「Democracy 3」プレイ日記:イギリス編 第13回は、環境対策に加え、インターネット犯罪に対しても対策を打っていきます。
前回:イギリス編 第12回
33ターン目
国際経済は徐々に後退傾向。GDPは横ばい。収入が若干伸びて112.52十億ポンドの黒字。
失業率が低下し、主要6指標がすべてグリーンになりました。
学校における宗教的シンボル
学校に宗教的シンボルを持ち込む(ムスリムの女子生徒がヒジャブをしてくることや、クリスチャンの生徒が十字架を身につけること)ことを禁止するか、それとも禁止しないかという問題。
これはちょっと判断が難しいですが、禁止すると宗教家の支持を失うのはいいとして、自由主義者はどちらを支持するかがわかりません。他には、禁止すると民族的少数者の反感を買うということもありそうな気がします。禁止することでプラスの影響が出ることが想定できないので、ここは禁止しないを選択しましょう。
その結果、宗教家の支持を得、自由主義者の支持を失う結果となりました。思ったより単純な結果でしたね……。
インターネット税
インターネット犯罪撲滅のため、インターネット税を導入します。
税率MAXで導入し、ネット犯罪が終息したらすぐに廃止することを予定しています。テクノロジーの後退とGDPの縮小が痛いですが、致し方ありません。
35.28十億ポンドの税収増ですが、これもアテにはしない方針。
政治力を28点消費し、残り6点。このターンはこれで終わりです。
34ターン目
国際経済はさらに後退。GDPはインターネット税の影響か大きく下落。しかしネット税で大幅増収したため、収入が増えて148.88十億ポンドの黒字。
GDPが縮小し、失業率が上昇。おまけに食料価格の高騰が発生。しかし、イギリス経済に大きな問題はなし。
インターネット犯罪
インターネット犯罪はインターネット税の影響で一気にストップトリガーラインまでValueが低下。次のターンには収束すると思いますので、そこでインターネット税の税率を最低に振りましょう。導入前の水準はギリギリスタートトリガーラインの下なので、ネット税を廃止すると再び問題化してしまいそうです……。
ぜんそくの流行
ネット犯罪と組織犯罪が収束すれば、残すところはぜんそくの流行だけなのですが、これもストップトリガーラインまでもうひと押しが必要な状況。環境について打てる手は打ってしまい、あとは経済を犠牲にする手段しか残っていません……。
航空税
というわけで、ぜんそく問題の最後のひと押しとして、航空税を導入します。
これもネット税と同様、導入時は最大税率で導入し、問題終息後に税率を最低にし、さらに行けそうなら廃止する予定です。導入により、環境を悪化させる原因である空路での旅行者数とGDPが低下、さらにGDPの押し上げ要因である観光客も減少します。
これにより、36.68十億ポンドの税収増。
政治力を28点消費し、残り6点。このターンは終わり。
35ターン目
国際経済が続落する中、GDPは横ばい。税収は航空税のおかげで増加し、166.05十億ポンドの黒字。国際経済に思ったより引っ張られないので、そろそろ税率を下げる頃合いかもしれません。
組織犯罪とネット犯罪問題が終息。組織犯罪は長いことイギリスを苦しめてきましたが、ついに叩き潰されました。
国連大使の選任
国連大使として、愛国者を選任するか、それとも外交経験のある者を選任するかという問題。
前者は愛国者、後者は自由主義者や社会主義者の支持を得られそうですので、後者を選択します。
インターネット税の軽減
さて、ネット犯罪の撲滅という目標を達成しましたので、ネット税を一気に最低まで下げることにします。ネット犯罪が再燃しないことを祈ります……。
政治力を4点消費し、残り30点。
ぜんそくの流行
航空税をの導入でぜんそく問題はストップトリガーラインを下回り、次のターンには解決する見込み。これで、イギリス社会からすべての社会問題が取り除かれることになります。
軍事費の増額
さて、することもなく暇になってしまいましたので、このゲームでは大して意味はありませんが、軍事費を増額してみたりしましょう。失業者対策にもなりますし。
これでこのターンは終わりです。特にやることがありません。
36ターン目
GDPはここにきて大きく下落。税収も合わせて減少し、116.82十億ポンドの黒字。
ぜんそく問題が終息。こちらも長い戦いでした。これでイギリスのすべての社会問題が解決しました。
石油採掘
石油会社が油田の掘削許可を申請してきたのでこれを許可するか、それとも許可しないかという問題。
前者はGDPにプラス、環境にマイナスの影響があると思いますので、後者を選択します。せっかく苦労して環境改善に取り組んできたのに、ここでまた悪化させるわけにはいきません。
航空税の軽減
ぜんそく問題が終息したので、航空税を最低まで低下させます。
政治力を7点消費し、残り42点。
さて、すでにやるべきことはすべてやり尽くしてしまいましたので、あとは適当に政策を調整して、残り4ターンを過ごしてしまうことにします。
選挙
選挙は当然ながら圧勝。有権者の99%が与党「人民戦線」に投票、1%が棄権。独裁国家のような選挙結果ですが、イギリスという立派な民主主義国家の選挙結果です!
