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「Crusader Kings III」開発日記#184――シルクロード

CK3 開発日記

「Crusader Kings III」開発日記#184が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はシルクロードについて。「All Under Heaven」リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#181――自然災害

開発日記#182はBlack Forge Jamというパラド社内のCK3ゲームジャムについて、開発日記#183はアートとチェンジログについてですが、記事にして紹介していません。


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開発日記

開発日記#184は、シルクロードについて。

シルクロード

  • シルクロード機能の目的は東西の思想交流と相互関連性の表現にあり、商業的な要素もテーマとして含まれているが、貿易システムではない。「All Under Heaven」ではシルクロードの状況を中国・中央アジア・チベット・トランスカスピア・インド・西洋の6地域に分ける。各地域にはそれぞれ「局面」が存在し、地域の中心拠点として機能する「ハブ」と、活発に活動するシルクロードの革新がひとつずつある。

局面

  • シルクロードの状況は各地域で「豊穣の極み」「安定した交易」「苦難」の3つの局面間で変動する。大草原の状況と同じく、シルクロードの状況は各地域ごとに表示され、局面によって各地域のすべての参加者と伯爵領に適用される効果が決まる。

  • 局面の変化は他の状況と同様に、特定の行動やイベントがカタリストとして機能し、状況を新たな局面に変化させることがある。シルクロード固有の特徴として、カタリストは各地域ごとに適用される。

  • カタリストは地域的なものもあれば広範囲に及ぶものもある。シルクロードは一般的に西方向へ流れるため、上流地域(特に中国)での出来事は下流地域にも影響を及ぼす。Dynastic Cycleはシルクロード周辺の繁栄に関する重要な要素だ。安定していればすべての地域が豊穣の極みに向かう。こうした理由から、シルクロード画面下部には常にCycleの状況が表示される。
  • ゲーム内のシルクロードは状況マップモードにおいて赤い矢印で表示されている。このルート上で襲撃などの敵対行為が発生すると、影響を受ける地域の繁栄度が低下する。このマップモードではその地域で有効になっている革新と次への進捗度も確認できる。

シルクロードの革新

  • シルクロードの革新は中国で独自の技術を表現するもので、シルクロードを通じて他の文化圏へと伝播していく。シルクロードの6地域のうち、一度に有効化される革新は、中国、チベットと中央アジア、インドとトランスカスピア、ヨーロッパでそれぞれ1つずつ、計4つだけだ。だ。12年ごとに、各地域は現在有効になっている革新を1段階下流の地域に伝える。その後、中国は有効な革新プールからランダムに新たな革新を有効化させる。漢文化がより高度なシルクロードの革新をアンロックすると、そうしたものは中国が選択可能なプールに追加されていく。
  • 文化は以下のいずれかの方法でこの革新を獲得する。
    • Chinese Heritageを持つ。
    • その文化の領主がハブを持っており、その革新がその地域で有効化されている。
    • Sinophilic Traditionを持つ。
    • ディシジョン「シルクロードの市場を訪問」でハブを訪れる。
  • 中国文化とSinophilicの文化はシルクロードに直接関与しなくても、常に漢文化が保有するシルクロードの革新を利用できる。

ハブ建造物

  • 各地域には固定された特定の場所に唯一の特別なハブ建造物があり、地域の主要な交易拠点を表現する。ハブは収入源となるほか、局面に応じて地域に恩恵もたらし、アップグレードすることで保有者にさらなる利益をもたらす。ハブの建設やアップグレードは地域を繁栄に導くカタリストとなる。

  • ハブはその保有者の文化の革新の源泉となるほか、ディシジョン「シルクロードの市場を訪問」の目的地にもなる。

  • このディシジョンは10年ごとに行うことができ、シルクロードの革新が有効化されているハブを訪問できる。学習と管理のスキルの判定に成功すれば、その革新を持ち帰って自文化が研究可能な革新の候補リストに追加できる。旅の途中で経済的な機会を得ることもある。

革新の見直し

  • 以前のパネルには状態表示が曖昧で、現在の文化のFascinationが把握しにくく、既に知られている革新が一目でわからなかった。

  • 「All Under Heaven」ではこれを改善し、Fascination、自文化の有効な伝播の目標と残り期間、次に予測される伝播、それぞれの革新の状態を明確に区別できるステータスラベルの4つの情報が一目で確認できるようにした。特に大きな変更点として、革新ごとに関連スキルが設定された。例えば外交スキルが高い場合、外交スキルに関連する革新は、Fascinationの対象としていればより早く発見できる。また、Exposureは伝播に名称変更し、パネル上部のFascinationの隣に配置することで、残り期間とともにより目立つようにした。また、現在の時代以外の時代に属する革新を発見できるようにもした。ただし、文化がその革新の属する時代に到達するまで進捗は非常に遅くなる。

  • 文化が到達していない時代の場合、パネル上ではその時代へのゲートが明示され、選択した時代の革新はFascinationとして長い推定所要期間が表示される。進捗度のツールチップは月間の進捗度増加量を要素ごとに分解して表示する。

  • 例として新たな火薬ユニットをアンロックするまでを見ていこう。まずディシジョン「シルクロードの市場を訪問」で移動する。数年の旅路は火薬を手に入れるための小さな代償だ。目的地に着いたら学習と管理能力のチェックをクリアしなければならない。

  • 判定に成功し、自文化の革新プールに革新「火薬」が追加された。これでこの革新をFascinationとして選択できるようになり、これを完成させれば火薬ユニットを作れるようになる。

2025年10月3日追記開発日記#185は中国・日本・アンコール朝でのプレイ記録となっています。記事にして紹介はしませんので、気になる方は直接フォーラムをご覧ください。

2025年10月8日追記開発日記#186はアートに関する内容となっています。記事にして紹介はしませんので、気になる方は直接フォーラムをご覧ください。

2025年10月16日追記開発日記#187はパフォーマンスに関する内容となっています。記事にして紹介はしませんので、気になる方は直接フォーラムをご覧ください。これまでと比べてゲームが大きくなり、ゲーム序盤はやや遅い一方、開始から150~250年ほどの時期では同じかやや速度が向上するくらいになっているとのこと。また、最低動作環境をIntel i5-750またはAMD FX-4300、メモリ8GBに変更したとのこと。

2025年10月23日追記開発日記#188はアート・音楽・Mod制作・実績に関する内容となっています。記事にして紹介はしませんので、気になる方は直接フォーラムをご覧ください。

次回:開発日記#189――リリース後のサポート

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コメント

  1. 船で移動するのも許されるのかね

    • 船でもいいんじゃないの?
      スクショでもヴェネツィア→アンティオキア、ペルシャ湾→インドは船っぽいし。

  2. 結構細かく作られててすごいな

  3. 今回は中国側でプレイしたいから中国側がシルクロードからどんな利益を受けられるかが知りたいなあ。歴史的にもゲーム的にも。
    来年以降の商人テコ入れへの準備という面もあるのかな?

  4. というか文化の伝播とかもっと活発になりそうだな

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