「クフャトコフスキ支隊の軌跡」第7回は、最初の戦いの地・ポズナンでの遅滞戦。敵戦力比率105%に上昇の上、2倍になって襲いかかってくる厳しい戦いです。
アイキャッチ画像は、ポズナン軍を率いたタデウシュ・クチシェバ将軍。
2016/1/2 第8回へのリンクを追加。
第7戦 1939年9月 ポズナン
ウッチ軍を攻撃中のドイツ第10軍の後背を荒らし回り、さらにはその西隣のドイツ第8軍に対しても後背地の混乱を引き起こしたクフャトコフスキ支隊でしたが、ドイツ軍の情報からウッチ軍が崩壊し、工業都市ウッチが陥落したことを知ります。
クフャトコフスキ支隊はドイツ第8軍の支配地域から離脱し、ポズナン軍に合流。補給を受けてまもなく、今度はポズナン軍が第8軍に対して大規模攻勢に出るため、クフャトコフスキ支隊はそれまで前線で敵を遅滞せしめよとの命令を受けました。
手持ち戦力
- A0 支隊司令部――Kwiatkowski中佐
- B0 歩兵中隊司令部――Rajewski大尉
- B1 擲弾筒班――Boczek四等伍長
- C0 第1小隊第1分隊――Maslowski中尉
- C1 第1小隊第2分隊――Stefanski四等伍長
- C2 第1小隊第3分隊――Witkowski四等伍長
- D0 第2小隊第1分隊――Poploski中尉
- D1 第2小隊第2分隊――Levandoski四等伍長
- D2 第2小隊第3分隊――Dudak四等伍長
- E0 第3小隊第1分隊――Szymanski中尉
- E1 第3小隊第2分隊――Czarnecki四等伍長
- E2 第3小隊第3分隊――Drobny四等伍長
- F0 選抜射手――Sobierajski少尉
- G0 選抜射手――Jozwiak少尉
- H0 81mm迫撃砲班――Kubiak少尉
- I0 前進観測班――Kaczmarek中尉
- J0 7TP軽戦車――Sucharski少尉
- K0 7TP軽戦車――Pietrzak少尉
- L0 司令部付自動車――Kowalski少尉
- M0 対戦車砲小隊第1班――Pieczynski中尉
- M1 対戦車砲小隊第2班――Tokarz四等軍曹
- M2 対戦車砲小隊第3班――Kurczak四等軍曹
- N0 81mm迫撃砲班――Wodjowski少尉
コアユニットの変更、サポートユニットの追加はなし。
なお、前回の戦闘が「決定的勝利」となったため、今回は敵の戦力比率をこちらの105%に引き上げています。
作戦
基本的には川を基点に防衛線を構築。北の道の南側の開けたところには、対戦車砲を配置してキルゾーンにします(開始直後の敵の砲撃があるので、ちょっと手前に配置しています)。
北の湖のさらに北、画像に入っていない部分は農場になっているので、ここにも1個分隊を配置してあります。
南の道に配置されたVPには戦車と1個小隊を配置して、固く防衛。
全体として、敵の戦車をどれだけ食い止められるかが勝負になります。中央部は森の中に後退できますが、北部は戦力が希薄な割に後退して戦える地形ではないので、ちょっと心配です。
1~2ターン目
北の道では、早くも戦車4両を確認。接近してきた1量は撃破しましたが、さてどうなるか。
3~4ターン目
北の道で、橋を挟んでの銃砲撃戦が展開中。敵の3号戦車3両を撃破したところ。敵の戦車は確認できたものはあと1両。
南のほうは動きなし。不気味な静けさです。
5~6ターン目
北の道の橋周辺の戦いがまだ続いています。敵の4両目の戦車を撃破し、発見した戦車は全滅させた計算ですが、あとはどれだけの戦力がやって来るのか……。
一方、北の道以外のところではまったく敵の姿がありません。