ほぼすべての社会集団で98%以上の得票率を獲得。宗教家と自動車愛好家は、人民戦線政権下のイギリスでは存在していません。
政権獲得から今日までの変化。民族的緊張を除き、すべてがよい方向に向かっています。
民族的緊張は、移民が大幅に増加したことによるものです。
今回のプレイでの個人的ポイント
さて、これで2期10年の任期を全うしたプレイヤーは政界から引退することになり、ゲームも終わりますが、プレイしていて注意したことをいくつか。
スライダーの振り方
これまでお読みいただいた方ならおわかりいただけると思いますが、今回のプレイで私は主要な税金(所得税、売上税、法人税など)の税率を動かしていません。新設税の税率を設定するときも、最大か最小のどちらか端にスライダーを振っていました。
これは、税率の変更にかかる政治力が高めに設定されており、またスライダーの動きに合わせた従量制ではなく、上げるか下げるかのどちらかで一定の政治力を消費するため、基本的に微調整をするのは政治力の無駄遣いになりやすいということからきています。
税率にかぎらず、通常の政策でもスライダーを極端に振ったほうが、政治力の効率はいいと思います。中途半端な位置に設定するなら、そもそもスライダーを動かしたり、その政策を導入したりしないほうがよいでしょう。
経済・教育・技術政策のタイミング
これもプレイ日記内でやりましたが、経済を好転させるための政策(経済・教育・技術へ投資するような政策)は、国際経済が底を打ったタイミングでやるのが最良であると感じました。
このような政策はとにかくお金がかかりますので、国際経済が収縮する局面で実施してしまうと、経済が持ち直すまでに財政破綻してしまう可能性が高まります。経済が底打ちするまでは緊縮してじっと耐え、底を打ったと確認したら財政規律など気にせず一気に政策を打ちまくるのです。
そうすると、国際経済の拡大に伴って自然とGDPが回復してきますし、そこに経済政策の効果が上乗せされて税収が爆発します。そうなればしめたもので、あとはよほどヘタを打たなければ、じゃぶじゃぶにお金を使えるようになるはずです。
解説を重視と言いつつ、途中からあまり解説していなかったような気もしますが、そのあたりはご容赦いただければ……。
今回で「Democracy 3」プレイ日記:イギリス編は終わりです。このプレイ日記で「Democracy 3」というゲームについて少しでもご興味を持っていただけたなら、大変うれしく思います。
ここまでご覧いただき、まことにありがとうございました。
コメント
連載楽しかったです。このゲーム、少し起動してみて何していいか
全くわからなかったので有難いです。
参考に少しプレイしてみたいと思います。
ご覧いただきありがとうございます。全部英語だとやはりなにをやったらいいかわかりにくいですよね。
アメリカ大統領選挙もありましたし、アメリカもプレイできますので、ぜひ。