「クフャトコフスキ支隊の軌跡」第31回は、1941年8月、北アフリカでの戦い。砂漠での戦いが続きます。
アイキャッチ画像は、1919年のポーランド・ソ連戦争では「赤いナポレオン」トゥハチェフスキー将軍を敗走させてポーランドを勝利に導き、第二次大戦でポーランド亡命政府初代首相を務めたヴワディスワフ・シコルスキ。
2016/1/15 第32回へのリンクを追加。
1941年8月 北アフリカ
7月末のイタリア軍の小規模な攻撃を撃退したクフャトコフスキ支隊は、上級司令部よりイタリア軍陣地への強行偵察を命じられます。
ちょうど、秋に大規模攻勢に出るのではないかという噂が支隊にも広がっていた頃でした。
戦闘序列
- A0 支隊司令部――クフャトコフスキ中佐
- B0 歩兵中隊司令部――ライェウスキ大尉
- B1 工兵分隊――ボチェク四等伍長
- D0 第1小隊第1分隊――ポプロスキ中尉
- D1 第1小隊第2分隊――レヴァンドスキ四等伍長
- D2 第1小隊第3分隊――ドゥダク四等伍長
- E0 第2小隊第1分隊――スジマンスキ中尉
- E1 第2小隊第2分隊――チャルネッキ四等伍長
- E2 第2小隊第3分隊――ドロブヌィ四等伍長
- H0 3インチ迫撃砲班――クビアク中尉
- I0 前進観測班――カチマレク中尉
- J0 バレンタインII歩兵戦車――スチャルスキ中尉
- L0 司令部付中型トラック――ラコウスキ四等伍長(補充)
いつもどおり、コアユニット、サポートユニットの変更・追加はなし。ターン数は12ターンに設定。
敵戦力は、前回は「決定的勝利」だったため、185%×前進戦0.5倍=92.5%となります。
作戦
南のVPに向けて戦力を集中させます。今回のマップは敵陣地前に防御地形がまったくありませんが、視認性が非常に悪いため、狙い撃ちされて壊滅ということはない……予定です。
手始めに南のVPを確保し、その背後の荒地に陣取って北上していく作戦を取ることにします。
1~2ターン目
第2小隊がさっそく敵歩兵と接敵。しかし敵は今のところそれだけ。
それから、マヌケなことに迫撃砲の配置が悪くて、VP背後の荒地が砲撃範囲に入らないことが判明。トラックを使って移動させます。
3~4ターン目
敵は相変わらず南の1個小隊のみ。残りはどこに配置されているのかわからない分、いささか不気味です。
5~6ターン目
南の敵歩兵小隊が思いのほか頑張るので、なかなか前進できていません。スケジュール的にはそろそろ南のVPが欲しいところです。
それから、北のVPに敵機関銃を確認。横槍を入れられると厄介なので、砲撃要請の上、煙幕を張って対処します。
最後に、マップ南端に敵戦車を確認。バレンタインを向かわせます。
7~8ターン目
VPの南側に思ったより多くの敵戦力が集中していたらしく、潰走させても歩兵が出てくるわ出てくるわという状態。らちがあかないので、第1小隊はVP占領に向かいます。
また、敵戦車2両はすでに撃破済み。遅滞戦や防衛戦だとソ連と見紛うほどの人海戦術が恐ろしいイタリア軍ですが、ベースはそんなに強くないので、前進戦では楽に対処できる相手です。
9~10ターン目
南の敵歩兵部隊は潰走中。ちょろちょろと出てくるCV-35は紙装甲なので、バレンタインで次々に撃破できています。
一方、北のVPでは、荒地に再び敵機関銃班が出現。こちらもまた砲撃と煙幕で対処します。VPの東にいる敵歩兵は、通常の銃撃戦で撃破しているところです。
11~12ターン目
南の敵部隊はすべて退却。北のVPに向かっていますが、残念ながらあと一歩届かなそうです。しかし、敵部隊を相当数壊滅させたので、そちらである程度のスコアは稼げているはず。
13~14ターン目
もう終わりかと思ったら天の助けか、2ターンも延長。おかげでVPに歩兵が突入できました。VPの北の敵歩兵が散発的な攻撃をしてきており、もう少しVP占領の余裕が欲しかったですが……。
戦闘終了
14ターンで戦闘終了。結果は「引き分け」。思ったより南の敵部隊に足止めをされてしまったのが響きました。
今回の敵は歩兵が主体で、戦車は機関銃のみのCV-35だったので、かなり楽に戦えました。しかしながら、もう少し効率的に歩兵戦闘ができるようになるといいのですが……。
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