「Hearts of Iron IV」開発日記2018年12月12日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は潜水艦と通商破壊について。
概要
開発日記2018年12月12日は、潜水艦と通商破壊について。今回はHoI4開発チームに新たに加わったゲームデザイナーの方によるものです。
- HoI4のこれまでのバージョンでは、潜水艦は充分に役割を果たしてこなかった。私達はこれを変え、建造するに値するものにしようとしてきた。私は現在ドイツでプレイすることでこの変更をテストしているところだ。
- 私の計画は中部大西洋からヴェルデ岬海盆にかけて潜水艦の壁を作ることだ。これによってアメリカや植民地からイギリスへの資源輸送を妨げることができるはずだ。この資源欠乏の最大の効果はイギリスを燃料不足に追い込み、海軍と空軍を弱体化できることだ。
- 以前の開発日記で索敵についてご紹介したが、潜水艦ではこの機能は少し異なる。戦闘以外での敵潜水艦の捕捉は確率を基礎とする。これが発生する確率は索敵側が目標をどれだけ素早く捕捉できるかに基づく。しかし、索敵において潜水艦の任務部隊が発見され得ないだけの充分大きなアドバンテージを持っている可能性はある。その一方で、潜水艦が敵の任務部隊によってマップ上で通常は探知され得ない場合でさえ、通商護衛艦はひとたび戦闘が始まれば潜水艦と交戦できる。
- このシステムにより、潜水艦の隠密性と潜水艦探知能力の間で技術競争が生じ、ゲーム序盤では潜水艦が優位に立っている。これまで潜水艦はどれだけうまく隠れるかにかかわらず、最終的には捕捉されて撃沈されてしまっていたが、もはや撃沈が避けられないものではなくなった。
- 戦争前に、私は「Uボートに対する努力(U-boat Effort)」までドイツの国家方針をを進めた。これは研究がブーストされ、造船所が増えるのみならず、「巡洋潜水艦(Cruiser Submarine)」を利用できるようになる。これは航続距離が強化され、航空機カタパルト(catapult planes)のような固有のモジュールを持ち、シュノーケル(snorkel)を装備できる、2.5番目の潜水艦技術というところだ。
- 私の計画にはイギリス海峡に機雷を敷設することも含まれた。私はこれを機雷と航空機カタパルトを搭載した巡洋潜水艦で実施した。航空機カタパルトは潜水艦の水上探知能力を強化し、少なくとも戦争の最初の数年は敵の探知やこちらが探知されないようにするのに役立つ。
- 戦争が始まるまでには貿易阻止ドクトリンの多くを完了していた。これにより、船団護衛ドクトリンをまだ開発していない国家に対しては大きな探知上のアドバンテージを獲得できた。
- 海軍ドクトリンについては、新たな戦闘システムやバランスなどを考慮して全体が変更されている。特に、貿易阻止ドクトリンはこれまでよりも魅力的になっている。潜水艦の生存性を高め、水上探知能力にさらなる強みを持つようになった。主力艦も防御がいくらか強化される。
- 魚雷発見確率(Torpedo reveal chance)は潜水艦にとって新しいものだ。潜水艦が戦闘中の場合、攻撃によって必ず潜水艦が発見されるというわけではなくなった。基本値として、潜水艦が魚雷を発射した際に探知される可能性は50%となっている。これはドクトリンや提督の特性によって改善され得る。これによって、護衛された船団の待ち伏せがより安全になり、あまりにも多くの駆逐艦がいるときでも撤退しやすくなる。
- ヴィシー・フランスができた後、1940年初頭でもヴェルデ岬海盆と中部大西洋は完全に支配できていた。この時点で最大20の造船所が機雷敷設用潜水艦と襲撃用潜水艦を建造していた。イギリスが船団護衛艦を出すようになっても、私の最新の潜水艦は戦果を挙げて退却できていた。
- 私たちは船団襲撃によって戦争協力度が低下するという新たな効果を加えた。1940年中頃にはカナダは輸送船が払底するまで襲撃され、カナダの戦争協力度はもはや戦争経済を維持できないところまで低下していた。この効果によって船団襲撃が促進され、襲撃されている海域を通過する無思慮な輸送が抑止される。
- 41年初頭にイギリスの輸送船と燃料輸送は息の根を止められ、イギリスは海軍を活動させられなくなり、上陸作戦への道が開かれた。41年中頃にはイギリスに上陸し、同時に対ソ戦の準備を始めた。
質疑応答
Q1:海軍経験値で研究をスピードアップできるの?
A1:研究をスピードアップできるし、先行研究ペナルティを小さくして幅広く研究できるようになる。
Q2:潜水艦に航空機を搭載できるということは伊400みたいなのも作れるの?
A2:そんな感じだが、攻撃用の航空機は搭載できず、潜水艦の索敵能力を強化する偵察を行うだけだ。
2018/12/20追記:開発日記2018年12月19日分は年末の挨拶となっています。当サイトでは記事にしませんので気になる方は直接フォーラムでご覧ください。1番人気の総合Modは「Road to 56」だったこと、夏に月間アクティブユーザー数の最大値を更新した(54万人)ことなどが述べられています。Man the Gunsのリリース時期や来年の計画については言及はありません。
コメント
CK、EU4、StellarisはDLCとアプデがきたな
hoi4チームは何か言うことがあるんじゃないのか・・・
EU4とStellarisのDLCは早く出たのは良いが練りこみ不足で評判悪いだろ
潜水艦は戦略爆撃の海版といった香り付けなのかな。日本の資源不足が更に進みそう
やりたいことはわかるんだけど海戦細かくしてもめんどくさいだけのような、、、
早くプレイしたいが変更点も莫大だし、しっかり練り込んで欲しい。
海域の潜水艦が芋づる式で発見されない単独作戦にして爆撃機から対潜哨戒機と
海防艦のシステムで輸送艦隊の対潜能力をアップグレードする方式とかでないと
ただのスパム合戦にまたなりそう
海戦強化で培ったシステムを陸にも適用できそう
まぁ何れにせよより複雑になるが
忘れてたけど今回で燃料も追加されるんだよね.島国は石油守るために石油使わなきゃならんの辛すぎるでしょ
実際日本強すぎだったしいいんじゃね