「Europa Universalis IV」開発日記2022年7月12日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はフィンランドとリューベックについて。1.34リリース前の開発日記です。
開発日記
開発日記2022年7月12日分は、フィンランドとリューベックについて。
- フィンランドのミッションツリーは次のDLCに含まれ、「Emperor」のリューベックのミッションツリーはハンブルクとブレーメンに与えられ(適切な調整を施し、「Emperor」所有者が利用可能)、リューベックには新たなミッションツリーがベースゲームに付与される。
- ここで紹介する数値は最終的なものではなく、みなさんのフィードバックによって変更される可能性があることをご承知おきいただきたい。
フィンランド
- フィンランドは解放可能国家だが、私たちは適切で興味深いフィンランドのミッションツリーに対する要求を満たすことが適切であると考えた。15のミッションが用意されており、スカンディナヴィアの建国とバルト海沿岸の支配につながるような報酬を得られる。アイコンはプレースホルダーであり、最終的なものではない。
- 「Raise Our Army」短期間だが戦術的に重要なボーナスをもたらし、数で勝るスウェーデン軍とその同盟軍に打ち勝つ能力を与えてくれる。
- さらにHakkapeliitta Cavalryの固有のもの利用できるようになり、雇用にArmy Professionalismを支払う必要がない。
- 「Defend Independence」は同盟国を作り、安定性を高め、借金をしない必要がある。報酬としてサーガを書くことができ、ミッション完了時の統治者の業績に応じて変動する報酬を得る。報酬は安定度(統治)・同盟国の数(外交)・上昇させた開発度(軍事)による。それぞれ統治者に1~3の能力値(既に6に到達している場合は君主点)を付与し、統治者に関連した強力な補正とBaltic Trade Nodeに対する恒久的な請求権を得る。このミッションを完了すると、3つのミッションへの道が開かれる。
- まずストックホルムを征服すると名称が変わり、開発度が上昇し、値引きされた顧問を得る。
- 「Seize the Means」ではヨーロッパの主要な銅の供給源を奪う必要があり、相当量の資金と(統治者に空きスロットがあれば)「Industrious」の特性を得る。
- 「Expanding St. Olav’s Tower」ではその地域に興味深く強力なボーナスを得る。なんらかの理由で敵がそのプロヴィンスを占領した場合、この補正は失われる。
- 「Baltic Empire」では国名が変わり、「Mandate of Heaven」を持っていれば帝国ランクと上のような報酬を得る。
- ツリーの右側には農村部の開発や新都市建設に関するミッションがある。
- トゥルクはストックホルムとの往来を守る重要な都市だ。
- ヘルシンキの建設はレベル2のCenter of Tradeといくつかの建造物をこのプロヴィンスにもたらす。ShipyardとDockyardがある状態でミッションを完了した場合、代わりにそうした建造物の上位版を獲得する。
- 「Finetuning the Finances」では収入を増やし、レベル2の統治顧問を雇用し、収支をプラスに資、借款のない状態にする必要がある。
- 「Turku Academy」は国内初の大学であり、統治者に「Scholar」特性を付与し、さらなるInnovativenessをもたらす。
- ツリーの最後はヨーロッパに「White Death」を解き放つことで、強力な恒久的国家補正を獲得する。
- スカンディナヴィアを建国してそのミッションツリーを獲得することもできるが、フィンランドには他のスカンディナヴィア建国可能国家のようにスカンディナヴィアでの固有のツリーはない。
リューベック
- 上半分はハンザ同盟を拡大することに重点を置いているが、こうしたミッションの多くは征服ではなく外交で達成できる。このようにしたのは、プレイヤーに自由にアプローチの仕方を選んでもらうためだ。
- 征服ルートは陸軍を建設して請求権を獲得し、Visby・Mecklenburg・Rigaに関するミッションに接続する。
- 「Gateway to the East」ではリガを貿易同盟に入れて高い評価を得るか、同名のプロヴィンスを支配して一定の兵力を持つ必要がある。
