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「Rule the Waves」ミニプレイ日記:日本編 第3回

Rule the Wavesシリーズ

「Rule the Waves」ミニプレイ日記:日本編 第3回は、1900年12月から。前回はイギリスという強大な後ろ盾を得たところまででした。

前回:ミニプレイ日記:日本編 第2回


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1901年

1月

1900年1月に指示を出していた訓練とドックの新設が完了。ドックサイズは12,000トンになりました。訓練とドックの拡張は今年も行うことにします。

フランスとの対立

そしてイベント。フランスの植民地で危機が発生。政府に助言を求められています。

せっかくイギリスと同盟関係にありますし、「我々の権益を守らねばならない。それが戦争に至るとしてもだ。戦う準備はできている!」を選択。予算とPrestige(威信)が上昇しますが、緊張度は大きく上昇します。

中段の「今は戦争を回避するのが最良だが、将来の衝突に備えて海軍を増強しよう」では予算と緊張度が上昇。下段の「我々は戦う準備ができていない。緊張のエスカレートを避けるために譲歩すべきだ」では予算が増加し緊張度が低下しますが、威信は低下します。

技術開発

装甲技術の開発に予期せぬ進展があったとのこと。このようにイベントによって技術が進歩したり、また逆に研究が行き詰まることもあります。

そして、我が海軍の秘密兵器である魚雷の技術レベルが上昇。射程800・速度25ノットと射程2,000・速度15ノットの魚雷が使用可能になります。

建艦計画

今月の植民地危機への対応によってフランスとの緊張度が大きく高まり、また海軍予算もだいぶ余裕ができてきましたので、フランスを仮想敵国として新たな建艦計画を立案します。

フランスは海軍予算がおよそ3,400万。日本は約2,000万なので、およそ1.5倍です。技術レベルは平均的。「一貫しない海軍政策」という特性があり、マニュアル(15ページ目)によると「政治家が艦艇の設計や優先度に介入する可能性が高い」とのことですが、詳しい意味合いは不明。

艦艇はというと、戦艦2(建造中1)、防護巡洋艦2、駆逐艦6。こちらは戦艦1、防護巡洋艦2、駆逐艦5なので、戦艦への対応を考える必要があります。

戦艦3隻はいずれも15,500トン。防護巡洋艦は2,500トンと5,500トンが1隻ずつ。駆逐艦6隻はすべて400トン。主力艦では敵いませんが、防護巡洋艦以下の勢力ではどっこいどっこいというところでしょう。

彼我の戦艦を比較してみましょう。フランスのオセアン型戦艦は15,500トン、速力は18ノット。武装は12インチ連装砲2基4門、6インチ連装砲8基16門、魚雷発射管2本を搭載。装甲はBeltに9インチというところまで判明(他にまったく装甲がないとは考えにくいでしょう)。

一方、こちらの唯一の戦艦である八島は14,000トンと一回り小さいものの、速力19ノット、12インチ連装砲2基4門、6インチ単装砲14門、魚雷発射管2本を搭載。装甲はBeltに8.5インチ。オセアン型と戦うとなると単艦で厳しそうです。

フランスは予算が1.5倍なので単純に同じだけの戦力を整えるのは不可能ですが、なんらかの対抗策は必要になるでしょう。同格以上の戦艦を建造するのは今の日本海軍には荷が重いので、速度で勝る装甲巡洋艦を整備し、海戦においては数で優勢なら戦闘、劣勢なら撤退できるようにすれば、抑止力にはなるでしょう。

というわけで、戦艦「八島」をベースにダウンサイズして装甲巡洋艦「常磐」を設計しました。9,900トン、速力22ノット、航続距離はLongの快速巡洋艦です。武装は10インチ連装砲2基4門、副砲は6インチ単装砲6門、魚雷発射管4本を搭載。図体が小さいので純粋に攻撃力では太刀打ちできませんが、足の速さを生かして有利な態勢でフランス戦艦と交戦し、機会を見据えて雷撃して撃沈することを考えています(つまり正攻法では勝ち目がないので、賭けである雷撃頼りという……)。

