「Rule the Waves」ミニプレイ日記:日本編 第4回は、1902年1月から。前回はフランスとの戦争を視野に建艦計画を推進し始めたところでした。紹介することは前回まででほぼ紹介したので、今回からはスピードアップしていきます。
1902年
10月
大変平和に過ぎていった1902年ですが、10月になってイギリスとの技術共有協定の提案がありました。願ってもないことですので、もちろん協定を締結。
機関開発(Machinary development)において、イギリスから技術援助を受けることができました。ターンを送ると他の分野でも技術援助を受けることができます。
11月
親善訪問で訪れたドイツ巡洋艦についてのコメントを求められたというイベント。
ドイツとの緊張度が高まっても問題ないので「あれが彼らの最良の艦だとするなら、ドイツは恐るるに足りない」を選択。まさに虎の威を借る狐。
1903年
1月
将来的にどこと戦争になりそうかというインタビューについてなんと回答するかというイベント。
ド直球な質問ですが、ここは「フランス以外にない」と回答。イギリスの後ろ盾を得て各方面に喧嘩を売っていく日本……。しかし朝鮮半島北部を取られた恨みは必ず晴らしてやりましょう。
2月
中国の内乱に対して軍を派遣する必要があるが、なんと提案するかというイベント。
「我々の権益を守るために強力な軍を派遣しなければならない」を選択。強気に出て威信をどんどん上げていきましょう。なんたって我々のバックにはロイヤルネイビーがついているのですから。
5月
緊張度が低いので海軍予算を削減しようというイベント。独仏露米とはそれなりに緊張が高まってるんですが……。
8月
新政権は海軍予算を削減して社会制度改革に使いたいとのこと。
「この提案に対して海軍を挙げて抵抗する」を選択。これ以外の選択肢では予算が減らされてしまいます。
1904年
1月
1904年はイギリスとの技術共有協定によって非常に早いスピードで技術改良が進行。そのためなのかはわかりませんが、フランスとの緊張度に黄色信号が点灯しています。ただ、正直こちらとしてはフランスと戦争になっても問題ないのでそのまま突っ走りましょう。
2月
首相から海軍予算を減らして天皇陛下のために豪華なヨットを建造したいとの提案。
ここは「もちろん。海軍は喜んで新たなヨットを用意しましょう」を選択。予算は減りますが威信が上昇します。
4月
国内工業の生産性が向上。海軍予算が1割ほど増えました。
10月
1901年1月に発注していた装甲巡洋艦「常磐」がようやく就役。イギリスの装甲技術についての知見を得ました。
11月
常磐が就役して生産の手が空いたので、唯一の戦艦「八島」の近代化改装を行います。機関の軽量化・高速化と火器管制システムの更新が主眼です。
再建造期間は10か月、費用は常磐の建造と同程度。
もう1隻常磐型を建造するか、それとも八島の近代化改装かを迷いましたが。常磐型をもう1隻作るとしてもまた3年以上かかってしまうことはわかりきっていますので、常磐型は1隻のみの建造としましょう。今からもう1隻建造しても設計は既に古くなっていますし……。
12月
イタリアの植民地で危機が勃発。
「我々の権益を守らねばならない。それが戦争に至るとしてもだ。戦う準備はできている!」を選択。予算とPrestige(威信)が上昇する代わりに緊張度が大きく上昇しますが、こっちにはロイヤルネイビーがついているのです。
1905年
1月
アメリカで日本の諜報員が逮捕され、強く抗議されました。
前年のイタリア植民地での危機などでかなり強気に出たため、イギリス以外の5か国とは徐々に緊張感が高まりつつあります。
6月
再び政府が戦争につながる緊張を心配しているとのこと。今回は「アメリカと協定を結んで権益を守るべきだ」と政府に進言することにします。緊張度が高いので同盟締結は難しいでしょうが……。
と思ったら、アメリカはあっさりと受諾。日米同盟が締結されました。外務省すごい。でもやっぱり緊張度が高いので、すぐに破棄されてしまいそうです。
これで左手をイギリスと、右手をアメリカとつなぐという、かつてない盤石の外交条件が整いました。早く戦争してフランスやドイツから植民地を巻き上げたいところです。
9月
今月をもってイギリスとの技術共有協定が終了。再び協定交渉が始まるのを待ちましょう。
10月
イギリスとの同盟関係が期限を迎えて終了。期限切れで終了するのは初めてだったのでまったく意外でしたが、こういうこともあるようです。
まだアメリカがいますが、世界最強海軍国と手が切れるのは痛い……。
1906年
1月
議会が新戦艦建造のために特別予算を編成。ありがたいことです。さっそく戦艦を設計しましょう。
しかし同時に海軍予算を削減。予算削減とバーターで特別予算がついたのか……?