- 「Restore Visby」はハンザ同盟の歴史的な拠点を回復することにつながる。
- ダンツィヒの港を獲得し、貿易商と協力し、ダンツィヒを開発することで、上のような恩恵を得る。
- 征服ルートの最後は正式な戦争長官を任命することだ。さまざまな軍事顧問によって異なる報酬を得る。
- ツリーの後半はリューベック自身とハンザという貿易国家の連合体の国内問題に関するものだ。リューベック旧市街と市場を拡大して数年間Trade EfficiencyやInstitution Spreadに関する強力な補正を獲得し、「Peace of Vordingborg」、イタリア式の簿記の模倣、「Financing the Guilds」につながる。
- ハンザ同盟全体の中枢であるHansehalleを拡張するミッションがなければ、ハンザ同盟でのプレイは完結しないだろう。
- 造船ギルドに資金を提供するとHanseatic Cogに関するフレーバーイベントが発生し、小型船コスト・水兵・海軍司令官のManeuverにボーナスを得る。「Organize Hanseatic Diets」では貿易同盟に平和をもたらし、潜在的な構成国や従属国との間に外交ルートを開設する必要がある。
- 「Impose Lübeck Law」では完了時にどの派閥が政権にあるかによって報酬が異なる。
- 「Tend to the Towns」では合計開発度を高めることで自国と貿易同盟の構成国にボーナスが付与される。
- 「Developing the Mineral Trade」は完了時の状況によって報酬が変わる。これは自国の港で貴金属を大量に輸入した場合の直接的で可能性の低い結果だ。
- このツリーのフレーバー部分の最後である「Queen of the Hansa」では貿易同盟の構成国がすべて従属国になり、30年間維持費の一部をまかなう外交関係補正が付与される。さらに、首都の開発度1に対して10点の君主点を獲得する。
- イベント「Crowning of a New Queen」では国名をハンザ同盟(The Hanseatic League)に変更し、新たなアイディアセットを得るか現在のアイディアを維持し、統治者は3つすべての能力が+1され、Mercantilismが3上昇する。
- 新たなハンザ同盟の国家アイディア。
階級のUI
- 階級のUIが見直された。このUIの元となったArtemis(注:Mod「UI a la Artemis」のことと思われる)に感謝申し上げる。
神権制の改革
- 神権制には既に多くの興味深く楽しい選択肢があったため、君主制や共和制のような新たな改革は多くないが、2つの神権制固有のTiersを追加している。
- Tier 2。Internal Mission・External Mission・Mission to Civilizeは変更なし、Mission on High Seaは必要な港がCapital PortからOwn Portに変更。
- Tier 3。
- Education of the Theocratを選択すると直ちにイベントが発生し、次の後継者にどのようなステータスボーナスを与えるかを選択できる。このイベントは新たな統治者を得たとき、後継者を選択する前に必ず発生するため、後継者はプレイヤーが選択したボーナスを得る。
- Papal State向けのKingdom of GodはTier 3のままだが、Papal InfluenceとEducation of the Theocratを利用できる神権制と同等にするためにいくらか強化を行った。
- Tier 5。Subservient BureaucratsとZealous Administratorsのみが変更された。
- Tier 6。Magister Militum DeiとEmbrace ConciliarismはPapal Stateのみ。
- Tier 8。新しいのはPursuit of Knowledgeのみで、他の改革は以前Tier2にあったものを移してきた。
- Tier 9。
- 「Is a Monastic Order」を持つ政府は既にゲームに含まれている4つの追加の改革を利用できるようになる。
- Tier 10。
- Tier 11。
- Tier 12。
来週はAIの変更と調整について。
コメント
特権の数増えるのかな?
emperorのアップデートでリューベックはミッションツリーあるのに同じハンザ都市のハンブルクとかが寂しい汎用ツリーのままだったのが悲しかったから、このアップデートは嬉しい