「Hearts of Iron 4」開発日記#41が公開されていましたので、その内容をご紹介。
前回:開発日記#40
2016/1/29 #42へのリンクを追加。
概要
開発日記#41は、コマンドグループとリーダーの特性について。
軍について
- HoI4では、1個大隊だけだろうと30個大隊だろうと、1個師団を基本単位としている。そしてこれをグループにして軍(army)と呼ぶ。以前はこれをコマンドグループ(command group)と言っていたが、このコンセプトは少しわかりにくかった。
- 軍は戦闘計画(battleplans)と関係する単位であり、司令官が割り当てられる。軍は好きなだけ作ることができるが、それぞれに最低1個師団は割り当てる必要がある。また、軍には好きな名前をつけることができる。
- 軍は戦域でまとめられるが、これは必要に応じて師団をまとめるときに便利になる。戦域はカバーする特定の領域を持たないが、ユーザーインターフェースですぐにアクセスできるし、名前を見ることもできるし、補充の優先度を決めることもできる。
司令官について
- 軍に割り当てることができる司令官には、大将と元帥の2つのレベルがある。どちらも経験値を得て上昇するスキルレベルがあり、師団の戦闘能力に影響する。
- また、司令官には特性があり、戦闘に関する特定の基準をを満たすと獲得する。特性の獲得進行度は記録され、100%になった段階で有効化される。
- だが、司令官が獲得できる特性は5つまでであり、それ以上は獲得できない。
- 大将は、12個師団までフルにスキルと特性の効果を付与することができる。彼らはいつでも元帥に昇進させることができるが、特定の特性と1スキルレベルを失う。
- 大将は以下の特性を持つことができる。
- トリックスター:師団は偵察に+25%のボーナスを得る。
- 冬季戦の専門家:師団は冬季の損耗が半減する。
- 工兵:師団は渡河攻撃の際に攻撃に+10%のボーナスを得る。
- 要塞攻撃:師団は要塞を攻撃する際に攻撃に+20%のボーナスを得る。
- 機甲科指揮官:機甲師団は移動が5%速くなり、攻撃に+10%のボーナスを得る。
- 特殊部隊:師団に対する補給途絶の影響が半減する。
- 砂漠の狐:師団は砂漠での移動が5%速くなり、戦闘で10%のボーナスを得る。
- 湿地の狐:師団は湿地での移動が5%速くなり、戦闘で10%のボーナスを得る。
- 登山家:師団は山岳での移動が5%速くなり、戦闘で10%のボーナスを得る。
- 丘陵戦:師団は丘陵での移動が5%速くなり、戦闘で10%のボーナスを得る。
- ジャングルの鼠:師団はジャングルでの移動が5%速くなり、戦闘で10%のボーナスを得る。
- レンジャー:師団は丘陵での移動が5%速くなり、戦闘で10%のボーナスを得る。
- 市街戦:師団は市街地での移動が5%速くなり、戦闘で10%のボーナスを得る。
- 上陸戦:師団は上陸戦の準備と実行の速度が30%速くなる。
- 元帥には指揮範囲に上限がなく、どんなサイズの軍でも指揮でき、以下の特性を持つことができる。
- 兵站の天才:師団が消費する物資が20%減少する。
- 攻勢ドクトリン:師団の戦闘正面幅が10%減少する。
- 防勢ドクトリン:師団の包囲する確率が30%上昇する。
- 素早い立案者:師団の計画(plan)が10%早くなる。
- 周到な立案者:師団の最大計画ボーナスが50%上昇する。
- 組織的司令官:師団の時間あたりの増援確率に+2%のボーナスがつく。
- 鼓舞する司令官:師団の士気が10%上昇する。
- また、大将・元帥の両方に「老兵」の特性が存在し、経験値獲得を25%減少させる悪い特性である。
質疑応答
Q1:大将や元帥が5つ特性を取った後、どれかを消して別のを習得することはできる? あと「老兵」の特性も5つのうちの1つにカウントされるの?
A1:どれかを消して別のを習得することはできないし、「老兵」もカウントされる。
Q2:戦域で補充の優先度をつけられるけど、師団や軍ではできる?
A2:できない。
Q3:「湿地の狐」っていう名前はどうよ?
A3:これはHoI3から使われているが、プリピャチの湿地で戦わなければまず見ないし、多くの人は気づかないと思う。
(注:「湿地の狐」はアメリカ独立戦争時の軍人フランシス・マリオンから来ているそうです)
Q4:戦域は名前を替えられる?
A4:変えられる。
来週は日本について。
陸軍についてはわかりましたが、海軍・空軍についてはどうなるんでしょうね?
次回:開発日記#42
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