海軍戦略・戦術シミュレーションゲーム「Rule the Waves 3」を日本で、領土を拡大しない縛りを設けて遊んでいくプレイ日記第11回。今回は1904年、ロシアと戦争になるかというところから。
1904年
1月
ロシアでタカ派政権が誕生し、日露間の緊張が高まる可能性があるが、主要紙に対してなんとコメントするかというイベント。「我々は事態の推移を注視する」を選択。ロシアとの緊張度がさらに上昇します。
日露間の緊張
外交官がロシアで対日戦争の噂があると報告。
現在の日露間の緊張度は12。いつ開戦してもおかしくない値です。
1904年1月時点の日本海軍
1904年1月時点の日本海軍の状況は以下のとおり。出雲型装甲巡洋艦で第5戦隊を新設しています。
- 常備艦隊(計62隻)
- 第4戦隊(朝日型戦艦2隻)
- 第1戦隊(富士型戦艦4隻)
- 第2戦隊(磐手型装甲巡洋艦2隻(老朽艦))
- 第3戦隊(常磐型装甲巡洋艦2隻)
- 第5戦隊(出雲型装甲巡洋艦2隻)
- 第1水雷戦隊(厳島型防護巡洋艦2隻)
- 第4駆逐隊(春風型駆逐艦4隻)
- 第3駆逐隊(春風型駆逐艦4隻)
- 第2駆逐隊(春風型駆逐艦3隻)
- 第3戦隊(常磐型装甲巡洋艦2隻)
- 第3水雷戦隊(橋立型防護巡洋艦2隻)
- 第6駆逐隊(雷型駆逐艦4隻)
- 第1駆逐隊(春風型駆逐艦3隻)
- 第2戦隊(磐手型装甲巡洋艦2隻(老朽艦))
- 第2水雷戦隊(八重山型防護巡洋艦2隻)
- 第5駆逐隊(春風型駆逐艦4隻)
- 第7駆逐隊(雷型駆逐艦4隻)
- 第1戦隊(富士型戦艦4隻)
- 戦艦「扶桑」(老朽艦)
- 装甲巡洋艦「八雲」(老朽艦)
- 防護巡洋艦「畝傍」(老朽艦)
- 和泉型防護巡洋艦「浪速」(老朽艦)
- 砲艦(コルベット)「金剛」(老朽艦)
- 砲艦「比叡」(老朽艦)
- 高雄型砲艦「高雄」(老朽艦)
- 高雄型砲艦「葛城」(老朽艦)
- 宇治型護衛艦(コルベット)「宇治」
- 宇治型護衛艦「嵯峨」
- 沿岸用潜水艦8隻
- 第4戦隊(朝日型戦艦2隻)
- 建造中(計2隻・すべてイギリスで建造中)
- 香取型戦艦「香取」
- 香取型戦艦「鹿島」
富士型戦艦「富士」、八重山型防護巡洋艦「千島」など、初期艦ではない艦艇にも機関劣化による速度低下が起こり始めています。今後は艦隊の増勢だけではなく、既存艦の近代化も並行して行っていくことになりそうです。
2月
清とイタリアの間で戦争が勃発。
5インチ砲(品質0)
5インチ砲(品質0)の技術を獲得。現在の日本海軍で5インチ砲を搭載しているのは和泉型防護巡洋艦「浪速」や宇治型護衛艦など、少数に留まります。
3月
砲塔・砲座技術「空気圧式復座機」を獲得。射撃速度が少し向上します。
第二次日露戦争勃発
そして1904年3月、遂に日露が戦争状態に突入。第二次日露戦争が始まります。
サハリン港奇襲(1904年3月26日00:00)
政府から奇襲作戦の承認を得た海軍元帥会議は、第一次日露戦争の立役者である常備艦隊司令長官・神山中将に対してサハリン港に集結していたロシア艦隊の攻撃を命じます。
神山中将は先にサハリン港に潜入していた潜水艦「大潮」の情報を元に駆逐艦部隊を先行させ、26日00:00をもって戦闘開始開始を命令。
第1駆逐隊を先頭に港内に突入した駆逐艦部隊は、南側の駆逐艦を始めとして停泊中のロシア艦艇に次々と雷撃することに成功。しかし駆逐艦の損害も大きく、多数の駆逐艦を喪失します。
その後、03:00頃には第1戦隊(富士型戦艦+「扶桑」)を中心とした主力部隊がサハリン港に突入。討ち漏らしたロシア戦艦を攻撃し、戦艦2隻その他を撃沈。代わりに戦艦「扶桑」、富士型戦艦「敷島」が生き残っていたロシア駆逐艦の雷撃を受けますが、沈没はせず。
夜が明けて07:00前にはロシア型装甲巡を撃破し、めぼしい目標はすべて撃破したため撤退を開始。これで海戦は終わりました。
