「Hearts of Iron 4」開発日記#39が公開されていましたので、その内容をご紹介。
前回:開発日記#38
2016/1/16 #40へのリンクを追加。
概要
開発日記#39は、ラジオについて。
- ゲーム中では「ラジオ」という技術があり、ラジオの新たな使い方を見つけることができるようになり、この後の技術ではレーダー基地を建設できるようになる。この「ラジオ」という技術では、増援の確率が+10%される。
- ラジオの技術は、通信中隊(Signal Company)を編成するための必要条件となる。これは計画作成が早まる(注:どういう意味かは不明)師団のイニシアティブが+5%され、増援の確率が上昇する。
- 増援確率は重要だ。まず、戦闘には戦闘正面幅が存在し、それを超えると師団はうまく戦えなくなり、戦闘での大きすぎるペナルティを受ける可能性がある場合は、戦闘に参加しなくなってしまう。残りの師団は、防御や攻撃の予備となる。
- だが、ときに師団が戦闘から排除されたり、逆に戦術によって戦闘正面幅が広くなって増援を得ることができるようになることがある。このチェックは1時間ごとに1個師団に対してのみ行われ、ラジオがない場合は、戦闘に参加するまでに時間もかかる。
- しかし、通信中隊はトラックと支援装備を使用し、支援中隊としてはもっとも高価だ。
- 一方、レーダー基地はマップ上に建設する建造物だ。高いレベルになるほど、より広い索敵範囲とより高い効率が得られる。
- レーダーは、以下の効果がある。
- 戦争の霧を晴らす。
- そのエリアの敵の情報を得られる。こちらの暗号解読技術が相手の暗号化技術より優れていれば、より多くの情報を得られる(存在する数、師団の種類、師団が何個大隊からなるか)。
- 敵艦船(潜水艦など)を発見し、迎撃できる確率が上昇する。
- 敵航空機を迎撃したりパトロールが発見したりする確率が上昇する。一般的に、同じ場所に敵より多くの航空機をスクランブルさせると、より効果的だ。
質疑応答
Q1:戦術によって戦闘正面幅が広がるのは、なにかペナルティがあるの?
A1:すべての戦術は、戦闘正面幅を広げたり縮めたりする(例えば、包囲は戦闘正面幅を広げるが、戦術的撤退は縮める)。それによって直接他のペナルティに影響を与えることはないが、戦闘正面幅が広がることで間接的に生じることはあるかもしれない。
例えば、戦闘正面幅が20で、あなたが2個師団を持っているとしよう。両方とも戦闘正面幅15だ。この2個師団が同時に戦闘に入るとすると、最大幅を10超過してしまい、ペナルティを受ける(これはHoI3のように師団に詰めこむのを防ぎ、さまざまな大きさの師団を持つようにするためのものだ)。ここで包囲戦術が発動すれば、戦闘正面幅が+50%されて30になるため、この戦闘におけるペナルティは完全になくなることになる。
Q2:レーダーのレベルはどれくらいがいいの? 「スーパーレーダー」にしたほうがいい? HoI3でケーニヒスベルクにレベル10まで建設すると、東部戦線全体が見えてたけど。
A2:利便性と投資コストを考えて建設する必要があるだろう。最大レベルにすると以下のようになる(青いオーバーレイの部分。もうちょっと見やすくする予定だ)
ここまで建設するにはレーダー技術を全部取らないといけない(最後の技術は1942年解禁)し、いくつかオーバーラップするように建てるのが一番いいと思う。
来週は、工場についての前回からの変更点について。
次回:開発日記#40
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