「Europa Universalis IV」開発日記9月1日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は “Rights of Man” の内容について。
概要
9月1日分の開発日記は、“Rights of Man” の内容について。
廃嫡(disinherit)
- カスティーリャの某王子のようないい後継者がいない場合、これに関していくらか選択肢がある。威信がプラスならば、威信を50点だけ消費して現在の後継者を廃嫡することができる。今のところ、私たちはこうした後継者がどこかで幸せな農民として過ごすのだと思っているが、結局、鉄仮面産業の人々は人を雇う必要があるだろう。
- 50点の威信を失う以外の廃嫡の欠点は、その後後継者を得られないかもしれないということだ。
プロイセン型君主制(the Prussian Monarchy)
- プロイセンを建国したら、プレイヤーはプロイセン型君主制に変更することになるだろう。これは「国家が軍隊を持っているのではなく、軍隊が国家を持っている」と言われる政体だ。
- プロイセン型君主制を採用すると、第一に、すべてのプロイセンの統治者は軍事能力を最低3点持っている。これは単独で平均的に政策、アイディア、技術に費やす軍事君主点よりも多い。また、この政体は不穏度(unrest)を毎月2ずつ、戦争疲弊(war exhaustion)を毎月0.02ずつ減少させ、ランクに応じて自立度(autonomy)を低下させる。
- この政体の最も素晴らしい点は、軍事化された社会(a militarised society)であるということだ。これは0~100%のレートを持ち、陸軍の伝統(army tradition)や正統性(legitimacy)によって増加し、プロヴィンスを獲得すると低下する。プレイヤーはいつでも50の軍事点を消費して軍事化を10上昇させることができる。100%軍事化された社会になると、規律(discipline)+10%され、陸軍の維持費が33%安くなり、人的資源(manpower)の回復が33%早くなる。
- “Rights of Man” でのプロイセンは強力な国家で、格上の相手を倒すことができ、少し異なるプレイ戦略が必要となる。
政府の強化(Strengthen Government)
- これは基本的には国家の管理能力を強化するというものだ。100の軍事点を消費するだけで、いつでも正統性、信仰心(devotion)、部族の統合度(horde unity)、共和国の伝統(republican tradition)をブーストすることができる。共和国の伝統は3%ずつ、それ以外は10ずつ上昇する。
同君連合の解消(Abandon Personal Union)
- これは新たな外交行動で、同君連合において上位の国が実行できる。危険な戦争が起こるリスクが高すぎたり、どうやっても彼らが独立戦争に勝利するであろうということがわかっている場合のように、ときに同君連合を維持する価値がないことがある。
- 上位の国は下位の国の自由への欲求(liberty desire)に応じて威信を失うが、彼らは自由を与えられることでプレイヤーを嫌ったりしないだろう。
貨幣の質を下げる(Debase Currency)
- これは、少しばかりの汚職(corruption)の発生を除いて、利息の支払いや即時の不利益なしに、いくらかの資金を得ることができる。基本的に、1回の実施で汚職が2上昇する。
- この他、1.18プロイセンパッチ(注:EU4でもStellarisのようにパッチに名前をつけることにしたようです)では、プロイセンとブランデンブルクに20以上の新しいDHE(注:コメントにて、Dynamic Historical Eventsの略である旨、教えていただきました。ありがとうございます)を追加し、他のTier1国家と同等になった。
来週は、革命国家の変更点について。
コメント
「DHE」は「Dynamic Historical Events」の略。特定の国のみに起こる史実風イベント。イングランドにおける薔薇戦争など。
なるほど、イベントでしたか! ありがとうございます。