「Victoria 2」ミニプレイ日記:フィンランド編 第2回は、スウェーデンとの戦争に勝利し、国際社会の一員としてフィンランドが新たな船出を迎えるところから。
前回:フィンランド編 第1回
2016/1/6 第3回へのリンクを追加。
フィンランド・プロイセン・ノルウェー三国同盟の成立
フィンランド・スウェーデン戦争終結後、独立を果たしたノルウェーから同盟の打診が舞い込みます。
ノルウェーの外交関係は、プロイセンの勢力圏内であると同時に、同盟関係にもあるとのこと。わがフィンランドもプロイセンと同盟関係にありますので、ノルウェーと同盟を締結して対スウェーデン三国同盟を成立させることにしましょう。
今後の外交は、プロイセンとの関係を最優先とし、ロシアとも良好な関係を構築。その後にノルウェー、そしてスウェーデンとの関係改善を目指していくことにします。
兵隊がいない!
さて、スウェーデンとの戦争に備えて編成したフィンランド陸軍9,000ですが、トゥルクとヴァーサの歩兵連隊が人員不足により補充できないという状況になっていました。
フィンランド国内は兵士が非常に少なく、スウェーデンに出征した際の損耗にすら耐えられないという、非常に危機的な状態にあります。国防のための陸軍建設が、今後のフィンランドの大きな目標となると言っていいでしょう。
補充がきかない連隊を維持しても仕方がないので、トゥルクとヴァーサの歩兵連隊は解散させます。
技術研究
1837年8月、「取引の自由」の研究が完了。これで財政的に少しは余裕ができるはずです。
今後の研究ですが、第一に研究点を増加させる哲学、第二に、教育効率を上げる社会思想を研究していきます。研究速度を重視するというのももちろんですが、教育効率を上げて素早く識字率を向上させることで、資本家・士官・官僚などの人口を増やしたいというのも視野に入れています。
というわけで、社会思想「実証主義」の研究を進めていくことにします。
選挙
スウェーデンとの戦争前に立憲君主制に政体が変わっていたので、これを受けて1840年1月に選挙が公示されます。
現在の政権与党は反動主義政党のヴァイキング党ですが、有権者のおよそ2/3が保守主義なので、おそらくフィンランド人党が勝利するのではないかと思われます。
結果
予想通り、フィンランド人党が勝利。保守主義と反動主義で連立を組んでいるようですが、どういう効果があるのかは謎です。
困るのは、フィンランド人党が軍事政策について平和主義をとっているという点で、平和主義を掲げる政党が与党になっていると軍事支出を50%以上に上げることができません。
ただ、今のフィンランドの国力では、どこと戦争になっても負けて当然という状況なので、わざわざ与党をヴァイキング党に戻すほどのことはないかなと思います。焦らずじっくり行くことにします。
軍事支出は上げられませんが、代わりに保護貿易主義をとっているので、関税を100%まで上げることはできるようになります。これで財政的にはかなり楽になりますので、お金を貯めてインフラを整えましょう。
識字率向上政策
1841年2月、聖職者比率が研究点に寄与する最大値である2%に到達。しかしながら、識字率はいまだ12%と低いままです。
そのため、聖職者比率が4%になるまで、National Focusで聖職者を増やす政策を継続します。というのは、上の画像にあるように、識字率の増加はそのプロヴィンスにいる聖職者比率によってボーナスが付きますが、そのボーナスに寄与する最大値が4%だからです。
といっても、National Focusはステートごとなので、ステートで4%の聖職者がいればプロヴィンスでもだいたい4%くらいの聖職者がいるという、おおざっぱなものです。
ノルウェー・スウェーデン戦争勃発
1842年4月、スウェーデンはノルウェーに対して宣戦布告。対スウェーデン三国同盟の盟主プロイセンは即日参戦。おまけに対スウェーデン包囲網にいつの間にか加わっていたデンマークも参戦しています。
こうなってはわがフィンランドも参戦せざるを得ません。プロイセンもいることですし、負けはおそらくないでしょう。
参戦のために勅命で与党をヴァイキング党に変更します。国民の闘争性が上昇しますが、数少ない兵士をあたら失うわけにはいきません。ついでに兵数が回復したことで再度編成できるようになったトゥルクとヴァーサの歩兵連隊を再編成します。
それにしてもスウェーデンのケンカっ早さと来たら、某ゲームのモンちゃんのようです……。
オーランド海海戦
前回のフィンランド・スウェーデン戦争では、一貫して制海権を握り続けたスウェーデン海軍でしたが、このときに苦杯をなめさせられたプロイセン艦隊がオーランド海に進出、スウェーデン艦隊を捕捉して海戦となりました。
プロイセン艦隊の戦列艦11隻、フリゲート11隻、クリッパー5隻に対して、スウェーデン艦隊は戦列艦4隻、クリッパー3隻。さすがにプロイセン艦隊が優勢だったか、スウェーデン艦隊はクリッパー3隻を失いながら撤退を余儀なくされます。
7月に再びプロイセン艦隊がスウェーデン艦隊を捕捉。第二次オーランド海海戦では、スウェーデン艦隊の戦列艦1隻を撃沈することに成功しますが、決定打がなかなか出ません。
カールスタードの戦い
8月末、スウェーデン南部を占領して北上してきたプロイセン軍22,000をスウェーデン軍18,000がカールスタードで迎撃します。
数日に渡る戦闘で、スウェーデン軍は3,000の損害を出して退却。プロイセン軍の勝利に終わりましたが、5,000の損害を強いられました。
ノルウェー・デンマーク・プロイセン・フィンランド連合軍の勝利
今回は、南部スウェーデンを着々と占領して回っていたデンマーク軍が盟主として講和条約を締結。どうやら条件は白紙講和だったようです。かくして、スウェーデンの野望は再び打ち砕かれたのでした。
一時はトルニオにスウェーデン軍が来襲して占領されかかりましたが、その前に戦争が終結しまして助かりました。
選挙
1845年の選挙が行われ、前回同様フィンランド人党が勝利するかと思いきや、勝利したのはなんとスウェーデン人党。そして運動を見るとスウェーデン人解放運動の文字が。そしてたびたび舞い込んでくるスウェーデンからの軍事通行権の要求……。なにか符合じみたものを感じないでもないところです。
選挙に関連してスウェーデンの状況を見たところ、今度はイギリスと戦争している模様。どうやらイギリスとロシアの戦争に参戦したようです。ウォーモンガーすぎる……。
スウェーデン人党は財政面では大変都合のいい政党なので、気にせずこのまま行くことに……したのですが、財政面であまり改善しなかったため、フィンランド人党に戻すことに。鉄道も引けませんし。
ロシアの勢力圏入り
長い間フィンランドはどこの列強の勢力圏にも入っていなかったのですが、1850年代後半になって、ようやくロシアの勢力圏に入りました。一方のスウェーデンは、フランスの勢力圏内。変なことにならなければいいのですが……。
ここまでにフィンランドはレベル1の鉄道を全土に作った状態。資本家は育っていますが、いまだに工場を作ってくれそうな気配はなし。
普仏戦争勃発
1842年の戦争以降、平和を謳歌していたフィンランドですが、1861年3月、フランスと戦争になった独立当初からの同盟国プロイセン(北ドイツ連邦)から、参戦要請が舞い込んできました。
というところで、今回はここまで。
スウェーデンとの戦争が終わって、このまま最後までなにもなく完走できるかと思いましたが、そうはいかないようです。
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