「Hearts of Iron IV」開発日記2018年10月10日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は海域特性について。
概要
開発日記2018年10月10日は、海域特性について。
- 私たちは自国周辺の海域での戦いをより重要なものとし、アドバンテージが得られるものにしたいと思った。HoI4の海はこれまで「海」か「敵の陸上機の行動範囲内の海」のどちらかで、違いはほとんどなかった。これが変わろうとしている!
- このために、私たちは海にいくらか特性(terrain)を追加した。これはなにがそこでもっとも活躍する艦船かということや、機雷がどのように機能するかなどに影響を与える。全体として、海域は4つのタイプに分かれる。
- (上の画像上段)通常海域(Regular Ocean)は特別な効果がなく、陸における平原に似ている。
- (上の画像下段)フィヨルドと群島(Fjords & Archipelagos)は大型艦に非常に大きなペナルティがつくが、隠れるのも容易になる(数値はすべて開発中のもの)。
- (上の画像上段)外洋(Deep Oceans)には小型艦は適さない。深さや広大さのため、機雷を配置するのにも適した場所とは言えない。潜水艦は容易に隠れることができるため、この海域を好む。
- (上の画像下段)浅海(Shallow seas)は機動が少し難しく、潜水艦に適した場所とは言えない。
- いくつかの補正も存在する。
- (上の画像上段)北極海(Arctic Water)は作戦には適さない海域で、艦船は徐々に破壊され、事故の可能性もある。また、どのような原因であれ、艦船が沈没すると死傷者が増える。この補正は陸における極寒と同じように機能し、時期や気温による。
- (上の画像下段)世界のいくつかの海域には非常に多くのサメがおり、船が沈没した後、サメによって多くの死傷者が出たという話は多い。USSインディアナポリスはその中でも有名な例で、サメも含めてさまざま要因により、全乗組員の75%が死亡した。
- こうした海域における戦闘能力には、提督の特性も影響する。以前ご紹介したように、提督は海域特性に合わせた特性を獲得できる。
- 寒冷海域の専門家(Cold Water Expert):北極海の影響を低減させる。
- 沿岸の戦士(Inshore Fighter):フィヨルドと群島における行動時に戦闘・速度ボーナスをもたらす。
- 外洋の専門家(Blue Water Expert):外洋における行動時に戦闘・速度ボーナスをもたらす。
- 沿海の専門家(Green Water Expert):浅海における行動時に戦闘・速度ボーナスをもたらす。
- 私たちはさらにいくつかのマップモードを追加したが、まだ未完成のため、すべてをお見せするにはもう少し待ってもらうことになる。ここでは地形マップモードで世界の海域特性をより見やすくしたのをご紹介する。
- オランダ領東インド周辺の海域がわかるようになっている(このマップモードの陸地の色はまだ調整する予定だ)。もっとも明るい色が群島、青いのが浅海と通常海域、暗いエリアが外洋だ。
- 大西洋とヨーロッパはこのとおり。大西洋の外洋部分とスカンディナヴィア半島周辺のフィヨルドに注目してほしい。
質疑応答
Q1:これはModで改造できる?
A1:補正に関しては100%ではないが、それ以外についてはできる。
Q2:海域特性を複数組み合わせることはできる? 例えば浅海のフィヨルドとか北極圏の外洋とか。
A2:補正と地形を組み合わせることはできるが、浅海のフィヨルドを作るには新たなタイプを設ける必要がある(Modで簡単にできる)。
Q3:海域の大きさや形の見直しはあるの?
A3:いくつか新たな海域(エーゲ海や紅海などが思い浮かぶ)を追加したが、リリースまでに海域についてもうひとつやることがある。(?)
来週は海軍に関する変更のより中核的な部分について。
コメント
ソ連にとってより不凍港が重要になるのかな?
海軍の問題は海戦がプレイヤーの介入の余地のないつまらないところだと思うんだけどなあ
海戦は問題もあるけどドキドキしながら眺める行為が楽しいわ
早くウルフパックで大戦果出したいよう…
海戦は陸や空より史実は小説より奇でこういうドイツを軸にしたゲームデザインだと再現するのは難しくなるわなぁ。かといって玄人向けにしてもそれはそれで扱い切れないプレイヤー続出で海軍きらいが増えてしまうし…
少なくともこれまでの単調だった海軍の仕様をあでやかにしてるのだからパラドックスも線引きを慎重に判断してるんだと思う