「クフャトコフスキ支隊の軌跡」第4回は、再びウッチでの戦い。今回は倍の戦力の敵を食い止める遅滞戦です。
2015/8/13 第5回へのリンクを追加。
第4戦 1939年9月 ポーランド
ドイツ軍が占領していた街を奪回し、クラクフ戦区との連絡を確保してまもなく、クフャトコフスキ中佐は上級司令部からドイツ第10軍の攻勢が始まったとの連絡を受けます。
そして、第10軍がウッチ・クラクフ両軍を分断しようと動いており、ウッチ・クラクフ両軍はこの間隙を固めるべく防衛線の構築を始めたこと、その時間稼ぎのために前線で遅滞戦闘を展開することも告げられ、クフャトコフスキ支隊はこの遅滞戦闘に急いで加入するよう命令が下りました。
クフャトコフスキ支隊は補給もないまま前線に展開し、迫り来る敵部隊の進撃を食い止めるべく、小さな集落に防御陣地を構築。設立以来最大の危機が、クフャトコフスキ支隊に降りかかろうとしていました。
手持ち戦力
- A0 支隊司令部――Kwiatkowski中佐
- B0 歩兵中隊司令部――Rajewski大尉
- B1 擲弾筒班――Boczek四等伍長
- C0 第1小隊第1分隊――Maslowski中尉
- C1 第1小隊第2分隊――Stefanski四等伍長
- C2 第1小隊第3分隊――Witkowski四等伍長
- D0 第2小隊第1分隊――Poploski中尉
- D1 第2小隊第2分隊――Levandoski四等伍長
- D2 第2小隊第3分隊――Dudak四等伍長
- E0 第3小隊第1分隊――Szymanski中尉
- E1 第3小隊第2分隊――Czarnecki四等伍長
- E2 第3小隊第3分隊――Drobny四等伍長
- F0 選抜射手――Sobierajski少尉
- G0 選抜射手――Jozwiak少尉
- H0 81mm迫撃砲班――Kubiak少尉
- I0 前進観測班――Kaczmarek中尉
- J0 7TP軽戦車――Sucharski少尉
- K0 7TP軽戦車――Pietrzak少尉
- L0 司令部付自動車――Kowalski少尉
- M0 対戦車砲小隊第1班――Pieczynski中尉
- M1 対戦車砲小隊第2班――Tokarz四等軍曹
- M2 対戦車砲小隊第3班――Kurczak四等軍曹
- N0 81mm迫撃砲班――Wodjowski四等軍曹
前回から引き続いての戦闘のため、戦力の変更はなし。前回の市街戦で歩兵分隊がてひどくやられたので、その補充がないまま戦うことになるのはかなり心配です。
サポートユニットは、100mm榴弾砲2個中隊を購入。優勢な敵を食い止めるには、砲弾を浴びせ続けるしかありません。
また、第1小隊第2分隊、第2小隊第2分隊、第3小隊第1分隊、7TP軽戦車(Sucharski少尉搭乗)の4ユニットがベテランユニットに昇格。
作戦
基本的には川を防衛線とします。北の道路は戦車が防衛。中央の森は歩兵が川沿いに展開。川沿いに林がないところには、対戦車砲を配置して不完全ながら十字砲火を形成しておきます。
さらに上の画像では見えませんが、両翼端(北端と南端)に選抜射手を配置して迂回攻撃を警戒します。
敵の戦力比率を90%に増やし、また遅滞戦なので、敵戦力はこちらの180%となっているはずですが、どういった構成で来るのかはわからないので、けっこう不安です。
1~2ターン目
川沿いに防衛線を構築する前に、早くも対戦車砲の前面に敵軍が襲来。対戦車砲が敵のトラックを2両撃破し、3号戦車2両を牽制して煙幕を張らせます。
また、道の南側が主戦場になると踏んでいましたが、北側に敵歩兵が出現。ここには選抜射手ひとりしかいないので、戦車を応援に向かわせます。
3~4ターン目
南側の対戦車砲正面の敵戦車はさらに3両撃破。ここは問題ありません。
しかし、北の道路は危機的状況。戦車3両と歩兵に殺到されています。幸い、こちらの戦車の待ち伏せ攻撃で敵戦車2両を擱座させ、1両を撃破。敵歩兵は撃退することに成功しました。が、これ以上圧力をかけられるとマズそうです。
さらに、湖の南側にも敵歩兵を確認。防御位置に付く前に接敵してしまい、川を渡られそうな状況。ここはかなりマズいです。
5~6ターン目
南側の戦車は対戦車砲で防衛できていますが、中央部は歩兵こそ追い返したものの、かなり苦戦を強いられている状況。戦車については対戦車砲の射線が通らないので、歩兵による強襲しかありません。
北側も戦車の進軍は止められましたが、敵歩兵による浸透が進んでいます。歩兵戦力がないと対応が難しいですが、戦力を南から引きぬくこともできず……。
7~8ターン目
北の道路周辺は戦車2両で支えている状態。砲撃を集中させて援護していますが、戦況は厳しいと言わざるを得ません。
南の対戦車砲の正面は歩兵しか出てこなくなり、戦車はやっと枯れた模様。しかし、今度は敵の航空機の対地攻撃や砲撃の的になっていて、安心はできません。
一番厳しいのは中央部。砲兵の援護射撃で敵をなるべく追い払いたいところですが、かなり味方と交戦距離が近いため、あまり砲撃目標を近づけることもできないという痛しかゆしな状況です。
戦闘終了
9ターン目の終わりで戦闘終了。敵の砲撃で対戦車砲をやられてしまった(要員が砲を捨てて退却)ため、けっこうヤバそうだと思っていたところで助かった感じ。
そうは言いつつも「決定的勝利」となるスコア差で勝ってますが、もちろんセーブ&リロードを大量に使いました……。が、「決定的勝利」には違いないので、次回はまた敵の戦力比率が上がります……。
今回は対戦車砲小隊が大活躍でした。移動も遅いですし、今回の戦闘で外そうと思っていたのですが、これだけ強烈な戦果を挙げられるとは嬉しい誤算。
というわけで第4戦目でしたが、今回の反省点は単純。「セーブ&リロード使いすぎ」です。セーブ&リロードにもなんらかの基準が必要かもしれません。このままだとゲームが楽しめなくなってしまいます……。
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