「Victoria 3」新DLC「Pivot of Empire」発売!

「Victoria 3」開発日記#115――帝国の墓場

Vic3 開発日記

「Victoria 3」開発日記#115が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はその他のコンテンツと承認の獲得について。1.7リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#114――グレートゲーム


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開発日記

開発日記#115は、その他のコンテンツと承認の獲得について。

  • 混乱を避けるために述べておくが、今回と前回の開発日記で紹介する物語コンテンツは目標「グレートゲーム」に限られるものではない。目標「グレートゲーム」はポイントをもたらすための副次目標を提供し、より集中した体験のためにこのコンテンツと連動するスコアの表示を行うものであり、こうしたコンテンツを体験するのに必須のものではない。この開発日記内のすべてのコンテンツはサンドボックスモードでもどの目標のプレイでも利用可能だ。

アフガニスタン

  • すべてのアフガニスタンの国家はジャーナル記事「Afghan Reunification」が有効な状態でスタートする。小規模なハン国もこれを利用できるため、Uzbek Khanのもとにアフガニスタンを建国することもできる。

  • このジャーナル記事ではアフガニスタンになり得るすべての国家がロシアかイギリスにアフガニスタン再統一のための軍事的・外交的支援を要請できる。関連する列強がその要請を承認した場合、外交戦においてその列強はその国家を支持しやすくなり、その国家は恩義と引き換えに軍事ボーナスを得る。

  • アフガニスタンが統一されると、悪名と引き換えにPashtunやTajikのhomelandsに対する請求権を求めるか、拡張をやめるかを選ぶ。
  • アフガニスタン統一のコンテンツは「Sphere of Influence」と同時リリースのアップデートで利用できるようになる。

ペルシャ

  • 「Sphere of Influence」ではペルシャの拡張主義的野望をジャーナル記事「the Eastern Frontier」で表現し、拡張主義の実現に必要なツールをもたらし、ロシアやイギリスに接近するボタンや、特定の条件で中央アジアの残りの請求権を獲得するボタンがある。

  • ペルシャがHeratを占領すればイギリスは警告を受け、ペルシャにこの地域から撤退するよう要求する機会を得る。イギリスが要求してペルシャが譲歩すればペルシャの拡張主義は屈辱を味わい、ペルシャが譲歩を拒否すればイギリスはペルシャにより敵対的になり、その後大きな障害になる。

  • ペルシャはTurkmeniaやUzbekistanの大規模な奴隷市場に行き当たり、奴隷を解放するかどうかという選択に直面する。

  • さらに、トゥルイ・ハンによって破壊されるまで世界でも特に大きな都市だったMervを復興する機会もある。

  • ペルシャはこのジャーナル記事を完了すると大国となり、ロシアとイギリスを中央アジアから追い出してグレートゲームを終わらせることができるかもしれない。
  • 上記のペルシャのコンテンツは「Sphere of Influence」の所有者が利用できる。

朝鮮

  • この時期に朝鮮が世界から孤立していたことを表現するため、朝鮮は孤立主義の法律がある状態でゲームを開始する。これが別の貿易法に変わり、混乱が生じ、外国の影響が朝鮮で感じられるようになると、ジャーナル記事「The Donghak Movement」が追加される。これが有効な間はRural Folkが関与する革命が大幅に強化される。

  • 農民反乱の脅威を取り除くには、急進派を管理可能なレベルまで減らすか、要求を完了するかの2つの方法がある。「the Donghak movement」が有効な間、彼らは政府に請願し、朝鮮の鎖国を復活させ、宗教的寛容を認め、両班の力を弱めるよう要求する。請願を受け入れればRural Folkは喜び、革命の脅威は低下するが、決められた時間内にその要求を満たせなければ状況は悪化する。

  • 運動が革命的になればジャーナル記事は失敗し、運動の急進性と革命の進捗を大幅に高める。

  • 朝鮮が中国の従属国であるときに内戦になると中国は政府を擁護するだろうが、近代化された日本も介入するかもしれないし、朝鮮政府の忠誠心も予断を許さない。

  • 朝鮮には李氏朝鮮の君主制に関するイベントも追加され、高宗や明成皇后といったキャラクターも登場する。
  • 上記の朝鮮のコンテンツは「Sphere of Influence」の所有者が利用できる。