欠点としては装甲が薄い(それでも他国の同格の装甲巡洋艦と同程度のBelt装甲ですが)ことと、火器管制システムが1つしか搭載されていないため、継戦能力に不安があるという点です。装甲が薄いため敵の副砲が脅威となり、うまく接近して魚雷を叩き込めるのか……しかしかと言って砲戦能力をあまり削ってしまうと、今度はフランス防護巡洋艦を撃破するというもうひとつの役割を果たすのが困難になります。

なお、建造は国内でも可能ですが、建造期間が延びますし、トータルの建造コストも安いですし、なにより重量面でイギリスでの建造のほうが若干有利という理由で、イギリスに発注します。イギリスの持つ「効率的な造船工業(Efficient shipbuilding industry)」のなせる業でしょう。

常磐型装甲巡洋艦は最終的に3隻は就役させたいところですが、1隻の月間建造コストが海軍予算1か月分ということになっているので、どうやら同時に1隻しか建造できなそうです。ないよりはマシなので、とりあえず1隻だけでも造っておきましょう。

新しい艦型の最初の1隻は余分にコストがかかるため、同一艦型をたくさん建造するほうが安上がりにはなるのですが、予算についてはどうにもなりません……。

艦艇の建造を発注すると、メイン画面の「Under construction」タブに表示されます。

3月

朝鮮半島北部で動乱が発生。秩序を回復するために遠征軍を派遣すれば植民地化することができるが、国際的な緊張を高めることになるという状況です。

イギリスの後ろ盾がありますので「誰かが重荷を背負って秩序を守らなければならない。軍を派遣せよ!」を選択。緊張度が上昇します。

下段の「そのような冒険主義的な行動を起こすべきではない」ではなにも起こりません。

無事に植民地が増えるかと思いきや、先にフランスが介入。フランス軍にはさすがに勝てず、海軍内部から批判を浴びて威信が低下してしまいました。

さらに朝鮮北部はフランスの植民地に。フランス許すまじ。

技術開発

技術面では、「クルップ鋼」の開発により装甲重量が1%減少。また「油圧リコイル」の開発で射撃速度がわずかに上昇しました。

4月

建造費で予備費が500万を割ったので、建造を止めて予備費を回復させます。

ターンを送ったときに他国から技術を買うイベントで発生したときにチャンスを逃さずに技術を買うため、私はだいたい500万(艦隊規模Very largeなら1,000万)程度を常に持っておくことにしています。

7月

「耐圧殻」が開発され、潜水艦の耐久性が5%上昇。しかしまだ潜水艦は建造できず。

8月

イタリア政府から「クルップ鋼」技術を90万で購入したいとの話が浮上。

いいですとも!」を選択して予算90万を獲得します。

断るときは上段の「この知識は私たちの中に留めておくべきだ!」を選びます。

技術開発

そして「排水量600トンの駆逐艦」の開発が完了。駆逐艦の最大排水量が600トンに上昇します。

9月

続いて「合致式測距儀」の開発が完了。射撃精度がわずかに上昇します。

12月

首相が海軍の全艦艇で射撃大会をやれば士気や戦闘時の迅速性が上がると考えているとのこと。開催すれば訓練費用が大きく上昇します。

素晴らしいアイディアです! 直ちに準備を始めましょう!」を選択して首相にゴマをすっておきましょう。

断るときは上段の「お言葉ですが、そのような競技会では戦闘時の訓練にはなりません」を選びます。

射撃大会では防護巡洋艦「浪速」が優勝。


と、牧歌的なイベントで今回はおしまい。フランスとの対立関係がかなり明確になってきました。イギリスがいる限り負けはないはずですが、油断は禁物です。

次回:ミニプレイ日記:日本編 第4回

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