結果は駆逐艦9隻の喪失、戦艦「敷島」・駆逐艦6隻大破と引き換えに、戦艦3・装甲巡1・防護巡1・駆逐8・コルベット1を撃沈、戦艦1・防護巡1・駆逐5を大破させるという戦果。駆逐艦9隻の沈没はまったく小さくない損失ですが、損失に対して思ったほど戦果が奮っていません。奇襲作戦というのはこんなものでしょうか。
しかし外形的には大勝利とみなされ、威信が2上昇し、VP差も5,357と、開戦劈頭からいきなり大幅リード。
開戦(と奇襲)直後のロシア海軍の戦力配置。北東アジア海域では日本海軍は戦力的に優勢ですが、インド洋に防護巡1・駆逐5、北ヨーロッパ海域には戦艦6・装甲巡1・防護巡2・駆逐8・コルベット1の大部隊が確認されています。インド洋はともかく、北ヨーロッパ海域のロシア艦隊は日本の同盟国イギリスを警戒しているのか、それともユーラシア大陸を半周して北東アジア海域にやってくる予定なのか不明。
損傷艦の改装
サハリン港奇襲で損傷した富士型戦艦「敷島」「八島」について、修理するついでに火器管制装置を中央射撃管制に換装します。
ウラジオストク沖海戦(1904年3月29日14:00)
奇襲攻撃はターンの最初に発生するため、ターンを送ると同じ月にもう一度海戦が発生するようです。今回はウラジオストク港の沿岸襲撃作戦が発生。
今回出てきたロシア艦はパーミャチ・アゾーヴァ型装甲巡とグロズヌイ型駆逐艦1隻ずつのみでした。戦力差があるため1時間ほどで危なげなくパーミャチ・アゾーヴァ型を撃沈。グロズヌイ型はその間に離脱していきました。
今回の海戦の目標はロシア艦船2隻の撃沈でしたが、どうやらAI制御の部隊がロシア商船を撃沈してくれたようで、目標を達成して海戦終了。ロシアの装甲巡も沈められたので満足いく海戦でした。
今回の海戦で日本装甲巡は中央射撃管制(Central firing)・中央測距儀(Central rangefinder)・火器管制装置なし(Local only)の艦が揃って同じ戦隊で戦いました。砲の違いはありますが、もっとも命中率が高い(3.7%)のが中央射撃管制の「吾妻」、2番目に高い(3.41%)のが中央測距儀搭載の「春日」、火器管制装置なしの「八雲」は80発以上発射して命中弾なしとなりました。厳密に条件が揃っているわけではないので参考程度ですが、一番練度が高いのは「八雲」なので、火器管制装置は練度の高さを補って余りある効果があるということは言ってよさそうです。戦時中ではありますが、どうにか都合をつけて火器管制装置の搭載を急ぎましょう。
威信が1上昇し、VP差は1,247。
この海戦を「ウラジオストク沖海戦」と命名します。
4月
すっかり忘れていましたが、開戦したので弾種設定を確認しておきます。砲の貫通力やロシア艦の装甲など調べた結果、第一次日露戦争時の弾種設定と同じ設定で戦うことになりました。なお、現在の日本海軍には11インチ以上の砲を搭載した艦艇はないため、省略しています。
- 対戦艦
- すべての砲・距離で榴弾
- 対装甲巡洋艦
- 7-10インチ砲:近距離で徹甲弾、中距離以上で榴弾
- 4-6インチ砲:すべての距離で榴弾
- 対防護巡洋艦
- 7-10インチ砲:すべての距離で徹甲弾
- 4-6インチ砲:近距離で徹甲弾、中距離以上で榴弾
搭載比率も第一次日露戦争時と同じです。
ロシアの海戦拒否
4回あった海戦機会を、ロシアは開戦2か月目にして早くも拒否。大量のVPを獲得します。
5月
機関技術「予熱器」を獲得。機関重量が1%減少します。
ロシアによる通商破壊
北東アジア海域においてロシア防護巡「パラーダ」が通商破壊活動を実施したものの、これを護衛艦「宇治」が妨害することに成功。宇治型護衛艦設計時の狙いどおりの役割を果たしてくれています。
ロシアの増援
