2018/10/02:パラドゲーの過去バージョンの利用方法についてはこちらの記事をご覧ください。

「Hearts of Iron IV」開発日記2017年11月29日――指揮官・能力・特性

「Hearts of Iron IV」開発日記2017年11月29日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は指揮官について。

前回:開発日記2017年11月22日――中国共産党


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概要

開発日記2017年11月29日は、指揮官について。

特性と指揮官の詳細

  • Waking the Tigerに指揮系統を追加したとき、私たちはプレイヤーが将軍や元帥に注意を払ってくれるようにし、彼らが成長してレベルアップするように感じられるようにしたいと思った。また、もっと指揮官に性格付けをしたいとも考えた。
  • これを実現するために、私たちはさまざまな特性を追加した。古い特性は獲得可能な特性(Earnable Traits)と呼ばれるようになった。これはなにかをすることで獲得できるもので、例えば砂漠で戦うことで「砂漠の狐」の特性を得ることができる。
  • 将軍特性(General Traits)という、プレイヤーがどの特性を割り当てるか選ぶものもある。これにはさまざまな前提条件がある。また、元帥特性(Field Marshal Traits)というのもあり、これは元帥にのみ適用されるものだ(Waking the Tigerでは元帥は他の将軍たちを率いることを思い出してほしい)。
  • 最後に、その将軍の経歴(background)や性格特性(Personality Traits)もある。上の画像を見てもらうとわかるが、マンシュタインは「不世出の戦略家(Brilliant Strategist)」の経歴を持っており、基礎能力が上昇している。性格特性についてはまだ作業中なので、詳細についてはあまりご紹介できないが、これは通常、指揮官の基礎能力に影響するか、特定の特性を獲得しやすくする(戦車に関する経歴を持っている指揮官は「機甲部隊指揮官(Panzer Leader)」の特性を得やすくなる)。また、「侍の系譜(Samurai Lineage)」(日本向けにはこれ以外にもある)のような、国家による変化を表現するものとしても使う。さらに、いくつかの「状態(status)」特性も追加し、例えば「負傷(Wounded)」特性は不運な戦闘でつき、指揮官のキャパシティを低下させる。「病気(Sick)」は冬のスウェーデンでビデオゲームを開発しようとすることで獲得し、または長期間にわたって損耗の高い地域にいることで得る。(注:この開発日記は筆者のpodcat氏の病気により更新時間が遅れた)

  • 管理を簡単にするため、指揮官選択画面をアップデートし、簡単にソートやフィルターを使えるようにした(例えばクイック検索ボックスに「Panzer」と入力すると機甲部隊に関連する指揮官が表示される)。
  • 元帥からの特性とスキルレベルによるボーナスはどちらも師団に適用されるが、これには減衰率があり(今は50%としているが、この数字は最終版ではない)、また、プレイヤーが将軍を元帥に昇進させるときに将軍特性は失われなくなる。割り当て可能な特性がスロットにあれば、指揮官がレベルアップしたときに獲得される。

「赤い電話」

  • 多くの人がトップバーの新たなアイコンについて不思議に思っていただろうが、今日はこれについてご紹介する。これは指揮力(Command Power)という新たな資源で、政府が軍に口を出す能力を表す。ヒトラーが赤い電話(注:日本語の記事はこちら)で指揮系統を無視したり、なにかを優先させていたのと似ている。
  • 指揮力は将軍の昇進、軍に関するディシジョンの実施、航空機による補給の管理、特性を獲得できる将軍に対する特性の付与、師団に影響を与える指揮力による能力の使用に使われる。さらにもう2つあるが、これについては将来の開発日記で述べる。

