まったく新しく作ったというわけではなく、2017年にバージョン1.4向けに作成した国家方針を現在のバージョンに適合するように作り直したもの(にバニラの国家方針を一部加えたもの)です。

政治ルートはイデオロギーの選択がないので小さく見えますが、バニラでは政治ルートで取得できる国家方針はおおよそ20個前後であるところ、本Modでは23個と充分な数です。軍備ルートはバニラでは22個ですが、本Modでは現状14個と少なめ。もう少し追加する必要があります。

2019/04/22追記国家方針について詳しく書いた記事を更新しました。詳細についてはこちらをご覧ください。

海軍

新しくなった海軍・艦船設計システムに合わせて、36年スタート時の艦種の設計をほぼ完全に見直しています。史実の各艦型が持っていた設備をほとんどすべて搭載したため、バニラと比べるとほぼすべての艦種で搭載しているモジュールが増え、全体的にかなり強化されているはずです。

ただ、史実の艦型の設備を再現すると特に駆逐艦はゲーム中の搭載モジュールが似てしまい、吹雪型から朝潮型までがひとつの艦型になってしまっているなど問題もあります(潜水艦も同様)。また、日本海軍が相当強くなっているはずなので、ゲームバランス的にもちょっと問題があるかもしれません。そのあたりは今後の課題です。

海軍の初期配置についてはほぼバニラと同じですが、編制は艦隊を連合艦隊ひとつだけとして、その下に艦隊(ゲーム中では任務部隊)をぶら下げています。

陸軍

陸軍は1936年時点の史実の戦力に合わせて大幅に縮小しています。正規の歩兵師団は16個、これに独立混成旅団(戦車含む)3個、陸戦隊1個、騎兵旅団4個、守備隊6個の計33個師団が陸軍の初期戦力です。

初期戦力が大幅に減っている上に1936年型小銃も未開発の状態でスタートするので、日中戦争が非常に歯ごたえのあるものになっています。バニラでは日中戦争で日本にペナルティが付与されますが、それを取り払って戦ってちょうどいい具合(つまり史実のように中国を倒し切るのが難しく、戦線が膠着しやすい状態)になっていると感じています。このバランスも細かく詰めたわけではないので今後の課題と言えます。

空軍

空軍については大きな変更点はありませんが、機種名などを変更しています。

政府と国民精神

バニラにおいて日本はファシズム政党「大政翼賛会」が支持率100%のファシズム国家ですが、このMODでは非同盟/中道主義の国家とし、非同盟/中道主義政党は「宮中」として過半数の支持率を、残りは民主主義政党「立憲民政党」が持つようにしています。ただ、これは立憲民政党の支持率を36年の衆院選における立憲民政党の議席比率から決めているだけなので、なにかいい評価軸がほしいところ。

また昭和天皇は国民精神とし、指導者としての特性の効果を引き継いでいます。

国民精神「ロングランス」はバニラでは国家方針によって獲得するものですが、「ロングランス」と表現された93式魚雷は1933年制式化なので、最初から持っているように変更しています。

国民精神「二重の研究体制」は、史実でもそんなに非効率な開発体制だったかというのもありますし、ゲームバランス的にも現在の本Modではちょっとキツすぎる気がするので削除しています。

イベント

1.6+MtGで日本は最初、海軍軍縮条約調印国の国民精神を持っていますが、史実では35年までの交渉の時点で既に海軍軍縮条約脱退が既定路線なので、36年1月15日に強制的に脱退させるイベントを追加しています(イベント画像は脱退後に日本代表団から外務大臣に宛てられた英文報告書。この頃は英語ではTokyoではなくTokioだったようです)。

なお、二・二六事件や腹切り問答といった、バージョン1.5のときのイデオロギーを動かすイベントはすべて史実どおりの選択肢のみとなりました。今後、国家方針を増やして異なるイデオロギーに進めるようになり次第、選択肢を復活させる予定です。

中部・近畿のステート割

バニラではおそらく見やすさの観点から1プロヴィンスでの接続をなるべく避けていると思われるステート割ですが、やはりちょっと違和感があるので、それらしいステート割に変更しています。

具体的には東海ステートを静岡県・愛知県・岐阜県・三重県、北陸ステートを新潟県・富山県・石川県・福井県、関西ステートを京都府・大阪府・滋賀県・奈良県・和歌山県・兵庫県の範囲とし、甲信越ステートは山梨県・長野県の範囲として甲信ステートに変更。これに合わせて、各ステートの人口も当時の国勢調査の値を使って変更しています。

司令官

将軍や提督はバニラに実装されているものと変わりませんが、最初から全員が利用可能になっているわけではなく、史実で将官になった年に人事異動イベントを通じて利用可能になります。なお、荒木貞夫は36年に予備役となってから召集もされていないので削除しています。

その他

アメリカに議会システムが搭載されたので、それを丸コピーしてシステムを再現することまではできたのですが、どうにも面白くありません……。議会システムを面白くするにはなにかうまいやり方を考える必要がありそうです。


現状では新機能追加は終えて、バランス取りを行ってから完成という予定です。完成次第公開予定ですが、これまでModを公開してきた中では「機能ごとに分割してほしい」という声もあり、どういう形で公開したものかなあというのを思案しているところです。

コメント

  1. これは完成が楽しみですよ

  2. 公開、楽しみにしています

  3. ありがとうございます。励みになります。なかなかテストプレイの時間が取れず、もうしばらくかかってしまいそうです……。

  4. 日本版議会システム楽しみ

タイトルとURLをコピーしました