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「Imperator: Rome」開発日記2019年1月28日
その他
2019.01.29

「Imperator: Rome」開発日記2019年1月28日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は部族制とガリアについて。
前回:開発日記2019年1月21日
概要
開発日記2019年1月28日は、部族制とガリアについて。ガリアについての内容は後日追加します。
2019/03/18追記:追加しました。
- 部族首長制(Tribal Chiefdoms)、部族王制(Tribal Kingdoms)、部族連合(Tribal Federations)はImperatorにおける国家の大部分をなす。
氏族の指導者と従者

- 部族制国家が前提としているのは権限の共有だ。統治者が死亡すると、新たな統治者が氏族の指導者(Clan Leaders)の中から選ばれる。氏族の指導者は忠実な軍である従者(Retinues)を指揮する。部族におけるあらゆる法律の変更には、支配下の氏族の指導者が忠実である必要があり、実行するとすべての氏族の指導者の忠誠度が低下する。

- 氏族の従者(Clan Retinues)は氏族の指導者によって召集・補充され、国家の人的資源プールを消費せず、維持費も安い。従者は常に指導者に対して忠実であるため、彼らが大きくなるにつれて氏族の指導者の忠誠に依存することは難しくなる。配下の氏族の指導者の忠誠を維持できなくなれば、彼らが存在することで常に内戦が引き起こされることになる。
- すべての部族制国家には最低3人の氏族の指導者がおり、国家ランクによって増えていく。
集権度

- すべての部族制国家は-100から100の値を取る「集権度(Centralization)」という数値を使う。集権度は法律の制定や氏族の指導者に対するプレイヤーの反応などで変動するが、資金や力などを使って直接変動させる方法はなく、プレイヤーの行動や時間経過の結果として変動するだけだ。

- 集権度が負というのはプレイヤーの部族があまり中央集権的でなく、氏族の指導者の力が強く、氏族の従者は多くなり、部族民の産出が増え、部族首長制に変わり、部族の移住が行えるようになる(移住については今後の開発日記で述べる)。
- 集権度が正の場合は部族民が自由民に転換するようになり、氏族の従者は減少する。もっとも重要な点としては、国家の文明度が上昇し、支配下のすべての都市の上限はそれに向かって変動する。首都の文明度が高く、適切な法律があれば、部族制から君主制、あるいは共和制へと転換できる。
- 以前述べたが、研究による影響は別として、自国の都市の文明度の高さはそこに住む部族民の不幸につながる。すなわち部族民が生産的でなくなり、不穏度を生み出すようになる。
- ゲームスタート時の集権度はさまざまで、例えばゲルマン系部族は負の値だが、一方でヒスパニアのTurdetaniaは非常に高い値で始まる。

- ゲームスタート時に部族民しかいない国家はほとんどない。文明度に左右されないPopとして、戦争による奴隷は自国の経済を拡大する助けになるが、特に異なる文化・文化グループの奴隷はある状況では手に負えないものとなる。
ガリア

- ゲームスタート時点でのガリアの民はガリア以外に広く存在しており、現代のドイツやバルカン半島にもガリアの部族があったし、ディアドコイ戦争ではエジプト、シリア、トラキアと幅広くガリア人傭兵がいた。スタート時点から遠くないうちにこうしたガリア人はギリシャやアナトリアに殺到し、ガラティアを建国した。
- ガリアは多くの地域や部族に分かれている。私たちのデータはギリシャやローマほど詳しくないが、地中海から孤立していたわけでもなく、情報はある。
- ほとんどの国家は部族王国としてスタートし、以前ヒスパニアで述べたように、部族連合を形成できるより大きな部族のアイデンティティを持っていることもある。こうした部族王国はすべて集権度がプラスの中央寄りだ。
トランスアルプスのガリア

- トランスアルプスのガリアはローマ統治下ではガリア・ナルボネンシスと呼ばれるが、ここはイタリアや地中海にほど近い。数世紀の間、エトルリア人、フェニキア人、ギリシャ人の商人がこの地域で交易しており、紀元前304年頃には多くのギリシャ人交易入植地が沿岸部に広がり、シラクサと緊密な関係があったマッサリアが中心となっていた。トランスアルプスのガリアはアルプスのこちら側で最初に共和政ローマに併合された地域であり、ガロ=ローマ文化が花開いた。

- Massalia:ガリアでもっとも古く影響力のあるギリシャ人入植地。1つの都市だけではなく、Antipolis、Tauroention、Agathiも支配しているほか、ヒスパニアのEmporion、Hemereskopeionと防衛連盟を組んでいる。Massaliaは強力とは言えず、周辺のガリア人国家と良好な関係を維持できるか、事が起これば傭兵を雇う余裕があるかどうかに浮沈がかかっている。
- Salluvia:Massaliaを取り囲むガリア人・リグリア人部族王国。
- Deciatia:小さなリグリア人部族王国。
- Oxybia:小さなリグリア人部族王国。
- Vocontia:中規模のガリア人部族王国。南の部族の大半より強力で、ローマ統治下ではローマの同盟者として自治権を有した。
- Albicia:小さなガリア人部族。
- Tectosagia:Volcaeの部族王国。アナトリアに略奪に向かい、ガラティアに定住したと考えられている。
- Sorbonia:Volcaeの部族王国。
- Arecomicia:Volcaeの中規模部族王国。
- Rutenia:卑金属や石材の豊富なフランス中央高地の南にある部族王国。
- Arvernia:ガリア南部でもっとも強力な部族王国。ローマの征服まで地域大国に成長していた。
- Helvia:小さなケルト人部族王国。貴金属・卑金属が豊富。
- Allobrogia:大きな部族王国で、ローマ人に敵対し、伝えられるところではハンニバルのアルプス越えに協力した。
- Segusiavia:小さいが強力な部族王国で、金属が豊富であり、経済も豊か。ローマの征服まではフェニキア人やギリシャ人と交易しており、自前の貨幣を鋳造していた。
- Caturigia:アルプスの小さな部族王国で、イタリアのガリアとトランスアルプスのガリアの間の重要な抜け道を抑えている。ケルト人とリグリア人の双方が混じり合っている。
- Ceutronia:アルプスのケルト人部族王国。カエサルもハンニバルもこの土地を通過した。
アクィタニア

