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「Victoria 3」開発日記#44――戦闘

Vic3 開発日記

「Victoria 3」開発日記#44が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は戦闘について。本体発売前の開発日記です。

前回:開発日記#43――アメリカ南北戦争


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開発日記

開発日記#44は、戦闘について。

  • 前線に関する開発日記をまだご覧になっていない方は、まずそちらを読んでそこで説明されている概念に慣れることをお勧めする。

この戦争が起こると誰が予想できただろうか?

  • まずは更新された前線画面から。これはまだ開発中のもので、すべての値は固定され、バランス取りされ、調整されているわけではないことに注意してほしい。例えば、現時点では戦闘での死者があるべき数値より多くなっている。
  • 戦闘を行うには一方の側に少なくとも1人の前進(Advance)命令を受けた将軍(General)がいなければならない。そうすると前進メーターがゆっくりと増加し、これがいっぱいになると新たな戦闘が発生する。これにかかる時間はさまざまな要素により増減する。
  • 戦闘が作り出されると、戦闘が始まる前に以下の一連の行動が展開される。これはすべてスクリプトで記述されており、Modで好きなように調整できる。
    • 攻撃側の主導する将軍を決定する。
    • 防御側の主導する将軍を決定する。
    • 戦闘が行われるプロヴィンスを前線に沿って決定する。
    • 攻撃側の参加できるユニット数を決定する。
    • 防御側の参加できるユニット数を決定する。
    • 攻撃側・防御側双方がユニットを選択する。
  • 前線には複数の将軍がいることがあるが、ひとつの戦闘では攻撃側・防御側それぞれで1名のみ選択される。選択された将軍は指揮下のユニットだけでなく、他の将軍や現地の守備隊(Garrisons)からユニットを借りてくることもできる。
  • さらに、HoI4の戦術(Combat Tactics)のように、攻撃側・防御側それぞれでユニットにボーナス(あるいはペナルティ)をもたらす戦闘条件(Battle Condition)をランダムで設定する。しかしHoI4とは異なり、戦闘条件は戦闘を通じて固定されている。例えば、工兵(Engineer)の特性を持つ将軍は防御的な補正をもたらす戦闘条件「塹壕(Dug In)」を選択する確率が高い。

  • 戦闘は複数のラウンドで行われ、一方が全滅するか撤退するまで継続する。ラウンドの流れはおおよそ以下のとおり。
    • 攻撃側・防御側双方は戦闘可能な兵力を決定する。
    • 双方は相手側に死傷者を出す。
    • 双方は負傷者の回復を試みる。
    • 双方は死傷者に応じて士気ダメージも受ける。
    • 一方が全滅するか撤退した場合、戦闘は終了する。
  • ユニットは2つの主な戦闘力を持つ。攻撃力(Offense)は攻撃時に、防御力(Defense)は防衛時に使用する。事前に計画し、予定している戦争に合わせて陸軍を特化させるのが賢明だ。もちろん戦闘に関連する追加の補正もたくさんある。

リエージュの要塞を打ち破れ!

  • 死傷者は双方の兵力と相対的な戦闘能力によって決まる。例えばより近代的な武器を装備した数で劣る部隊が数で勝る敵に勝利することはあり得る。
  • 一方の側で死傷者が出た場合、一部の例外を除いて死傷者はユニット全体にランダムに配分される。各ユニットは兵舎(barracks)内のPopに応じて多数派の文化を持っており、死傷者はユニットの文化におおよそ比例して割り当てられる。つまり、Frenchのユニット4、Flemishのユニット1が同じ側で戦っている場合、Frenchのユニットは死傷者の80%を割り当てられる。
  • 死傷したすべてのPopが死亡してしまうわけではない。一部は他のPopの扶養家族(Dependents)となることがある。長く死傷者の多い戦争の後、国家は多くの傷痍軍人を抱えることになり、人口の他の部分で彼らを支援する必要がある。これは長期的には経済に関する社会不安や財政負担の原因となり得る。
  • 士気ダメージは死傷者に比例して被り、ユニットが充分補給を受けていれば戦闘を行っていない間に時間経過でゆっくりと回復する。

統一への一歩。

  • 戦闘が終了すると、以下の2つのことが起こる。
    • 勝利がどれほど決定的なものであったか、ユニットの特徴、将軍などの要素に応じて、一定数のプロヴィンスが占領される(Captured)。これにより前線が変更され、勝者はそうしたプロヴィンスを奪還されるか戦闘が終結するまで占領する。
    • 防御側が勝利するとそれまで敵に奪われていた領土を奪還するだけだが、攻撃側が勝利すると敵の領土に進攻してより多くの領土を獲得する。
  • 戦闘が行われたステートには荒廃度(Devastation)ももたらされる。近代的な兵器による大規模で苛烈な戦闘は発生する荒廃度を増加させる。荒廃度はインフラと建造物のスループットを低下させ、死亡率を高め、移民を引き起こす。こうした影響は戦後も続き、回復にはかなりの時間がかかる。

来週は選挙について。

次回:開発日記#45――選挙

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コメント

  1. とにかく鬼ごっこのマイクロマネジメントから開放されるのはうれしい。

  2. 将軍と命令さえ割り当てれば戦闘してくれるから、戦争中でも内政をしっかり出来そうでいいね

    • 兵科ってあるのかな?
      空軍も入れてくれると嬉しい

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