The Caucasus

  • 「Sphere of Influence」では、the Caucasian Warでロシアと戦ったCircassiaとthe Caucasian Imamateがこの戦争における彼らの役割を表現するジャーナル記事を得る。CircassiaではロシアをKubanから追い出し、Circassian議会が主張する国境を完成させることでこのジャーナル記事が完了する。

  • Circassiaとロシアの間で休戦協定が失効するか、ロシアがジャーナル記事「Caucasian War」で戦争をエスカレートさせると、Circassiaでは1861年の史実のParliament of Independenceを表現するイベントが発生する。このイベントではロシアの侵攻に備えて軍を近代化するか、外国に承認と支援を求めるかを選ぶ。

  • Caucasusに関心を持つ外国はロシアとの戦争が終結した時点でCircassiaを承認することについての選択肢を得て、防衛戦争において同国を支持する傾向が強まる。

  • The Caucasian Imamateは独立に関するジャーナル記事が追加される。これによってこのImamateは士気と領有ステートの防衛に恩恵のある補正を得る。

  • Circassiaの指導者が死亡した場合、Imamateはこのジャーナル記事から指導者をCircassiaに派遣し、同盟締結を促すことができる。

3つ目の選択肢は技術「Nationalism」、4つ目の選択肢は「Pan-Nationalism」でアンロックされる。

第一の選択肢の結果。

  • North Caucasusからロシアの影響力を排除すれば、ロシアは急進主義の嵐の中で支配を維持しようとするか、この地域から撤退するかを選ばされることになる。ロシアがアンロックした技術に応じて、Caucasusの崩壊は古い王国の復活、近代的な国民国家の出現、Transcaucasiaの建国などの形態をとる。
  • Caucasian ImamateとCircassiaのコンテンツは「Sphere of Influence」の所有者が利用できる。

承認の獲得

  • ジャーナル記事「承認の獲得」は未承認大国が承認国の地位を目指せるようにするもので、既存の戦争目標「承認の強要」を置き換える。戦争で列強に勝つことは対等な国とみなされるための唯一の方法ではなくなった。

  • 承認に貢献するものとして、戦争で列強や大国に勝利すること、一人当たりGDP・生活水準・識字率などの統計値が高いこと、選挙権を制定すること、列強に対して外交行動「Request Embassy」を行うことが挙げられる。

  • 外交行動「Request Embassy」はこのジャーナル記事固有のもので、列強に大使館の設置を要請できる。列強が受け入れるごとに承認ステータスが10%進捗する。

  • 重要な経済指標が低い、戦争で敗北した、ビジネスパートナーとして信頼できない国家であることを示す後進的な法律があるなどの状況は承認を妨げる。
  • 承認の獲得はアップデート1.7に含まれる。

来週は「Sphere of Influence」のアートについて。

2024年5月10日追記開発日記#116は予告どおりアートについての内容となっています。当サイトでは記事にしませんので、気になる方は直接フォーラムをご覧ください。来週はUXの改善について。

次回:開発日記#117――「Sphere of Influence」のUX

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コメント

  1. 承認のやり方が変わるとずいぶんプレイ感が変わりそうで楽しみ

    • 序盤中盤の資源がしんどい小国には経済関係のボーナスも欲しいねぇ

  2. 近代化した日本()

  3. 今度こそ日本AIは明治維新を達成できるのか

  4. 承認要求が戦争依存じゃ無くなるのはいいね
    史実でも本邦が不平等条約改正に戦争以外の事もしてたし史実に近づく

  5. 法を近代化し、国力を高めることで承認を得るというのはすごくいいね、楽しみだ

  6. ジャーナルシステムも将来的には改良していかないかな

  7. 今回のセールは今までで最大の値下げになるのかな?
    次のDLCに期待して買っておくべきかまだ様子見か微妙なとこよね

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