戦争に巻き込まれた一般市民として、包囲下の都市で生き延びるサバイバルADV「This War of Mine」

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戦争に巻き込まれた一般市民として、停戦まで生き延びる横スクロールアクションサバイバルADV「This War of Mine」のご紹介。

2015/7/7 カテゴリーを変更。

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概要

「This War of Mine」は、Steamでは2014年11月14日と、最近リリースされたゲームです。開発はポーランドのゲーム開発会社11 bit Studiosゲームの公式サイトはこちら。購入はSteamでもできます。記事執筆時点では、本体のみで1,980円。通りの落書きが追加されるDLCがありますが、こちらは戦災孤児へのチャリティとなるものです。

なお、有志の方々の手による日本語化Modがあるため、英語ができなくてもプレイすることが可能です(この記事のゲーム画面はすべて日本語化Mod適用後のものです)。

また、日本語Wikiもありますので、詳しくはこちらをご覧いただくのがよいでしょう。

戦争に巻き込まれた一般市民となり、同居する仲間と手を組んで、食料を探し、必要なものを作り、外敵に備え、停戦が成立するまで生き延びるというゲームです。時には外部の人間と物々交換を行い、時には人の住んでいる家を襲撃して食料を奪います。決して綺麗ごとだけでは片付かないサバイバルものとなっています。

このゲームは1992年のサライェヴォ包囲をモデルにしたものだそうで、実際に関係者に対する取材を元に開発されたゲームなのだとか。

モデルがモデルなので、このゲームには全編通して明るいシーンはほとんどありません。暗く重々しい雰囲気の中で粛々とゲームが進行していきます。

ゲームの流れ

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ゲームは1日単位で進行し、1日は昼と夜に分かれます。

昼間は隠れ家の中で、材料を使って必要なものを作ったり、疲れていれば体を休めたり、空腹ならなにかを食べたりして過ごします。たまに外部の人間がやってきて、物々交換をしたり、助けを求められたりということもあります。

夜は、ある者は休息を取り、ある者は隠れ家の見張りに立ち、またある者は隠れ家を出て食料や工作の材料を探しに出かけます。特に食料や医薬品など、生きていくのに必須の物資は夜間の探索で探し出さなければならないことがほとんどです。

時にはスナイパー通りを駆け抜け、時には住民を脅迫し、時には市民同士で殺し合いをしたりして、生きていくための物資を確保します。資源の配分と並んで、プレイヤーの腕や考え方が一番出るのがこの探索です。

クラフト

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サバイバルものに定番のクラフトは、このゲームにもあります。最初はベッドのひとつもない状態から始まるため、ベッドが欲しければここで作成しなければなりません。もちろん手に入りやすい部品とそうでないものがありますから、どの部品を温存するか、どれを早めに作ってしまうのかなどを判断するのはとても重要です。

しかしながら、部品の種類はそこまで多くはありませんし、作成も部品を揃えて作りたいものをクリックするだけなので、クラフトのシステムはかなり単純です。

その他

このゲームはゲームを始めるごとに多くの部分がランダムに設定されます。そのため、いきなりそこそこの食料を持った楽なスタートを切ることもあれば、食料は初日からよそに探しに出なければならないこともあったりします。

また、人間の心理状態もキャラクターのステータスに組み込まれており、例えば無抵抗の老夫婦の家に探索に行って食料を奪ったり、ましてや殺害したりすると、そのキャラクターは自責の念にかられて精神状態が悪化します。精神状態があまりにもひどくなると、体が健康であったとしてもキャラクターが自殺してしまうということも。

仲間がケガや病気で死亡しても精神に悪影響を及ぼすので、プレイヤーはキャラクターの健康状態のみならず、精神衛生にも気を配る必要があるのです。

このゲームは、単純にゲームを上手にクリアするだけなら大して面白いゲームではないかなと思います。ただ、必要物資を確保するためにどこまで悪事に手を染めるのか、いくら飢えてもそういうことはしないのか、それとも殺してでも奪いとることを選ぶのか、そういう選択をプレイヤー自身が迫られることを楽しめるかがポイントのような気がします。

……というようなことは、どうやら開発者も意図していた(4Gamer.netの記事)ようです。

それ以外には、やはり戦争の重苦しい雰囲気を楽しめるかどうかというのもポイントでしょう。明るい要素が基本的にないので、嫌になって途中でやめてしまう人も少なくないタイプのゲームではないかと思いますが、雰囲気に馴染めればとても感情移入できるゲームかなと思います。


というわけで、簡単にご紹介しましたが、いかがでしょうか。合う合わないがハッキリ出るゲームかもしれませんが、開始時にランダムに状況が構築されるというのもあり、合えば何度も楽しめるゲームだと思います。

プレイレポートはじめました。よろしければどうぞ。