7~8ターン目
中央部にもようやく敵歩兵を確認。しかしまだ全容が見えないので、散発的な攻撃なのか大部隊の攻撃なのかがわかりません。
北の橋を挟んだ戦いは熾烈さを増している状況。敵歩兵と戦車が密集しています。どうやらここが主力の模様。そして、そのさらに北にも敵歩兵の進出を確認。Czarnecki四等伍長率いる歩兵分隊の奮戦で撃退に成功しています。
一方で、南のVPには敵が確認できないのにもかかわらず、猛烈な敵の砲撃を浴びせられています。砲撃だけで撃退されてしまいそうな激しさです。
9~10ターン目
あいかわらず、北の橋周辺の戦いが焦点。歩兵戦力がほとんどなく、対戦車砲が頑張っていたところに敵歩兵が接近してきたので、かなりまずい状況でしたが、100mm榴弾砲の大火力と88mm迫撃砲の正確無比な砲撃が炸裂。巻き上がった砂ぼこりで射線が通らないため、一時的に戦闘は膠着状態になりました。
ただ、砲撃が命中したときに視認できない範囲で戦車に砲弾の破片が命中する音がしていたので、見えている以上に敵戦車が溜まっているようです。
中央部の戦闘はまだ散発的。中央部は支えきれると判断し、中央のVPの南側を守っていた中隊司令部と擲弾筒班を橋周辺の戦いに加入させるべく移動させます。
11~12ターン目
北の橋の戦いは砂ぼこりでほぼ完全に停滞。その北の森の戦いは、敵のラッキーパンチが決まって一時後退を余儀なくされます。
中央の防衛線の戦いは、少し前の砲撃が奏功してか、こちらに有利に展開していましたが、今度は逆にこちらが砲撃を受けて抑圧が急上昇。
しかしながら、防衛の要になっていた射撃の早い迫撃砲の1班がなんと弾切れ。そろそろ戦闘終了ではないかと思うのですが、まだでしょうか……。
13~14ターン目
北の橋の戦いは依然として膠着状態。
中央の川を挟んだ戦いは、敵の狙撃兵によって大損害が出ますが、なんとか敵狙撃兵を射殺して防衛線を立て直します。
15~16ターン目
北の橋の戦いはあいかわらず砲撃のおかげで膠着状態。中央は敵歩兵を撃退することに成功。
戦車と歩兵小隊を配備した南のVPは、まったくの無風。敵が来ないのは意外でした。
17~18ターン目
中央の防衛線は敵の砲撃を受けて崩壊。北の対戦車砲と選抜射手がかろうじて支えている状況。しかし敵の圧力もそこまでではないので、問題なし。
戦いはもうかなり膠着しているのですが、いまだに続いています。過去最長の戦闘です。長い。
19~20ターン目
中央部の歩兵小隊が踏みとどまれず、崩壊が続いています。その補填のため、南のVPの戦車を移動。
北の橋周辺の戦いは、橋の南側に歩兵が進出を始めますが、幸い撃退に成功しています。
そして長い!
戦闘終了
21ターンで戦闘終了。終わってみれば「決定的勝利」のスコア差。今回はセーブ&リロードは数回のみなので、私としても意外でした。
そして損害が思ったより少なく感じます。後半はほとんど膠着状態でしたし、中央部の防衛線が崩壊したと言っても、被害が出たわけではなくて抑圧の上昇によって退却を始めたということだったので、体感より被害が少ないのでしょう。
また、今後の教訓としては、砲兵用や対戦車砲用に弾薬運搬車を買うことです。迫撃砲は榴弾砲と比べて連射が効くので、その分早く弾薬を使い切ってしまいます。また、対戦車砲も軟目標用のHE弾は装弾数が少ないので、後半は小銃射撃で戦うのみで役立たずでした。
というわけで、遅滞戦なのに終わってみれば決定的勝利という意外な結果。これで次回は敵戦力比率110%に引き上げ。普通に戦ってもキツそうですが……。
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