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「Victoria 3」開発日記#108――「Sphere of Influence」と1.7の概要

Vic3 開発日記

「Victoria 3」開発日記#108が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は「Sphere of Influence」と1.7の概要について。1.7リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#107――1.6リリース後のアップデート


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開発日記

開発日記#108は、「Sphere of Influence」と1.7の概要について。

Power Blocs(「Sphere of Influence」)

  • Power Blocsとは上位の国家によって形成される多国籍連合であり、そのIdentityPrinciplesに基づいてさまざまな形態をとる。Power BlocsのIdentityは形成時に設定され、Principlesは時間経過で追加したり削除したりできる。Power Blocsは名称の選択、エンブレムのカスタマイズ、Blocsの栄光と影響力を反映したcustom statuesの作成などが行える。Power Blocは列強1国とその影響下にある国々かもしれないし、複数の列強/大国間の多国間軍事同盟かもしれないし、多数の国家が単一市場を形成する経済協力関係かもしれない。
  • Power BlocsはBlocsに含まれない(他のPower Blocsにも含まれないことを意味する)国家に対してLeverageを持ち、これを利用して相手国をそのBlocsに招くことができる。Power Blocの構成国になると利益と義務があり、Blocの指導国から国内政治に干渉されるリスクがある。

利益集団のロビー活動(「Sphere of Influence」)

Diplomatic Catalysts以外にも、社会民主党が共産主義に反対していることを証明する必要性を感じたように、特定のイベントの結果形成されることもある。

  • 「Sphere of Influence」では利益集団が特定の外交政策を目的とするロビー活動に参加し得る。こうしたロビー活動は新システムであるDiplomatic Catalystsの結果として組織される。イギリスに友好的なロビー活動はイギリスとの同盟の後に結成されるかもしれない。オーストリアに敵対的なロビー活動はオーストリアに戦争で敗れた後に結成されるかもしれない。こうしたことはCatalystが発生した時点のさまざまな外交的・政治的状況に依存する。
  • ロビー活動は外国の利益を促進したりそれに対抗しようとしたりし、プレイヤーの目標が彼らの目標と一致しているかどうかで外交努力を助けたり妨げたりする。特定の外国に友好的なロビー活動は彼らなしでは不可能な外交協定締結をより円滑にするが、敵対的な行動に反対し、その勢力に対するあらゆる戦争努力を弱体化させる。非友好的なロビー活動は相手国との外交努力を妨げようとするが、相手国の敵国と同盟する機会を作り出すことがある。

Foreign Investment(「Sphere of Influence」)

  • Foreign Investmentは政府や民間投資家が他国に施設を建設し、そこから利益を得られるようにするものだ。他国に建設するには特定の外交協定を結んでいるか、そうした建設を許可するPower Blocに属している必要がある。「Sphere of Influence」がなくても、従属国に対するForeign Investmentは行える。

The Great Game(「Sphere of Influence」)

アフガニスタンの小国でアフガニスタンを再統一し、the Durrani Empireを復活させるか、新たな帝国を建国するのが最優先事項だ。

  • The Great Gameは中央アジアでロシアとイギリスの間で繰り広げられた史実のグレートゲームに着目した新たなObjectiveとジャーナル記事だ。このObjectiveはロシアとイギリスのほかにペルシャなどの関係国として遊ぶことができ、選択した国家によって「勝つ」条件が変わる。この新たなObjectiveはアフガニスタンに対する覇権を回復しようとするペルシャの野心のような多くのジャーナル記事と結びついており、この地域でのAIの行動にも影響する。

Subject Interactions(「Sphere of Influence」)

  • Subject Interactionsは宗主国が従属国に対して行ったり、従属国が宗主国に対して行ったりするような、新たな外交行動のグループで、Autonomyの拡大/縮小、従属国からの支払いレベルの変更、新たな統治者の任命、市場の管理などがそうだ。Autonomyの拡大、市場の独立承認といった外交行動は「Sphere of Influence」がなくても行える。

施設の所有権の見直し(アップデート1.7)

イーストアングリアの貴族は農場で「働く」のではなく、Manor Housesで田舎の紳士淑女にふさわしいレジャーを楽しむようになった。

  • 1.7アップデートでは施設所有システムが見直され、施設の所有者はその施設で働く必要も同じステートに居住する必要もなくなった。ロンドンの資本家は世界中の施設を所有でき、施設は選択的に国有化・民営化でき、投資家に売却できるようになった。取り得る選択肢は経済システム法で制限される。また、建物はレベルごとに異なる所有者を持ち得る。

Liberty Desire(アップデート1.7)

カンボジアはLiberty Desireが比較的高いため、自治と自立を高める戦略をとっているが、完全な独立は目指していない。

  • 1.7アップデートでは従属国がLiberty Desireを持つようになり、従属国から宗主国(あるいはその逆)が取ることのできる行動が制限される。Liberty Desireは従属国と宗主国の経済力などさまざまな要素から計算され、時間経過で増減する。AIの従属国はLiberty Desireによって独立しようとしたり、より大きな自治を求めようとしたりするなど、多くの外交戦略を持つようになる。
  • 以上は「Sphere of Influence」と1.7で追加されるもののすべてではなく、企業、フレーバーイベント、史実の人物、服装の追加や、マップの変更などもある。

来週はPower Blocsについて。

次回:開発日記#109――Power Blocs

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コメント

  1. やっとゲームとして完成かな
    長いβ版だった

  2. 施設所有権の見直し、特に同ステート内に居住しなくていい点はプレイ感覚がジワッと変わりそうで楽しみ
    半年くらいはバグ出そうだけど笑

  3. ようやく海外投資が可能に……
    MODで体験済みだけど、自国市場への勧誘や保護国化する旨味が一気にあがる

  4. 確かにこれが出て基本は完成みたいなところはあるな

  5. 自律的貿易は次々回に持ち越しなんかな

  6. あぁ〜死ぬほどややこしい経済システムを学び直すのが楽しみなんじゃぁ〜

  7. 朝鮮やフィンランドが戦争しなくても独立できるようになるって事かね

    • 属国でありながら独自の市場にできるかもくらいの認識でよいかと。
      独立関連は書いてないので恐らく要戦争なのでは。

    • 現時点でも外交プレイで戦争に至らずに独立したり併合したり出来るはずだけど、難易度高すぎで戦争したほうが圧倒的に楽・成功するかどうか事前にわからない・相手や参戦国の1次要求が重すぎて引き下がれないことが多い あたりの理由で結局戦争になりがち

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