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「Stellaris」開発日記#63――人工物的・生物的超越

Stellaris 開発日記

パラド社発の宇宙4Xゲーム「Stellaris」の開発日記#63が更新されましたので、その内容をご紹介。今回は人工物的・生物的超越について。

前回:開発日記#62――政府・国是・集合意識


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概要

開発日記#63は、人工物的・生物的超越について。

  • 開発日記#60では精神的超越と「シュラウド」について紹介した。「シュラウド」はゲームにとって非常に大きな追加システムで、他の2つと異なり、超能力にはこのような超能力と結びついたなにかが欠けていると私たちは感じた。こういう理由で、人工物的・生物的超越の道にはこれと結びついた新たなメカニクスがあるわけではないが、これらに関連するような既存のメカニクス(遺伝子操作とロボット)が強化されている。(注:#60で精神的超越にだけ特別なシステムが用意されているのはおかしいという批判があったため、これに対するエクスキューズと思われます)

人工物的超越

  • 人工物的超越は、脆弱な肉体を捨て、完全なる機械の体を得ることにフォーカスする。
  • 最初のステップである「肉体の弱さ(the Flesh is Weak)」はドロイドの技術を必要とし、スペシャルプロジェクトを通じて国民全体をサイボーグにできるようにする。これにより、居住性が+20%され、鉱物生産と地上軍のダメージにボーナスが付き、生成されるすべてのリーダーはサイボーグの特性を持つようになり、これにより寿命が+40年される。
  • 次のステップである「人工物的進化(Synthetic Evolution)」は人工生命体を製造する能力を必要とし、サイボーグの国民を完全に機械の体に変えることができるようになる。これが完了したとき、プレイヤーの国は完全なるロボットの帝国となり、ロボットが主要種族となる。このPopは人工生命体に通常与えられる生産と研究に関するすべてのアドバンテージを得るほか、リーダーは不死となり、戦死やイベントでしか死亡しなくなる。プレイヤーはもはや国民のために食糧を必要としなくなり、人工生命体と同じようにエネルギーの維持費に置き換えられる。プレイヤーはこの新しく栄光あるポスト生物的種族に名前をつけることもできる。

生物的超越

  • 生物的超越はDNAに対する精通と進化にフォーカスする。
  • 最初のステップである「操作された進化(Engineered Evolution)」は遺伝子改変の技術を必要とし、種族の遺伝子改変にかかるコストと時間を大幅に低減し、2点の遺伝子ポイントを獲得し、遺伝子シード精製の技術(これはUtopiaがなければ普通に開発できる技術だ)を開発できるようになり、またGene Warriorsを編成できるようになる。
  • 次のステップである「進化への精通(Evolutionary Mastery)」は標的遺伝子発現の技術を必要とし、さらに3点の遺伝子ポイントを獲得し、種族の遺伝子改変にかかるコストと時間をさらに低減し、先進的遺伝子改変を可能にする遺伝子再シークエンシング(Genetic Resequencing)の技術を開発できるようになる。先進的遺伝子改変(Advanced Genemodding)により、プレイヤーはネガティブな特性を付加したり、ポジティブな特性を除去したりできるようになり、またプレイヤーの気まぐれで種族を完全に作り変えてしまうこともできる。さらに、生物的超越路線でのみ、以下の5つの特性を付与できるようになる。
    • 頑健(Robust):極度の順応性からのアップグレードで、居住性+30%、寿命+30年。
    • 多産(Fertile):素早い繁殖者からのアップグレードで、成長時間+30%、幸福度+5%
    • 博識(Erudite):知的からのアップグレードで、科学出力+20%、リーダースキル+1
    • 美味(Delicious):この種族を美味しく栄養のあるものとするもので、処理(注:粛清方法のひとつ)や家畜(注:奴隷制のひとつ)としたときの食糧の生産量+100%
    • 感情の固定(Nerve Stapled):その種族が幸福や悲しみを感じる能力を除去する。幸福度がなくなり、食糧・鉱物の生産は増加するが、それ以外の資源の産出には大きなペナルティがかかる。
  • さらに、前回触れたように、遺伝子改変は集合意識でない帝国で集合意識のPopからこれを除去したり、集合意識の帝国で集合意識でないPopにこれを付加することができる。

GDCでスタッフがいないらしく、質疑応答はなし。


来週は、火星のテラフォーミングを含む、バンクスアップデートでのさまざまな小さなことについて。

次回:開発日記#64――細かな内容と調整

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