「Stellaris」開発日記#35――宇宙における品質保証

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パラド社発の宇宙4Xゲーム「Stellaris」の開発日記#35が更新されていましたので、その内容をご紹介。

前回:開発日記#34――「クラーク」パッチ

2016/06/15 #36へのリンクを追加。

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概要

開発日記#35は、「Stellaris」における品質保証について。今回は「Stellaris」内部品質保証担当のChandika氏によるものです。

  • パラド社開発スタジオにおける品質保証の詳しい説明は、HoI4内部品質保証担当(Embedded QA)のDistantaziqによるこちらの記事(HoI4開発日記#55)をご覧いただきたい。
  • 品質保証の仕事は、バグや問題を報告してプログラマーに涙と絶望をもたらすことだけではない。以下にわかりやすい例を示す。

始まり

  • 「Stellaris」で最初期に報告されたバグは、極めて重要なものだった。ゲーム中にExitボタンやQuitボタンがないというのがそれで、MrNibblesが発見した。以下のようなデザインだったがどうだろう?( ͡° ͜ʖ ͡°)

stellaris-dd35-menuJormungandur「プレイヤーがゲームをやめられるようにするのを考えてなかった」

髪、服装などの移動

  • 「Stellaris」では、多くの異星人が見た目を変えられるようにしようということになった。2016年春・夏の最もホットな星間ファッションと言えるものもあったが、実際のところ、そうならないこともあった。

stellaris-dd35-looks爬虫類は品質保証チームではFabalienと呼ばれていた。仕事用のチャットで使う絵文字から作った言葉だ。素晴らしい!

stellaris-dd35-scientist科学者は、出会った異星人国家によって服装が変わることがあった。

stellaris-dd35-window引っ込み思案の擬軟体動物は、プレイヤーと会話するときに窓を通してこそこそ動いていることがあった。アイコンタクトができない!

帝国の名前

stellaris-dd35-name帝国の名前を1文字したときどうなったか。字が小さくて見えなかったんじゃないだろうか?

stellaris-dd35-name21文字だけだと、不思議に満ちた巨大な銀河の中では簡単に見過ごされてしまうということだ。

stellaris-dd35-name3プレイヤーは他の帝国がプレイヤーのQをどのように扱っているか、真剣に考えなければならない。

戦争に備えた宇宙クジラ(イカ?)

stellaris-dd35-whale宇宙生物に関する純粋なグラフィックのバグで、クジラとアメーバがより威嚇するような見た目になっていたことがある。

即席反乱軍

stellaris-dd35-rebellionこの万華鏡のような銀河を見よ! AIが反乱軍をうまく扱えなかった結果だ。

選外佳作

stellaris-dd35-planet惑星とその衛星の激しい愛。

stellaris-dd35-amoeba銀河ビューに表示される宇宙アメーバの死体。でかい。

エピローグ

  • 当たり前だが、品質保証担当は一日中ゲームをプレイしているわけではないし、時にはプレイを不愉快なものにする報告をすることもある。私たちはバカバカしいスクリーンショットを撮ることで有名だが、それは仕事の一環でもあるのだ。
  • 私たちの責任は以下のものを含む(ただし、それに限定されない)。すなわち、プロジェクトのリスクを分析し、問題に関する内部データベース、つまり巻き戻し(以前出ていた問題が解決されたか確認すること)も含むが、これを管理し、プロジェクトに継続的なフィードバック(うまく機能しているか、なにを変えるべきか)を与えることだ。
  • 私たちは問題を絞り込む多くの種類のテストをやっており、すべての要素がうまく機能しているかなどをチェックしている。2週間に一回はマルチプレイをやるのがスケジュールに入っており、また、長いゲームに集中するための探索試験(?)もスケジュールされている。
  • 特に「Stellaris」のようななんでもできるゲームで考慮しなければならないのは、プロジェクトで充分にテストされていない部分があるということだ。これは私がベータテスターによる「Stellaris」の多くの種類のテストの手助けに感謝する理由でもある。彼らなしではうまくいかなかっただろう。

次回:開発日記#36――外交の改良・国境の通行・大使館