ロシア本国の艦隊の一部が西アフリカ・南アフリカに移動しています。これがインド洋・東南アジアを経由して北東アジア海域にやってくる予定なのかはわかりませんが、合わせて戦艦5・装甲巡1・防護巡1・駆逐5とある程度大きな戦力なので、注視しておくことにします。
ロシアの海戦拒否
今月もロシアは海戦を拒否。大量のVPを獲得します。
6月
水密区画・ダメージコントロール技術「水密区画の改善」、潜水艦技術「潜望鏡」を獲得。前者はダメージコントロールが少し向上、後者は潜水艦の信頼性が5%向上します。
ロシアの増援
やはりアフリカを回ってきているのはロシア本国からの増援のようです。現在は戦艦3・駆逐5・コルベット1がインド洋に到達。
壱岐沖海戦(1904年6月7日14:00)
今月の海戦は拒否されることなく発生。
独航中の駆逐艦「澤風」がロシア防護巡・駆逐艦に追跡されているところに遭遇。ロシア側部隊と交戦します。
戦力的にはこちらが圧倒的に優勢なので、18:30頃にはロシアのパラーダ型防護巡を撃破。オストリ型駆逐艦には逃げられました。
海戦冒頭に追撃されていた「澤風」は大破しましたが、それ以外では軽微な損害でロシア防護巡を撃沈することができました。
VP差は377。
7月
10倍近いVP差となっているためか、ロシア政府は早々に国境変更を含む講和交渉を打診してきました。首相に対しては「我々は安易に彼らを許すべきではありません。過酷な条件を要求するべきです」を選択。
まだ1回目の講和交渉のためか、交渉は決裂。
11インチ砲(品質0)
11インチ砲(品質0)の技術を獲得。
11インチや9インチのように先進的な砲もある一方で、8インチのような旧式のままの砲もあり、差の激しい開発状況となっています。
通商破壊/護衛活動
沿岸用潜水艦「親潮」がロシアのコルベット「ペテルブルク」に撃沈されたとの報告。さらに、先月の海戦で撃沈した防護巡と同型のロシア防護巡「パラーダ」により、3隻の日本商船が沈没。
防護巡については戦力的に少し余裕があるので、23ノットの高速防護巡である厳島型2隻を通商護衛に投入。21ノットの「パラーダ」撃沈を狙います。
おそらくこういうケースでも航続距離がLongだと捕捉しやすいというようなことがあるのだろうと思いますが、厳島型は通常の防護巡なので航続距離はMediumです。ゆくゆくは航続距離がLongの通商破壊/護衛用装甲巡を建造しておきたいところです。
ロシアの増援
アフリカを回ってきた増援艦隊は、第一陣が東南アジア海域に到達。東南アジア海域から南アフリカまでの3海域に合計で戦艦6・装甲巡1・防護巡3・駆逐8・仮装巡1・コルベット2が送られてきています。現在北東アジア海域にいるロシア艦隊は戦艦5・装甲巡1・防護巡1・駆逐8・コルベット1なので、増援がすべて到着するとおよそ倍になる計算です。日本は巡洋艦が多いため、戦艦の数では日本の倍近くになりますが、総合的な戦力比較としてはせいぜい互角というところでしょう。
根室沖海戦(1904年7月23日12:30)
根室沖でロシア装甲巡と海戦が発生。ロシア側は装甲巡1と駆逐艦に対して、日本側は装甲巡7と防護巡・駆逐多数という大部隊での戦闘です。
戦力差が大きいためにロシア側部隊は遭遇するとと離脱しようとしましたが、これを追撃。14:00頃にようやく追いついてロシア型装甲巡に最初に命中した砲弾がいきなり機関室を貫通したのか、この最初の一発でロシア型装甲巡は急減速し、後は囲んで砲撃を浴びせるのみとなりました。
その後、駆逐艦部隊も追撃し、4隻中3隻を撃沈。こちらの損害は軽微でした。
しかし戦場にいた(おそらくロシア側部隊の存在を通報したのであろう)潜水艦「朝潮」が沈没。沈没理由は触雷(Mined)とのこと。
VP差は797。
8月
7月の海戦で救助したロシアの捕虜の尋問内容から火器管制技術についての洞察を得ることができたとのこと。
