今回から、パラド社発宇宙4Xシミュレーション「Stellaris」のプレイ日記を連載します。プレイ国家はトップ画像に掲げた自作の帝国「ルファーリ共和国」。
2016/05/29 研究助成について追記。
概要
いろいろとプレイ方針はあると思うのですが、私はAI国家を最小の1つだけにしてまったり拡張プレイをするのが気に入ったので、ご紹介のためにプレイ日記を書こうと思い立ちました。
したがって、ハイレベルなプレイテクニックや、いわゆる攻略法的な内容はあまり含まれません。「こういうプレイもあるんだな」というプレイ方針の一例をご紹介することを狙いとしています。また、プレイ済みの方以外にもお読みいただけるように、解説は割と多めにしていく予定です。
プレイ環境とプレイ目標
- バージョン:1.0.3
- DLC:Nova Editionを予約購入した際に獲得できるものすべて
- MOD:なし
- プレイ国家:ルファーリ共和国(Ruphaari Republic)
- 難易度:Normal
- プレイ目標:制覇勝利・征服勝利いずれかの勝利条件を満たす……か、キリのいいところまで
プレイ目標についてですが、このゲームの勝利条件を満たすまではとても長い道のりとなるので、キリのいいところでも裁量で完結させていいことにしました。一応最後までやり切るつもりではいますが……。
なお、セーブ&リロードありです。ご了承ください。
ゲームの設定は以下のとおり。
銀河のサイズは最大、形状は楕円。AI帝国数は最小の1としていますが、ゲーム中では案外多くのAI国家が登場しますので、寂しくはありません。
また、FTLはハイパードライブのみに設定しています。こうするとひと昔前の宇宙シミュレーションみたいで、私は気に入っています。
その他のオプションはデフォルトのままとしています。
なお、このプレイ日記では、実際にプレイしてみてよりふさわしいと思った訳語を使用しています。開発日記の訳語とはブレがありますが、どの単語の訳か、なるべくわかるようにしています。
ルファーリ共和国の初期の状況
ルファーリ人の最初の原始的なコミュニティがエストワーナのサバンナに形成されてから時は流れ、ルファーリ人の文明は拡大し、発展した。
科学の発展によって迷信は打ち破られ、理性と合理的思考が人々に広まった。非効率な国家体制は解体され、最も熟練した科学者たちの評議会に権力が集められた。
そして今、ハイパーレーンネットワークが発見され、ルファーリ共和国最高の知性が最初のハイパードライブの開発を終えた。宇宙の星々を我らの手に収めるのだ!
ルファーリ共和国
ルファーリ共和国は、ルファーリ人による科学評議会制(Science Directorate)の国家。科学評議会制では以下のボーナスがつきます。
- 研究の選択肢+1
- 帝国のリーダー枠+1
また、国家の価値観(Governing Ethics)は
- 個人主義(Individualist):エナジークレジット+10%、奴隷制の受容-50%、価値観の多様性+5%
- 排外主義(Xenophobe):排外主義(xenophobia)+10%、異星人に対する奴隷制の受容+50%
- 物質主義(Materialist):物理学・社会科学・工学研究点+5%
の3つ。ルファーリ人はキツネみたいでかわいい外見なのに排外主義者というギャップがまた……。
宇宙時代に入って最初の指導者セル・ジゴール(Ser J’Ghor)は、42歳男性のルファーリ人。
- 実業家(Industrialist):鉱物資源+10%
- 人民の擁護者(Champion of the people):幸福度+10%
の特性を持っています。幸福度はともかく、序盤で不足しがちな鉱物資源にプラス修正は悪くないでしょう。ただ、中盤以降になると鉱物資源はむしろ余るので、そのあたりが交代の時期になりそうです。
そういえば、「Stellaris」では男女2つの性の種族しか出てこないような気がしますが、単性生殖しかしないとか、性が3つあるとか、いろいろあるとSF感があっていいと思うのですが……。
ルファーリ人