国際情勢はこんな感じ。同盟国アメリカとの緊張度がなかなか下がりません。
新造戦艦「富士」
議会から戦艦を建造せよとのお達しがあったので、新型戦艦「富士」を設計。排水量16,900トン、速力20ノット、航続距離Long、最大装甲厚9インチ、主砲は12インチ連装砲2基4門、副砲は8インチ単装砲6門という構成。今回は対雷撃防御機構(Torpedo defence)も組み込むなどかなり野心的な設計で、そのせいでかなり大型化しています。独露の戦艦が15,500トンクラスなので、これらと殴り合って勝てるように設計したつもりですが、砲撃力では副砲の数で一歩譲るというところ。
少しでも重量を減らして多くのもの搭載したいので、建造は今回もイギリスに発注。
3月
再び中国で内乱。
今回も「我々の権益を守るために強力な軍を派遣しなければならない」を選択。我々のバックにはグレートホワイトフリートがついているのです。
5月
戦艦「八島」の近代化改装が完了。
6月
戦艦「富士」の建造を開始したことで国内から賞賛を浴びます。威信が上昇。
10月
駆逐艦「帆風」が釜山港で謎の爆発事故。ロシアによる工作の疑いが浮上しており、保守派の新聞は「行動」を求めているとのこと。
「この卑劣な行為に報復しないわけにはいかない。つまり戦争だ!」を選択。正直めちゃくちゃ不安ですが、ここで退くわけにはいきません。
こうして1906年10月、日露戦争勃発。
旅順港海戦
旅順港に対して奇襲攻撃を行います。が、敵の陣容がしょぼすぎてこれでは勝っても仕方ない感じも……。
日本艦隊は全艦艇が出撃。敵は武装商船と掃海艇の計2隻なので、適当にやって片付けましょう。
海戦の設定
海戦についてはメニューバーの「Preferences」から設定を変更することが可能です。
一番左の列の上から、命中時のポーズ、敵艦艇識別時のポーズ、砲撃開始のメッセージ、オートセーブ。
左から2列目は、フローテーションダメージの警告(喫水線下に破孔ができた場合など)、旗艦戦隊以外で最初からAIコントロールにするかどうか、リアリズム設定(プレイヤーがどこまで管理できるか)、砲撃時の砲炎を減らすかどうか、Performanceは詳細不明。
左から3列目は、効果音の設定、画面表示の設定、クリックしたところに向けて船を移動させるかどうか、どういうときにゲームをポーズするか。
一番右の列はマップや各国艦艇の色の変更を行います。
このプレイ日記では海戦は上記の設定とし、唯一操作可能な旗艦戦隊もAIに委任して操作しないこととします(めんどくさいので)。ただし、ここぞというときは手動で操作します。
旗艦戦隊を右クリックして「Status…」をクリックすると、上の画面が開きますので、下段中央の「AI controlled」にチェックを入れて「OK」すれば、旗艦戦隊がAIに委任されます。ゲーム内時間で100~500分程度経過すると……
「(戦隊名)が新たに旗艦戦隊になった」とダイアログが表示されます。これが出るとAI委任が切れるので、継続して委任する場合は再度同じ設定を行います(非常に面倒ですが)。
このように出ると、その海戦は時間切れです。画面下部のTime elapsedがカッコ内の数値に到達すると、時間切れで海戦が終了します。
旅順港海戦の結果はこのとおり。こちらは防護巡洋艦1隻が小破。対するロシアは駆逐艦1隻中破、掃海艇1隻大破、商船1隻撃沈、沿岸要塞1基を小破という戦果。しかしながら敵艦2隻撃沈という目標は失敗したため、海戦としては微妙な結果に。
海戦が終わったら、メニューバーの「End game」ボタンをクリックすれば海戦画面が閉じます。
今回の海戦でVPを83獲得。敵は49獲得。VPは戦勝点で、これが相手よりも多いと戦争を有利に戦っているということになります。海戦のほか、潜水艦や武装商船による通商破壊、陸軍の動向によってもVPは変化します。が、圧倒的に差があっても一度の海戦で戦争がひっくり返ることがあるので油断はできません。
下のPatrol fulfilmentは自国や植民地で警戒に当たる艦艇です。現在は12隻必要なところに1隻も割り当てていません。実を言うと、艦隊規模Smallならせいぜい1,2隻で済むと思ってまったく用意してませんでした……。これから急いで設計・建造しなければなりません。
その下のSubmarine warfare policyは潜水艦の活動をどうするかというもの。Fleet supportは文字通り艦隊支援、Prize rulesは敵国商船の撃沈による通商破壊、Unrestrictedは無制限潜水艦作戦で、敵国の海運をさらに効果的に妨害でき、物資不足によりUnrestを高めることができますが、中立国の商船を撃沈してしまう可能性が高まります。
というところで今回はここまで。2年遅れで日露戦争が始まりましたが、果たして勝利することができるのか。そして、今回も「ミニ」プレイ日記ではなくなりそうですね……。
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