捕虜の情報もあってか、火器管制技術「中央射撃管制」を獲得。設計時に中央射撃管制を利用できるようになります。
このほか、さらに小艦艇・雷撃戦技術「600トン級駆逐艦」、魚雷技術「ジャイロスコープの改善」を獲得。前者は600トンまでの駆逐艦を設計可能になります。後者は魚雷の射程距離と速度が向上。28ノットで1,000ヤード航走可能と、魚雷の射程がかなり長くなってきました。
ロシアの通商破壊
ロシア防護巡「フローラ」がインド洋で日本商船1隻を撃沈したとのこと。さすがにインド洋までは守れません。
イギリスの参戦
開戦から6か月目にして、ようやくイギリスが参戦。ヨーロッパに残ったロシアの本国艦隊はこれでなんとかできそうですが、できれば北東アジア海域に増援を送り出される前に参戦してもらいたかったですね……。
ロシア本国からの増援第一陣は今月北東アジア海域に到着。現在の北東アジア海域におけるロシア艦隊は戦艦8・防護巡1・駆逐6・コルベット1。来月到着するであろう東南アジア海域にいるロシア艦隊は戦艦2・装甲巡2・防護巡1・仮装巡1・駆逐3、インド洋に残っているのは戦艦1・防護巡2・駆逐4・コルベット1。増援がすべて到着する前に戦艦同士の艦隊決戦でロシアの戦艦を減らしておきたいところです。
ここまでは相手を凌駕する数を揃えて戦うという王道的な戦いができていましたが、今後は劣勢の、あるいは拮抗する戦力でうまく戦って価値をもぎ取るような戦いになっていきそうです。
ロシアの海戦拒否
8月の海戦をロシアは2回拒否。海戦拒否によるVPは、バージョン1.00.37で本国から遠い海域では少なくなるように変更されているため、これまでのおよそ半分程度となっています。
第二次日本海海戦(第二次鬱陵島沖海戦)(1904年8月18日07:00)
バージョン1.00.37へのアップデートでマップの配色などの設定がおかしくなっているようです。
1904年8月17日、ウラジオストク港からロシア艦隊の大多数が出撃したことを察知したことで、海軍元帥会議は常備艦隊司令長官・神山中将に出動を下令。神山中将は最新鋭の戦艦「朝日」を旗艦として、戦艦6・装甲巡6を中心とした部隊を出撃させます。
07:00、鬱陵島西部沖で南から出現したロシア艦隊と遭遇。ロシア側の陣容は戦艦5・装甲巡1が中心で、防護巡・駆逐を従えているようです。意外なタイミングでの接敵で日本側部隊は戦列を形成できておらず、一旦東に退避して改めて戦列を形成、08:00すぎに交戦を開始します。風は南南西のため、なるべく南側に位置するように機動していきます。
反航戦から始まりましたが、最初の一航過でロシアのガングート型戦艦がいきなり舵故障で落伍したため、08:30頃からこれに集中砲火を浴びせます。ガングート型もすぐに舵を修理して戦列に戻ろうとしますが、火器管制装置を搭載して命中率の上がった日本戦艦戦列からの砲撃を多数浴びて火災が発生し、30分程度で速度が低下し始めます。
09:30すぎにはガングート型戦艦を撃破。北東に移動していたロシア艦隊本隊を追撃します。どうやら最初に見かけたロシア艦隊とは別に、北方にロシアの戦艦戦隊がいたようで、ガングート型戦艦を叩いている間に合流されてしまっています。戦艦8・装甲巡1が中核。
ロシア側の司令官は戦力的不利を見て怖気づいたのか、10:00頃にはウラジオストクに向けて撤退を開始。日本艦隊はこれに追いすがり、ロシア艦列最後尾のロシア型装甲巡とペルヴェネツ型戦艦に砲撃を浴びせ続けます。
後続の戦艦がついてこれず効果的な追撃ができないために、途中で装甲巡を旗艦戦隊の直後に続かせるよう再編成して時間がかかりましたが、13:00すぎにはペルヴェネツ型戦艦を撃破。これで撃破した戦艦は2隻目です。
さらに追撃を続け、16:30頃にはインペラトリーツァ・エリザヴェータ・ペトロヴナ型戦艦がロシア艦隊から落伍し、これに砲撃を集中。