ルファーリ人(Ruphaari)はワニ(Wani)星系の惑星エストワーナ(Estwaana)で生まれた哺乳類種族。エストワーナは地球型惑星なので、ルファーリ人も地球型の環境を好みます。
- 虚弱(Weak):地上軍のダメージ-20%
- 知性的(Intelligent):物理学・社会科学・工学研究点+10%
- 利口な学習者(Quick Learners):リーダーの経験値獲得+25%
首星エストワーナ
首星エストワーナはこのとおり。行政官のガル・ジダロット(Gar J’Dallot)は農家出身(Agrarian Upbringing:食糧+10%、水耕農場建設コスト-20%)の特性持ち。序盤にはありがたい特性です。
惑星タイル
惑星タイルはこんな感じ。
私の場合、最初はとにかく水耕農場(Hydroponics Farm)など食糧生産を上げる施設を建てまくり、人口を上限いっぱいまで伸ばしてしまうという方針で惑星を経営しています。上限まで人口が増えたら、今度は食糧余剰が0に近づくまで農場を別の施設に建て替えていきます。
地上軍
地上軍は、初期状態から防衛軍が1部隊配備されています。これに追加装備(Attachment)としてネオコンクリート要塞(Neo-Concrete Fortifications)を配備。防衛軍の維持費が10%安くなります。
地上軍は惑星を攻撃するときにしか使わないので、あまり編成することはありません。防衛軍も艦隊がしっかりしていれば出番はないので、将軍の配置もなし。
ところで、「Stellaris」では艦船や入植地の名称を変更することはできるのですが、なぜか地上軍の名称を変えることができません。アップデートで変えられるようにしてほしいものです。
研究
物理学研究部門リーダーのティグ・ブスコラク(Tig B’Scorak)は、マニア的(Maniacal:研究速度+5%)の特性持ち。オールラウンダーなので、とりあえず余ったところに入れておけます。
物理学研究部門の最初の研究は管理AI(Administrative AI:研究速度+5%)。
社会科学研究部門リーダーのソク・ジキル(Sok J’Kir)は、生物学の専門家(Expertise: Biology:生物学研究速度+10%)。食糧生産を増やすタイプの研究などで出番はありますが、そこまでいい特性でもありません。
社会科学研究部門の最初の研究は新世界計画(New Worlds Protocol)。植民船を出せるようになる技術です。初手は必ずこれを取るという人も多いのではないでしょうか。
光学研究部門リーダーのティグ・ブトラク(Tig B’Torak)は、ロケット工学の専門家(Expertise: Rocketry:ロケット工学研究速度+10%)。推進器系の研究のほか、ミサイル兵器もロケット工学だったような気がしますが、まあ普通の特性です。
工学研究部門の最初の研究はイオンスラスター(Ion Thrusters)。初期からある化学スラスターのバージョンアップ版で、艦船に搭載するとその艦船の回避能力が上昇します。
政策
少し話が飛びますが、研究に関連して、忘れずに帝国の政策欄で自由思考の推進(Encourage Free Thought)にチェックを入れておきます。毎月1点の影響力を消費して、価値観の多様性が+15%される代わりに研究速度が+10%されます。
影響力に余裕があったり、上限近くまで貯まっていてほかに使い道がない場合は、その下の工学・物理学・社会科学研究助成(Engineering/Physics/Society Research Grants)も実施したりもします。それぞれ特定領域の研究速度を+30%する代わりにほかの領域の研究速度が-10%される政策ですが、3つすべて同時に実施すると、すべての研究領域で研究速度が+10%されます。もちろん効率は非常に悪いので、仕方なくやるものですが……。
2016/05/29追記:1.1.0Betaでは研究助成3つすべてを実施することはできなくなっています。
というところで、今回はここまで。まだ最初の説明の途中ですが、1回分があんまり長くなってもよくないので、次回に回します。
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