- ガリア南東部(注:おそらく南西部の間違い)はヒスパニアのヴァスコン人部族と強く結びついている。同様にアクィタニア人も後世のバスク人と関連があると考えられており、ローマ人にピレネー山脈の反対側の住民と習俗や法が近いと評されている。
- ゲームスタート時には他のガリアやヒスパニアと同じく同じくらいの国力の多くの部族国家に分かれている。

- Santonia:塩とワインの輸出が盛んな中規模部族王国。
- Pictonia:強力な部族王国で、熟練の船大工であり、木材と船の輸出者でもあった。ガリア戦争中のカエサルの支援し、ウェルキンゲトリクスと戦った。
- Lemovicia:ガリア中央の高地にある部族王国。貴金属が豊かでArverniと同盟している。
- Andecamulensia:現代のリムーザンに位置する小さな部族王国。Lemoviciと親密な関係にある。
- Petrocoria:現代のドルドーニュにある小さな部族王国。鉄を輸出している。
- Nitiobrogia:アクィタニア人部族の北にある小さな部族王国。
- Aquitanian Tribes:ヒスパニアと同じく多くの部族王国がより大きなアクィタニア人部族のアイデンティティを持っている。どこかが充分に力をつければ強力な部族連合を形成できる。
- Tarbellia
- Sibuzatia
- Bigerrionia
- Tarusatia
- Vocatia
- Cocosatia
- Viviscia
- Auscia
- Consorannia
ケルティカ

- ガリア・ケルティカはセーヌ川の東のガリア中部を覆っている。ここはガリアの文化的中心地であり、ガリア連合軍がカエサルに敗れて独立を失ったアレシアがある場所でもある。

- Parisia:セーヌ川沿いの小さな部族王国で、Lutetiaを首都としており、ここはのちのパリの元になった。Senoniの従属国。
- Senonia:セーヌ川沿いの大きめの部族王国。ゲーム開始の80年前にブレンヌスが部族を率いてローマを略奪した。
- Mandubia:要塞化された都市アレシアを中心とした小さな部族王国だが、重要な部族ではなく、近隣部族との友好関係に頼っている。
- Tricassia:セーヌ川沿いの小さな部族王国で、のちのトロワを首都としている。
- Lingonia:ガリア東部の経済的文化的中心地にある比較的強力な部族王国。イタリアのLingonesと近い関係にある。鉄工や農業の技術で知られた。
- Sequania:ソーヌ川沿いの強力な部族王国で、Aeduiの宿敵。80年前のローマ略奪に参加したが、ローマのガリア征服に重要な役割を担った。
- Aeduia:先祖代々の敵であるSequaniの西に位置する部族王国。
- Biturigia:他の多くの部族王国と同様、鉄工や石工で知られた部族王国。
アルモリカ

- ガリア北東部(注:これも北西部の間違い)、現代のブルターニュを含む地域はアルモリカと呼ばれていた。この地域は経済的文化的にブリテン島と密接な関係を持っており、アルモリカの部族はブリタンニアと近い言葉を話していた。
- ガリア・アルモリカの大部分は紀元前304年時点で多くの部族国家に分かれているが、一部はアルモリカの言語と文化が共通しており、大きな部族連合を形成できる可能性がある。

- Armorican Tribes:アルモリカの多くの部族国家は大きなアルモリカ人部族のアイデンティティを持っており、これはこの地域を統一できれば他部族を包含するものだ。こうした部族はブリタンニアと親密な関係にある。
- Redonia
- Venellia
- Osismia
- Venetia
- Curiosolita
- Diablintia
- Lexovia
- Eburovicia
- Namnetia:ロワール川沿いの当時はNamnetumと呼ばれていた現在のナントを首都とする小さな部族王国。金属に恵まれるとともにイギリス海峡周辺の交易圏の一部でもあった。
- Aulercia:小さな部族王国。
- Carnutia:中規模の強力な部族王国。近隣のBelgae Remiの従属国になっている。
- Esuvia:現代のノルマンディにある無名の部族王国。
ベルギカ

- ベルギカはガリアの北の端で、現代のフランス北部から低地諸国を含む。ゲルマン人やPretani(注:ガリア語でブリテン人を指す語)の土地と習俗、ヒト、モノのやり取りがあった。
- カエサルはベルギカの人間はガリアでもっとも勇敢で危険だと評している。ベルガエ人もガリア人と同じく他地域に移住し、ゲームの期間中にはブリタンニアに定住した。

- Treveria:強力な部族王国で、ガリア戦争では特に騎兵の強力さで名を挙げた。
- Remia:Durocortumを首都とする強力な部族王国で、広い地域に影響力を持ち、遠くケルト人のガリアにも従属国を持つ。
- Belgae Tribes:ガリア・ベルギカの多くの部族国家はより大きな部族のアイデンティティを持っており、ベルガエ人部族のひとつがこの部族を統一できるほど強力になれば部族連合を形成できる。
- Menapia
- Eburonia
- Morinia
- Viromanduia
- Nervia
- Aduatucia
- Cugernia
- Suessionia
- Bellovacia
- Ambiania
- Caletia
次回:開発日記2019年2月4日
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