しかし17:30頃には旗艦「朝日」が損傷で速度低下を起こしたため、「朝日」を離脱させて「三笠」を旗艦として追撃を続行します。ここで午前中に集中砲火を浴びせたロシア型装甲巡が機関停止を起こしていました。
この後、19:30頃には追撃していたインペラトリーツァ・エリザヴェータ・ペトロヴナ型を撃破。これで3隻目です。
夜間になってもさらにロシア艦隊を追撃し、インペラトリーツァ・エリザヴェータ・ペトロヴナ型2隻の戦隊と遭遇。翌19日01:00頃には1隻を撃破することに成功します。これで4隻目ですが、ここで時間切れとなりました。
ロシア側はやはり戦艦9隻が参加していたようですが、そのうち4隻を撃沈。そのほか、装甲巡1・駆逐3も撃沈できています。こちらの損害は駆逐艦2隻のみ。完全勝利と言うには敵戦艦の半数を取り逃がしていますが、大勝利とは言ってもいいはずです。
威信2を獲得してVP差は5,506。
海軍の正式な海戦名は近隣の地理からとった「第二次鬱陵島沖海戦」ですが、第一次日露戦争時のように、一般には「第二次日本海海戦」という名称が広まることでしょう。
しかし、正直に言えばあまり勝った気がしません。今回の海戦で撃沈した戦艦4隻はいずれも19世紀建造の旧式戦艦ですし、この後やってくるロシア本国からの増援で埋め合わされてしまいます。正念場は来月以降の艦隊決戦ということになりそうです。
9月
イギリスが潜水艦技術「潜舵」を売ってくれるとのこと。当然買います。
潜水艦の信頼性が5%向上します。
英露の海戦
英露の艦隊が西アフリカ・インド洋で交戦し、ロシアは装甲巡「ボガティーリ」、イギリスは駆逐艦3隻・コルベット1隻を喪失。
ロシアの通商破壊
ロシア防護巡「パラーダ」「ディアナ」による通商破壊を「厳島」「松島」「高雄」「葛城」が妨害することに成功。こうした通商護衛の艦はすべて航続距離がMediumですが、問題なく通商破壊の妨害を行えるようです。とすると、少し前の「宇治」による通商破壊の妨害も、特に航続距離の長さが奏功したものではなかったのかもしれません。
常備艦隊司令長官の交代
実戦部隊のトップである常備艦隊司令長官に第一次日露戦争から在任し続けた神山中将が、今月遂に予備役編入。戦争の英雄なので、予備役となる前に大将に進級していたことでしょう。まだ戦時中にもかかわらず(そして大勝利を収めた直後にもかかわらず)常備艦隊司令長官交代ということは、健康問題での辞任ということなのでしょうね。もしかすると先月の海戦で負傷したのかもしれません(……という脳内設定)。
後任は神山前司令長官より1年先任の河野中将(Average)。現在の日本海軍実戦部隊には4人しか中将がおらず、うち2人はBelow average、一人は能力不明で、もっとも安心できる人選が河野中将でした。
海戦
今月は海戦こそ発生したものの、接敵できずに終了。
10月
通商破壊を行っていたロシア防護巡「ディアナ」が機関の問題で中立港に抑留。
「ディアナ」は今月4隻もの日本商船を撃沈していますが、これで少しは被害が減るでしょう。
イギリスの活動
イギリス海軍の作戦により110VPを獲得。
既に10倍以上のVP差がついており、あとはもう講和交渉妥結まで失敗せずに過ごせばよいという状況です。
オホーツク海海戦(1904年10月24日11:30)
通商護衛任務にあたっていた砲艦(コルベット)「葛城」がロシアの通商破壊艦を捕捉。
相手はフローラ型防護巡。フローラ型は速力20ノットの防護巡で、機関が老朽化して14ノットしか出ない「葛城」はなぶり殺しかもしれないと思いましたが……。
戦ってみると「葛城」の6インチ砲が数発命中し、その当たりどころが悪かったのか、フローラ型はすぐに退却を開始。戦闘が終わってみればフローラ型は大破判定となっていました。
VP差は88。
11月