  • 指揮力による能力は特性によってアンロックされ、その将軍の指揮下にある師団に適用される。指揮力を消費して、いくつかの新たな戦術に対して一定期間ボーナスやその他の効果をもたらす。
  • 指揮力による能力の詳細は以下。
    • 強攻(Force Attack):ユニットは攻撃にボーナスを得、攻撃の間は指揮統制にダメージを受けなくなるが、代わりに戦力値に受けるダメージが増大する。また、これがアクティブである間は攻撃から退却できなくなる。これがアクティブであるユニットがダメージを受けると国家の戦争協力度も低下する。
    • 死守(Last Stand):強攻の防御版。どこから攻撃されようと絶対に守らなければならないところで使う。中国と日本向けに国家フレーバーをつけたバージョンがある。
    • 探見攻撃(Probing Attack):師団は塹壕化した状態を失うことなく攻撃できるが、攻撃にはペナルティが付く。(注:コメントにて訳語をご提案いただきました。ありがとうございます)
    • 参謀部による計画(Staff Office Plan):素早く作戦計画を完成させ、発動したいとき向けに、計画立案速度を向上させる。
    • 攻城砲(Siege Artillery):対要塞戦闘において戦闘ボーナスがつき、要塞に対するダメージが大きく増加する。
    • グライダー(Glider Planes):空挺部隊と組み合わせることで、1回の輸送でより多くの空挺部隊を送り込むことができ、敵の対空砲に対して指揮統制と防御がブーストされる。
    • 臨時橋(Makeshift bridges):渡河ペナルティを大幅に減少させる。
    • 追加の補給物資(Extra supplies):物資不足によるペナルティを受けるまでの時間が延びる。
    • 強襲上陸計画(Naval Assault Plan):上陸作戦の準備時間が短縮される。
  • 指揮力による能力、割り当て可能な特性、新たな指揮官画面はDLCの内容だが、性格/経歴特性のほとんどは1.5「コーンフレーク」アップデートの内容だ。

質疑応答

Q1:これは海軍指揮官も同じような感じになるの?

A1:海軍指揮官は今までのままだが、将来的には同じようなものを追加したいと思っている。海戦のメカニクスをもっと面白くすることにもつながる話なので、Waking the Tigerでは予定していない。


来週は厳しい気候への対処について。

1.5アップデートと「Waking the Tiger」は12月中旬の発売ではないかと予測していましたが、今回の書きぶりを見ると年内にリリースされるか怪しく思えてきました……。12月中の発売であればもうそろそろ発売日が明らかになっていないといけないと思いますが、まだ発表されていないということはもしかすると来年の発売なのかもしれません。

次回:開発日記2017年12月6日――気候順応と特殊部隊

コメント

  1. いつも更新お疲れ様です。
    非常に助かります。

  2. probing attackは威力偵察reconnaissance in forceとほぼ同じではないかと思いますが、ちょっと確証が無いです。訳すとしたらどうなるんでしょうね。古めかしくてもよければ探見攻撃でしょうか。

  3. 「Probing Attack」の訳語なんですが、「Probing」には『見極める・掘り下げる・突き抜く・突き破る・突き通る』などの訳語がありますので「突破戦術」なんていかがでしょうか?

  4. 次のアプデDLCが待ち遠しくてしかたがありません

  5. Probing Attackについては、ググってみても「プロービング攻撃」という情報セキュリティの攻撃手法ばかりが出てくるので困っていました……。
    https://www.dictjuggler.net/yakugo/?word=probing
    その他、『将軍の娘』という訳本では「側面攻撃」という訳がついていたというのも見つかりましたが、これはHoI4のこの場面ではうまく噛み合わない訳語に思えます。

    「威力偵察」とほぼ同じ(つまり探りを入れてみるような攻撃という意味)というのは私も思いましたが、こういう攻撃をなんと言ったものかうまく思いつかず……(かと言って威力偵察ではちょっと変ですし)。
    「突破戦術」は「Probing Attack」という単語の意味合いからするとよさそうですが、「探見攻撃」は一見して説明されている内容と近いものが想像できそうですし、この記事では「探見攻撃」とさせていただきたいなと思います。お二方ともご提案いただき、本当にありがとうございます。