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「Supreme Ruler Ultimate」1936年シナリオ――連合日本の戦略

その他

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以前AAR(プレイ日記)を2つ連載していた「Supreme Ruler Ultimate」ですが、今回は1936年シナリオで連合国入りをする方針の日本の戦略の一例をご紹介。

ゲームの紹介記事はこちら。

以前連載していたAAR(プレイ日記)はこちら。

2015/9/11 リンクを修正。

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連合国入りの方法

1936年シナリオでは、世界は連合国(Allied)と枢軸国(Axis)の二極が設定されており、開始時点では日本は枢軸寄り(Axis Leaning)の外交スタンスになっています。

私の言う「連合国入り」というのは、この外交スタンスが「連合国(Allied Aligned)」となることを指しているのですが、これ自体は、時間こそかかりますがとても簡単です。

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枢軸国のやることなすことにすべて「非難するCondemn)」を選んでいけば、だいたい1942年頃には外交スタンスが「連合国(Allied Aligned)」となっているはずです。特に1939年以降の宣戦布告ラッシュで反枢軸国・連合国寄りの反応をしていれば、急速に連合国にスタンスが傾いていきます。

ここで注意すべきは、外交上の事件の主語です。特に宣戦布告の応酬となったときに、「あーはいはい枢軸国の宣戦布告ねCondemnCondemn」とやっていると、味方に宣戦布告された連合国が逆に宣戦布告する場合があり、そこでもつい「非難」を選択してしまうこともあります。

開戦までの国内政策

石油・ゴム

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日本でプレイする上で最も重要なことのひとつが、石油の取り扱いです。

ゲーム開始時点では、日本は膨大な石油備蓄を持っていますが、需要量に対して生産量が少ないため、毎日15万バレル程度を消費していきます。備蓄は1億3,000万バレル強ですから、およそ3年弱で使い切ってしまう計算になります。

日本国内では秋田・新潟・樺太のソ連国境付近に油田を設置することができますし、植民地である台湾・満州にも石油の埋蔵地がありますので、全速力で開発しましょう。

私の場合は、開始直後に満州国・朝鮮半島・台湾・中華民国領の占領地などをすべて手放して小日本主義でプレイするのが好きなので、石油のやりくりは余計に厳しいものになります。

しかしながら、これらの土地を手放すと中華民国との関係悪化を食い止められるだけでなく、占領地住民(と朝鮮半島住民)が消費する物資を節約することができ、経済的には大きなプラスになります。

石油についても、連合国入りを目指す場合は基本的に枢軸国としか戦争しないため、国際市場からの買い入れや緊急輸入が有効になります。したがって、緊急輸入の操作がめんどくさいだけで、石油の不足に困ることはほぼないといってよいでしょう。

また、ゴムも石油同様に不足しますが、石油と同じく、連合国入りを目指す場合は輸入で対応できます。

産業財・軍需物資

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産業財軍需物資は輸出を禁止するのがよいでしょう。

まず産業財ですが、日本は大国ですから、開始直後から継続的に産業施設をひたすら建てまくることが可能です。

その際、当然産業財が大量に必要になりますが、日本はゲームを通じて一貫して産業財の国内生産価格のほうが国際価格よりも安いはずですので、自国生産の産業財をいちいち売って高く買い戻すことをせず、備蓄しておいて建設の際に一気に使うほうが経済的です。

次に軍需物資ですが、これはひとえに「平時に売るより戦時に売るほうが儲かる」ということに尽きます。

とは言っても、軍需物資の国際価格は戦争になったところでそこまで上がりません。国際市場に流れる軍需物資が少なすぎるためではないかと思いますが、詳しくはわかりません。とにかく国際価格はせいぜい12,000ドル/トン程度です。

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しかし、戦争になって、さらに当事国と同盟関係になった場合、外交取引による売却では軽く10倍くらいの値がつきます。

上の画像は、連合国入りしてイギリスと同盟関係になった状態での軍需物資の外交取引画面ですが、3,800万ドル相当の軍需物資(国内生産価格換算ですが、国際価格でもせいぜい4,500万ドルくらい)を3億8,600万ドルで買ってくれます。

この買値はイギリス側の軍需物資備蓄だけでなく消費状況にもよるようですが、安くなっても軍需物資およそ5,000トンを2億ドルくらいで買ってくれます。どれだけ借金が積み上がっていても、イギリスにちょっと軍需物資を売れば簡単に返せますし、なんならアメリカから最新技術を買い漁ることも可能です。

日本は初期状態で日産400トン弱程度の軍需物資生産能力があるので、イギリスが上で述べたように買ってくれるようになれば、2週間で2億ドルが入ってくる勘定。バブってます。第一次世界大戦時の好景気とはこんな感じか! と思うほどのものすごい利益です。

研究

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研究は、ハッキリ言って日本は遅いです。研究スロットが4本(朝鮮半島を手放していれば3本)しかないため、どうしてもアメリカには追いつけません。

そのため、研究するのは「取引不可Non-Tradable)」の技術とそれに直接つながる技術のみに絞り、できればユニットの研究を優先したほうがよいように思います。

遅れた分の技術は上述の軍需物資の売却益でアメリカから買いまくればよいので、問題ありません。

軍備

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軍備は、連合国入りすれば第二次大戦に巻き込まれることは事実上ありませんので、好きに編成してよいでしょう。

なお、不要なユニットは、戦争中のイギリスあたりが安いですが買ってくれます。

開戦後

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開戦してしばらくすれば、連合国に外交スタンスが変わり、イギリスと同盟できるようになっているはずです。イギリスは上述のとおり上得意になってもらえるので、ぜひとも同盟しておきましょう。

そして、このゲームの戦争はたいていたくさんの軍需物資を持っているほうが勝つので、イギリスにこまめに軍需物資を売却していれば連合国側が勝ってくれるはずです。心配なら直接参戦してもいいでしょう。


というわけで、日本で始めて連合国入りするパターンの戦略をざっと解説しました。

日本が史実どおり枢軸国入りして戦うのは、日本とアメリカの国力を見比べると相当厳しいチャレンジに思えます(なまじ国力を簡単に比較できるようになっているので、余計に)。

連合国入りして戦争当事国に軍需物資を売りながら技術を高め、工業力を強化するというのが私としては好みです。

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