ロシアから第三国を介して、国境変更や賠償金なしの講和交渉を行いたいとの打診。戦争では大負けしているのにずいぶんな強気です。首相には「ロシアを簡単に許すべきではありません。作戦を継続すれば我が国の完全勝利は確実です」を選択。よほどのことがない限り負ける気はしないので、ここは超強気で押してもらいます。
海軍の強い態度を見て外務大臣や全権代表も自信を持ってくれたのか、打診内容に反して講和条約では大幅な領土割譲と多額の賠償金を獲得することに成功します。
日本政府は第一次日露戦争時に取り損ねた領土を再び獲得できる機会をつかんだが、今度は官界から領土拡大に対する異議が出た。「太陽の沈まぬ国」であるイギリスは確かに世界一の大国だが、植民地維持のために膨大な富を海軍に投じており、経済面ではアメリカに追い上げられつつある。あと20年もすればアメリカが国力でイギリスを凌駕するであろう。日本が目指すべきは広大な領土を巨大な海軍で守るイギリスではなく、まとまった領土をそれなりの規模の海軍で守るアメリカである、というのである。(……という脳内設定)
第一次日露戦争時と同じく、領土交渉では8点分の領土(つまりロシアから獲得できる領土すべて)を獲得できることになりましたが、このプレイ日記は領土拡張を行わない縛りプレイなので、すべて少額の賠償金として獲得します。
第一次日露戦争時とは異なり、第二次日露戦争は相当な余裕を持った状態での危なげない勝利でした。今後も戦争をやらなければならないなら、このような楽な戦いができるようにしたいものです。
戦争が終わったため、全艦艇を予備艦とし、特別訓練も終了させます。
戦没艦
日本の戦没艦は駆逐艦11隻、潜水艦2隻、計13隻。最初のサハリン港奇襲で9隻の駆逐艦を失ったのが最大の損害でした。中佐以上の士官の戦死者はなし。
一方、ロシアの損失は、これまでの戦没艦から第一次日露戦争時の戦没艦を差し引く形で集計した結果、戦艦6・装甲巡4・防護巡2・駆逐13、計25隻でした。総トン数の推移を見てみると、おおよそ10万トンほどの海軍艦艇を撃沈したようです。
終戦直後の海軍比較
ロシア海軍は総トン数21万トンと、日本とほぼ変わらない規模にまで落ち込んでいます。日本海軍は戦前には26隻いた駆逐艦が2/3ほどにまで減少。余裕ができ次第、早めに追加建造しておきましょう。
砲艦「金剛」の解体
設計速度から2ノット低下したため、砲艦(コルベット)「金剛」を解体処分します。「金剛」のような初期艦はもうまもなく解体ラッシュに入る予定。
新型駆逐艦の設計
第二次日露戦争で喪失した駆逐艦を埋め合わせるため、600トン級の「睦月」型駆逐艦を設計。これまでの艦艇とは異なり、機関が三段膨張機関(VTE)から蒸気タービンに変更されています。イギリスは既に蒸気タービンの時代に入ったようです。兵装は4インチ砲1門のほか、魚雷発射管を艦上に2本搭載して雷撃能力を強化しています。
設計完了は来月で、8隻発注予定。
12月
設計速度から2ノット低下したため、防護巡洋艦「畝傍」を解体処分。12回もの海戦に参加した武勲艦でした。
今回は1904年、清ではなくロシアと開戦し、半年ほどで大勝利のうちに終戦という忙しい1年になりました。次回は1905年、第二次日露戦争後の世界から。
コメント
お疲れ様です。奇襲攻撃で一気に駆逐艦9隻沈んだのはびっくりしましたが、勝利出来ておめでとうございます。
未プレイなので分からないですが、まだ時代的に駆逐艦の先制奇襲は荷が重かったんですかね…?
あ、あと(……という脳内設定)っていうのがとても好きです
ありがとうございます。駆逐艦はこの時代だと1発もらうだけで沈んでしまうので、奇襲攻撃でも損害を覚悟でやるしかないということなのかもしれません。
あと、脳内設定を気に入っていただけてうれしいです。個人的には脳内設定を考えるのが楽しくてゲームをやっているようなところがあります。